魚住 陽向

野良な小説家・文筆家。●「それ町」の石黒正数先生の表紙イラストが目印!長編小説『天… もっとみる

魚住 陽向

野良な小説家・文筆家。●「それ町」の石黒正数先生の表紙イラストが目印!長編小説『天然オヤジ記念物 江戸前不始末』→ http://amzn.to/12wb0G2 ●BOOTHショップ「昭和な魚住ひなた堂」→https://uozumihinata.booth.pm/

マガジン

  • ボクっ娘のなれの果て、還暦を迎える。[エッセイ]

    還暦を迎える2021年の誕生日に向けてカウントダウンを発動。過去を振り返り、どーでもいい事やら昭和な思い出、関わってきた出版業界の片隅の出来事、独身・一人暮らし・老後の話まで個人情報炸裂なエッセイ連載である。

  • 母が認知症になりました。

    母が認知症になりました。離れて暮らしているので、介護を任せている後ろめたさが常にあります。心配、驚き、寂しさ、悲しさ、後悔、後ろめたさ。決断と感謝と孤独。一人暮らし還暦クリエイターによる脱力記録です。不定期で綴っていきます。

  • 魚住おすすめ堂♪ 帖民店

    魚住オススメの「本」「食」「音楽」などのセレクトショップみたいなマガジン。楽しそう、美味しそう、面白そうを共有したいな♪

  • ぱしゃりマガジン

    俳句以外のイメージノートをまとめています。料理レシピや大喜利も入っていますのよ♪おほほほほほ♡

  • 聴こえる。

最近の記事

⑯さわやか高校球児・青春くん[連載/ボクっ娘のなれの果て、還暦を迎える。]

前の「還暦」投稿からすでに2年が経っており、父の死→コロナ禍→母の認知症→不景気・仕事激減で経済的ピンチと怒濤のように月日が流れているワケです。 しかし、全体的に見れば何一つ変わっておらず、毎日平凡に一人自由気まま状態。ありがたい。 そんな日々のなか、62歳にして、またまた新しいことを始めたのです。 フリーランス(自営業者)として長年働いてきて、ここに来ての超不景気。いや、もう10年ほど前から収入が低くて、貯金が少しずつ目減りしていた。そして、ついに貯金の底が見えてきた

    • おもいでぽろぽろ⑧夜汽車と別マとビートルズ[母が認知症になりました。]

      「母は強し」という言葉があるが、「うちの母も強かったなぁ〜」と思い出す出来事がある。 普段は、天然だったり、ぶりっ子っぽいところがあって可愛いのだが、自分のことよりも子どものことになると急に強くなることがあった。 それは昭和46年(1971年)の夏のこと。 私は小学校4年生、10歳になろうとしている夏休み。 母は富山県に嫁に来て、2回目ぐらいの里帰りをしようとしていた。里帰りといっても母の実家(貧乏牧場)はもうない。9人の兄と姉たちが住まう北海道の釧路・根室・中標津に

      • おもいでぽろぽろ⑦YouTubeと童謡[母が認知症になりました。]

        (この写真はあの有名な「ハナミズキ」) 「弟一家が温泉旅行に言っている間、母さんと二人っきりで過ごしてほしい」 これが弟からの依頼だった。非常に珍しいことだ。 普段は東京で一人暮らしをしていて「あまり帰省したがらない姉」(=私)も、滅多にないお役に立てる(かもしれない)案件にのってみたワケだ。 父の葬儀が2020年1月。 父の三回忌が2022年1月。 そして今回(2022年12月31日の大晦日)。 前回帰省して以来だから約一年ぶりか。そんなに経ってないや。 逆に言う

        • おもいでぽろぽろ⑥どん兵衛2つ[母が認知症になりました。]

          母は天然ボケだ。 その日の気分によって態度が激変することもあるので油断は禁物だが、基本的に可愛いひとなのである。BGMにウルフルズの「かわいいひと」が聞こえてきそうだ。 私が高校生の頃のお話。 「カップヌードル」が発売された1970年代。「どん兵衛」も、俳優の山城新伍と川谷拓三のコンビによるおもしろいCMがガンガン流れていた。 多分、母はテレビCMを観て、「一度食べてみたい」と思っていたようだ。 「食べればいいじゃん」と簡単に思う人は多いだろう。 しかし、あの時代、世

        ⑯さわやか高校球児・青春くん[連載/ボクっ娘のなれの果て、還暦を迎える。]

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          おもいでぽろぽろ⑤1年の端っこに[母が認知症になりました。]

          現段階ではまだ母に忘れられていなかった弟と私。 でも、時間の問題のような気がする。 母は紙おむつはしているがしょっちゅうトイレに向かう。 自分でトイレに行ける・トイレができるのはいいことだが、こぼしてしまうので部屋中に新聞紙が敷かれている。 ちなみに家でこのトイレを使うのは、母と私だけだ。弟一家のトイレは別にある。 トイレに入ったらトイレットペーパーがあとわずかになっていた。 これはいかんと、弟にLINEで「トイレットペーパーってどこ?」と聞く。 するとストロークが長い

          おもいでぽろぽろ⑤1年の端っこに[母が認知症になりました。]

          おもいでぽろぽろ④母との再会[母が認知症になりました。]

          そもそも認知症とは何か、聞いたことはあっても詳細は知っていたのか。 答えは否。母が認知症になる前から『マンガでわかる!認知症の人が見ている世界』(文響社)という本を買って読んでいたのに、中途半端な知識しかない。やはり他人事だったということか。猛省だ。 「政府広報オンライン」で「知っておきたい認知症の基本」を見てみた。 認知症には種類があるようだが、どうやら母は「アルツハイマー型認知症」だ。 弟が「認知症だ」と認識した時点(2022年12月)での症状は、 ・弟のことは憶えて

          おもいでぽろぽろ④母との再会[母が認知症になりました。]

          おもひでぽろぽろ③どこでもチーズケーキ[母が認知症になりました。]

          前回お伝えしていた帰省準備の大きなテーマは4つ。 その1:Wi-Fiを何とかしよう! その2:新幹線(往復)の予約 その3:バスク風チーズケーキを用意せよ! その4:作ったミートローフを食べさせたい! その1はなんとか解決したので、次は新幹線の予約。指定席は取れなかったが、北陸は近い。1980年頃は自由席もいっぱいで、片道8時間ほどずっと立っていたが、若かったせいでそんなに遠くには感じなかった。3時間ぐらい何とかなるだろう。 その3の「バスク風チーズケーキを用意せよ!」だ

          おもひでぽろぽろ③どこでもチーズケーキ[母が認知症になりました。]

          おもひでぽろぽろ②つながる準備[母が認知症になりました。]

          普段、年末年始はほとんど帰省しない。 ①「寒いのが嫌」②「列車が混んでいるのが嫌」③「お金がかかる」④「父は私を見ると理由もなく怒鳴る(成人してからは殴られなくなったが)」⑤「自分の友達がまったくいない」⑥「実家はすでに快適に宿泊できる環境ではない」⑦「Wi-Fiがつながらない」など。 以上が「帰省をしない理由」だ。④は父が亡くなったので問題なしになったが、あとの6つの理由が重なると結構しんどい。 ところが、だ! 2022年の大晦日に帰省することになった。 弟からの依頼だ

          おもひでぽろぽろ②つながる準備[母が認知症になりました。]

          おもひでぽろぽろ①電話[母が認知症になりました。]

          2022年12月8日 弟からLINEメッセージが入る。 普段からこの二人姉弟はそんなに仲良しではない。頻繁に電話したりLINEしたりも全くない。4歳差というのは意外に大きく、子どもの頃にもじっくり会話したことはない。 実家は代々続く漁師の網元で、弟が継いでいる。弟といっても56歳なので「おっさん」である。ほとんどの人は兄に見えると言う。元ヤンではないがぶっきらぼうな物言いと体格から怖さを感じる。にらみをきかせたら半端なチンピラは逃げ出しそうな感じがする。優しいところもある

          おもひでぽろぽろ①電話[母が認知症になりました。]

          大泉学園のBARレモン・ハートは現在、古谷三敏先生のお孫さんの古谷陸さん(元ゴールデンボンバー)が店主兼バーテンダーをつとめています。 『マンガ家・きたがわ翔先生と訪ねる大泉学園の聖地「BARレモン・ハート」』 ココ☞ https://www.ark-gr.co.jp/blog/bar-lemon-heart/

          大泉学園のBARレモン・ハートは現在、古谷三敏先生のお孫さんの古谷陸さん(元ゴールデンボンバー)が店主兼バーテンダーをつとめています。 『マンガ家・きたがわ翔先生と訪ねる大泉学園の聖地「BARレモン・ハート」』 ココ☞ https://www.ark-gr.co.jp/blog/bar-lemon-heart/

          「バンドデシネ」は日本のマンガと密接な関係のあるフランスの芸術。 東京・北区にあるバンドデシネ専門書店に行ってきた記事を見てね。 『東京・北区にあるバンド・デシネ専門書店はフランスと日本のマンガ文化交流の場なのです!』 ココから☞ https://www.ark-gr.co.jp/blog/bd-bookstore-2022/

          「バンドデシネ」は日本のマンガと密接な関係のあるフランスの芸術。 東京・北区にあるバンドデシネ専門書店に行ってきた記事を見てね。 『東京・北区にあるバンド・デシネ専門書店はフランスと日本のマンガ文化交流の場なのです!』 ココから☞ https://www.ark-gr.co.jp/blog/bd-bookstore-2022/

          「下北沢カレーフェスティバル2022」の季節がやってきました! 9月30日(金)〜10月31日(月)までです。みんな来てね! 『下北沢カレー王オススメ店【下北沢カレーフェスティバル2022】へ行こう!』 事前取材したのでココ見てね☞ https://www.ark-gr.co.jp/blog/simokitazawa-curry-fes_2022/

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          キャッホ〜♡足立区生物園

          キャッホ〜♡足立区生物園

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          チーズ好きはぜひ見てね! 日本の農業・畜産を支える北海道ナチュラルチーズ専門店のお話です。 『東京にある「北海道ナチュラルチーズ・コンシェルジュ チーズのこえ」に行ってきました!』 https://www.ark-gr.co.jp/blog/cheese-no-koe_kiyosumishirakawa/

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