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何かに挑戦する為のスキルを会得するのは、時間の無駄かもしれないという話

こんにちは!!先月、長め(2週間くらい)の関西出張で大阪に滞在しました。こんなに長いことホテルにいることは初めてでしたが、最終的には家みたいにホテルの部屋を模様替えしたりして寛いでました(ちゃんと戻しました)

ウォールアート ×2の施工を無事に完工させることが主目的、同時に関西のデザイナーさんとかアーティストさんとのコネクションを作ることも目的の一つ。

出張は昼間、美味しいランチを探しにウロウロしたりするのも楽しいよね。ある朝、ホテルの近くでおしゃれに朝ごはんを食べながら仕事でもしようとカフェを探してたら、何を間違えたか立ち食いうどん屋さんに入ってしまいました。

ここが本当に美味しくて、滞在中4回くらいは行った。

↓朝からカレーうどんを食べれるよ。洒落た内装でした。

この日訪問したのは、とあるデザイン会社。と言っても、関テレのロゴマークなどを作ったスペシャルなデザイン会社。内装からグラフィックまでなんでもやっていて、オフィスはこだわりが随所に溢れてて笑えるくらいおしゃれだし、横にはギャラリーが併設られている。それもよくあるホワイトキューブのギャラリーではなくて、Mr.Xというおじさんの部屋であり、そのおじさんがいろいろなアートを収集しているという設定だそうです。それを聞くだけで、ストーリーの幅がどんどん増していくから不思議です。

そこの社長さんがすごく穏やかなテンポで、ポートフォリオを丁寧に説明してくれた。どれもすごい。語彙力が低くて申し訳ないんだけれど、この人はきっと、普通の人が「やったほうがいいんだろうけど、まあやらなくていいか」と素通りするところを「徹底的にやろう!!」と丁寧になぞってきた人なんだろうな、というのがわかるマニアックな完成度。

そして驚いたことに有名なショップやホテルの空間デザインをしているのに、設計デザイン出身ではないらしい。

「作りたいモノ作っていたらこうなりました」

そんな感じを受けたのです。

一方「空間デザインするなら建築士の資格取らないと」「インテリアデザイナーの資格も取らないと」とか考えてた私は、こういう人には本当に敵わないと痛感しました。

どの分野であっても現場に勝る経験は絶対ないのに、ついつい挑戦する前に「資格を取ろう」「スキルをつけよう」って考えてしまう真面目(?)な考え。だけど、スキルをつけてからトライするんじゃなくて、トライすることでスキルを身につける方がよっぽど経験値になるはずなんです。

やりたいことがあって、やってみる道も選択できるなら、飛び込んでみた方がいい。資格をとるための勉強する時間は無駄とは言わないけど、遠回りになってしまうことも少なからずあるはずです。実地体験を積んでからなら「そろそろ資格もとっとくか〜ヒョイっ」てな具合に軽くこなせるはず。

初心者なのにいきなりやるなんて・・・と批判する人はいるかもしれませんが、やりぬけば大丈夫。エレノア・ルーズベルトも「あなたの心が正しいと思うことをしなさい。どっちにしたって批判されるのだから」とゆうてます。

だから、私も空間をデザインしてみたいな。まずは今は空き家になってしまった、高円寺のおばあちゃんの家で何かストーリーを作り出してみたいと思った水曜の朝です。

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