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アートの購入のススメ。30代女性(私)の部屋にはこんなアートがあります。

おはようございます!!1ヶ月に1回はnoteを書こうと思っていて・・・今はもう5月ですか(白目)

久しぶりになってしまいましたが、今日はどうしても書きたかったテーマ。タイトルの通り、私の部屋にどんなアートがあるのか、一挙公開いたします!!

その前に、よくアートの仕事をしていると言うと「どうやって選ぶの?」「値上がりする作品ってなに?」「そもそもアートて何?」と聞かれることが非常に多い。

それに対しての私なりの考えも書いていきたいと思います。


アートには機能的価値がないという前提で、好き嫌いで買おう


まずアートとは何か。

色々な定義がありますが、私にとってはアートは「視点の可視化」です。そのアーティスト固有の視点が可視化されているものがアート。

だからこそマルセルデュシャンが便器にサインをしただけの物体も、現代アートとしてカテゴリーに食い込んでくるのです。その視点が「面白いな」「新しいな」「心に刺さるな」と思ってアートの購入ができれば、それは最高の購入体験。

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とはいえ、アートの選び方、難しいですよね・・・。

今のインテリアとあうのかどうか、大きさは適切かどうか、安い買い物じゃないからこそ値段に見合った価値を求めてしまうと思います。

アート事業の代表を5年間していて思うことは、「アートには機能的な価値を求めない方が楽しい」ということです。

リラックスするため、気分を上げるために、アートを購入しよう!!と思うと、アートに対して「リラックス」「気分を上げる」という機能的な価値を求めてしまうことになります。

アートを購入する動機としては純然たる「好き」があるだけで、という状態が理想。それを飾った結果「リラックスするなあ」「気分が上がるなあ」とと思うことはあるはずですが、効果が先に立つわけではありません。

少なくとも私にとってのアートはそうで、機能的価値で選ばないからこそ、アート選びは個人の「好き」「嫌い」に依ったものになり、その購入体験がすごく面白いのです。

なので選び方のおすすめは、値上がりするかどうかなんて機能的価値を求めずに、「好きなアートを買ってください」。好きなアートがわからなければ、是非数を見て、アーティストのことを知ってください。インテリアと合わせなきゃ!!とか、一旦考えないで全然大丈夫です。

ということで・・・ここではそんな私の部屋には具体的にどんなアートがあるのか、何故それを購入したのかを列記してみます。

初めに断っておきますが、そんなに高いアートはありません!!笑

自分の家のサイズに合うべく、小さいアートをちまちまと。では行きましょう。

(1)グリーンの上にある岩切章悟さんのアート

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うちの部屋で一番大きなアート。アーティストの岩切さんの作品・・・というか、一緒にウォールアートの仕事をしたときのラフ案なのです・・・!

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この時は確か2017年の年末で、ウォールアートの提案をしていた時でした。私の誕生日が2月だったんですが、ウォールアートが無事に終了したタイミングで、ラフを額装して贈ってくれたのです涙

部屋に森があるみたいなので、デスクからもすぐに目に入る場所に飾っています。目をやるだけで鳥のさえずりが聞こえるようで、清々しい気分になれます。

ちなみに無事完成したウォールアートがこちら!!大晦日まで一緒に作業してたことを懐かしく思い出します。

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(2)アートフェア東京で購入した中島麦さんのアート

私の家で一番新しいアートがこちら。鮮やかな色合いが気持ち良い中島麦さんのアートです。こちらは部屋のコーナー、間接照明の上に飾っています。

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2021年の東京アートフェアはかなり盛り上がっていたように思います。「なんか買おう!!(でも予算は5万)」と思いながらウロウロし続けること2時間。

たまたま知り合いのインテリアコーディネーターさんが購入していた中島さんの作品を発見し、色や大きさでいろいろ悩んだ挙句購入しました。

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このこっくりした飴っぽいテクスチャーと、色の重なりが美しく・・・あとどうも私は黄色が好きみたいで、黄色の面積が多いものを選びました。

中島さんのインタビューを読むと、角度をつけて絵の具を自然に流した時に生まれる、偶発的な色の重なりのようです。

アートフェア東京など、アートフェアは新進気鋭の作家の作品を一挙に見れるとても良い機会!!「必ずひとつ買おう」と決めていくと、ゲーム感覚でみれてとても楽しいです。

ちなみにその左に飾っているのは、私が2年前に描いた山の絵。かなり素人くさい作品ですが、なんだか気に入ってこちらもコーナーに飾ってます。

(3)グループ展で購入したmimiさんのアート

続いて、中島さんと逆のコーナーに飾っているのがこちら。

WASABIのアーティストさんが出展されていたグループ展に遊びに行った時に一目惚れしたアートです。mimiさんの作品です。

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「秋をまっている」というタイトルで、このノスタルジックな雰囲気と色合い、遠くまで景色が続いていく世界観ある感じがすごく好みでした。山とか畑とか木とかそういう自然のモチーフが好きみたいです。

ちなみに先程の中島さんの作品もなんですけど、壁にプッシュピンを2箇所挿してその上からアートを被せて飾るだけなので、とても簡単。賃貸ではアートは飾れない、と思っている人が多いですが、そんなことないですよ!!声を大にして言いたい!!!画鋲程度なら問題なし!!!

額に入ってなければ軽くてカジュアルに飾れますので、それもまたよし。

(4)お気に入り雑貨コーナーにマエダトシユキさんのアート

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はい、こちらは本棚の下にあるお気に入り寄せ集めコーナー。八ヶ岳で購入した木工品やら、親友からもらった伊勢神宮の海老やら、ドイツ製のペーパーウェイトやらがある中で、後ろに飾っているのはマエダトシユキさんの作品。左のくまの作品です。

マエダさんはシニカルさとPOPさ、キュートの奥に潜む刃物のような本質が本当に魅力のアーティスト。「届く」というタイトルのアート作品の試作版で「吉報か悲報か。想いが届く。」という言葉が添えられてます。痺れる。

右にあるポストカードは新木友行さんの作品で、アートフェア東京でいただいたもの。無骨な線と、斬新な配色、体の動き。おしゃれすぎませんか????すごいわ。どうしたらこんな絵描けるんだろう。

(5)デザインフェスタでゲットした山田サトシさんのアート

TVボードの上にポトスと九谷焼のスプレーボトルと一緒に飾っているのは山田サトシさんのミニアート。

リキッドアートと言われる手法で、樹脂とアクリルの配合を調節しながら作られているので、表面がツヤツヤと美しいです。デザインフェスタでご本人から購入しました。美しい宝石の断面のようで、色合いもすごく好きです。

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こちらもお気に入りコーナー✨

アートは好きだから買う、が最大の動機!

いかがでしたか?

うちのリビングは9畳くらいなのですが、上の作品全部を飾ってもまだまだ飾りたいな〜とうずうずしてしまいます。

アートを購入するときに「インテリアと合わせよう!」という意識は皆無で、そのアートが好きか、好きじゃないかで購入しています。

なので持って帰ってから「さてどこに飾ろう?」となるんですが、その行き当たりばったりな感じも、帰ってアートを色々な場所に飾って試してみる感じも、実は結構好きです。面白いことに、必ずしっくりくる場所が現れるんですよね。

どんどん部屋が自分の審美眼を反映した空間になっていくのも面白い。おうち時間が長いからこそ、アートをたくさんみて、ぜひ購入にトライして欲しい。

一つ買ったら絶対もう一つ欲しくなるんです。それもアートの魔力。

この記事で「この人楽しそうだな〜」と思ってもらったら最高!

そう、アートは楽しんです。


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