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夏草のひとりごと #11 アカカンガルーのメリハリを見習え


表題の動物に初めて出会ったのは17歳の頃。
大学入学時、動物関係の部活に入った僕は活動の一環で多摩動物公園へ。そこで衝撃的な出会いを果たした。

日曜日、本当に何もしたくないどこかの家庭のお父さんの如き格好でそいつはいた。アカカンガルーだ。

寝ているアカカンガルーの全景

オーストラリア出身であり、暑い日は体力の消耗を防ぐために寝転んでいるらしい(動物園の説明に書いてあったと思う)。

面白過ぎて長いこと見ていたが、微動だにしない。
それでまた笑ってしまった。

しかし、時は急に来た。一匹、お腹が空いたのか立ち上がったのだ。

おもむろに立ち上がり足を舐める様子(with それを寝ながら見てる仲間)


……この後彼はエサを求めて走り、食べて、また寝た。

さて、この夏草のひとりごとシリーズは元を正すと日頃「そうなのかなあ」と思ったこと書く記事だ(最近好きかって書いてないか?)
まあ、ひとりごとだし……エッセイだし……。

ともかく、アカカンガルーを見て伝えたいこと・考えたことはある。

彼らは別に好き好んで寝転んでる訳じゃない。あくまでも暑さを凌ぐための戦略的生態をとっているだけなのだ。

人間も一見ダラダラしているように見えてしっかり意図があって休んでいる奴がいる。メリハリが大事。
エサを取るとき、しっかり動いているからね。

そしてまた必要な時に動き出す……。

生き方の基本中の基本が彼らには詰まっていると思う。
ここ最近無駄な動きが多いんじゃないかと思い悩んだときは僕はわざわざこいつを見に行っている。

皆さん必要以上に動き回っていませんか?
本当にあれやこれや詰め込んで動くことが正解ですか?
疲れただけでその行動にリターンはありましたか?

ずっと寝ていることを僕は笑ってしまったけれど、大事なことだ。

残念ながら僕は人間なので現状ある程度は社会に合わせて動かなきゃいけないときもある。

しかし眠れるときはしっかり寝るのだ。

3、2、1……グゥ……

(多摩動物公園行ってみてください。広くて色々見れます)
多摩動物公園公式サイト - 東京ズーネット (tokyo-zoo.net)

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