Hiroshi Uotani

「食」を生業としています。食べることはもちろん、調理、提供、出店、配信などプロデュース…

Hiroshi Uotani

「食」を生業としています。食べることはもちろん、調理、提供、出店、配信などプロデュースすることもあればアドバイスすることもあり「食」大切さや希望をみんなで共有するために事業を立ち上げました。素敵な人、美味しい物、魅力ある地域、綺麗な金の循環がモチベションです。

最近の記事

サカナノミライの拘りたいところ:その1

 三年続いたコロナの緊迫ムードも今年に入り少しずつ緩和され、気候的にも過ごしやすい陽気になってきた頃ですね。子供たちは遊びほうけ、大人は会話に花を咲かせワイワイしながら魚料理をつまみに酒を酌み交わす、なんて集まりがあれば最高ですね。前回の投稿に続き今回も、サカナノミライのお話をつらつらと綴らせていただきます。 三月でオープンして一周年を迎え、サカナノミライの利用方法も浸透してきたのか、最近ではタッパーを持参してお惣菜をお買い求めいただくことが多くなってきました。当店では持ち

    • サカナノミライ きかけは・・・

       *初投稿でもお伝えした通り、サカナノミライは魚介のお惣菜をテイクアウト販売したり店内やテラス席を使って日中はランチ利用、夜は一組限定のレストランとして多様な顔を持つ飲食店です。 近年、世界中の海で様々な課題を抱えています。特に島国である日本においては水産業の衰退が著しく、美味しいお魚を食べ続けることも困難になっています。 日本が抱える海の課題として考えられることは『地球温暖化による海面温度の上昇』『プラスチックゴミによる海洋汚染』『水産資源の枯渇』など細かく分ければキリ

      • 新材だけで作るのではなく古材を使ったお店づくりのこだわり

         *サカナノミライを作る時に意識したのは食の生業を多角化すること。その上で効率よく、清潔に働く場所を作りたいと考えていた。また、立地条件として駅近物件ではなく、大きな公園の付近であることを優先した。  私の住まいは三鷹市の外れに位置しており、調布市と府中市の境目が程近い三鷹市。生活環境は都内と思えないほど自然と向かい合える地域で、春には野草や木の実狩りができ、初夏には蛍がとんで、秋になると刈り上げた田んぼにイナゴが飛び交い、ピクニックをしたり子供たちが思いっきり羽を伸ばして

        • サカナノミライを通じて、飲食業にできる可能性を広げている。

          グランドオープンを迎えた3月26日から怒涛の1週間が過ぎ、新しさでギラギラしていた厨房什器も少し落ち着き小慣れてきた。魚(水産資源)のお惣菜の持ち帰り販売を軸に店内飲食スペースを利用し飲食することも可能な*サカナノミライが描くミライは可能性に溢れていると、オーナーである私魚谷自身が自負している。 そもそもサカナノミライをなぜ作ったのか? 世界的脅威COVID-19が蔓延しなければサカナノミライは存在していない。 2021年3月、それまで運営してきた宮城漁師酒場魚谷屋の閉店。

        サカナノミライの拘りたいところ:その1