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サカナノミライの拘りたいところ:その1

 三年続いたコロナの緊迫ムードも今年に入り少しずつ緩和され、気候的にも過ごしやすい陽気になってきた頃ですね。子供たちは遊びほうけ、大人は会話に花を咲かせワイワイしながら魚料理をつまみに酒を酌み交わす、なんて集まりがあれば最高ですね。前回の投稿に続き今回も、サカナノミライのお話をつらつらと綴らせていただきます。

三月でオープンして一周年を迎え、サカナノミライの利用方法も浸透してきたのか、最近ではタッパーを持参してお惣菜をお買い求めいただくことが多くなってきました。当店では持ち帰り容器を持参していただくと、お会計金額より5%割引するサービスを行っています。現状多くの飲食店やお惣菜屋さん、スーパーなどではテイクアウト惣菜に関しては、基本的にプラスチック容器に包んで販売しています。この三年(コロナ禍でそういったプラスチック容器の利用シーンを見ることも多くなったと感じている方もいるのではないでしょうか。これだけ便利な世の中になったのはプラスチック製品の普及があってこそ。その事実は現代に素晴らしい影響を与えたに違いありません。一方で、ニュースで取り上げられるプラスチックの話題と言えば、ゴミ問題ですね。すでに太平洋や大西洋にはゴミの渦(ゴミベルト)ができており、その8割が陸地由来、すなわち、我々の日常から海へ流れ出たプラスチックゴミと言えるのではないでしょうか。さらにその大半が何らかの形で飲食に関わるものであるとも・・・。飲食を生業とする以上、物流や保存には欠かせないのですから!!!なんてことは言えません。


このままでは30年後の海は魚の数よりも海洋ゴミが上回るとも言われており、どうにかして現状を変えなければなりません。なのでサカナノミライではお惣菜は基本的に紙容器で梱包してお渡ししています。


ただ、紙容器は生産効率が悪いのでプラスチック容器に比べると高額です。当然、経営面では費用負担がかさむので利益を圧迫します。さらに密閉性や衛生面でもプラスチック製品の方が優れているので、飲食業界ではプラスチック製品を使ったテイクアウトサービスから抜けることができないのです。  
継続的な補助金や企業スポンサーは現れないものかと夢うつつでため息をつくこともありますが、今後も継続して紙容器を使い続けることで、多くの方に思いが届けばと願っています。
ぜひ皆様もサカナノミライにお越しの際は持ち帰り容器をご持参くださいませ。

*サカナノミライ
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