見出し画像

サカナノミライを通じて、飲食業にできる可能性を広げている。

グランドオープンを迎えた3月26日から怒涛の1週間が過ぎ、新しさでギラギラしていた厨房什器も少し落ち着き小慣れてきた。魚(水産資源)のお惣菜の持ち帰り販売を軸に店内飲食スペースを利用し飲食することも可能な*サカナノミライが描くミライは可能性に溢れていると、オーナーである私魚谷自身が自負している。

そもそもサカナノミライをなぜ作ったのか?
世界的脅威COVID-19が蔓延しなければサカナノミライは存在していない。
2021年3月、それまで運営してきた宮城漁師酒場魚谷屋の閉店。この事実はこれまで飲食業で夢を広げ、業界の繁栄に突き進んできた20年間の実績があの手この手を尽くしても歯がたたず、見事に崩壊・・・閉店を余儀なくされた。
「それでええんか、俺の夢・・・。」
閉店後はCOVID-19の様子を見ながら、魚谷屋の再開を検討していたが、一向に収まりを見せない様子に困惑していたが、息子たちと過ごす休日の*野川公園で見た風景に頭の中にあった不安が、わくわくする希望に変わっていった。
これまでは、遅い時間にお酒と共にお料理を提供する飲食業に憧れ、お客様と共有する空間が好きだったので考えることは後回しになっていたが、子供たちにお魚を食べてもらえるシーンをもっと増やしたいという思いを、脳みその引き出しの奥にしまっていた。「これって、今がチャンスやん!!」
世間では密な空間を避けるのが当たり前になり、広々とした環境でお食事をすることに喜びを感じる風景がそこにはあったのだ。
でも、公園でピクニックをしている人の多くが、ファストフード店やコンビニ弁当。なかにはお弁当を作って持参する人もいるけど・・・この時間を緩和してあげることができると、忙しい共働き世帯や、核家族化による家事の負担が多い世帯の方に子供達と向き合いながら一緒に過ごす時間にあててもらえる!!
しかもそこに、魚食を差し込むと回転寿司だけじゃないお魚の食べ方や、これまでになかった素材の循環が生まれる!!!これ最高!!!
正直、窮地での補助金や給付金は助かるけど、それあり気になってしまうと、思考が疲弊してしまい、活動することにモチベーションがついていかなくなるけど、いかなる時にも対応できる術を自ら持っておくことはこれからの時代に生き抜く飲食業として必要不可欠やわ。働く場所が持続可能になることはお国の方も求めていることやし。
「今こそ業界の多角化を考え実行してみるぞ!!」
そんなことを公園で感じ、考えることができた。遊びに誘ってくれた息子たちに感謝しております(涙)。

ふつふつと湧き上がってくる楽しみを想像していた2021年の初夏。7月には第三子が誕生し、これまで以上に褌の締め方に力が入り、構想から9ヶ月、ここ調布に『サカナノミライ』が誕生した。

これからこのnoteの場をお借りして、サカナノミライのこれまでとこれからを紹介しつつ、私なりの表現を記録していきます。今後もお楽しみに。

*サカナノミライ
=https://www.instagram.com/sakanano_mirai/?hl=ja
=https://mobile.twitter.com/sakanano_mirai
=https://www.facebook.com/sakananomirai
 
*野川公園
=https://musashinoparks.com/kouen/nogawa/       


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?