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給料-200万円になった夫のお小遣いを➕2万円したら美味しい魚料理にありつけた話

こんにちは。Webライターのゆうおです。新型コロナウィルス感染症拡大で、生活がガラッと変わった人も多いのでは? 我が家も時を同じくして、少し余裕のある生活から節約が当たり前の生活に変わりました。

収入が減り、節約を考えたときに真っ先に思いつくのは固定費の見直しでしょう。
 我が家では、夫に渡していたお小遣いを減らすのではなく、あえて上げることにしました。

 その結果、今までバラバラだったお金に関する意識が揃えられる、浪費家だった夫が節約したり貯金を始めたりする、なにより、さばきたての新鮮な魚があじわえる思いがけない効果が生まれたのです。

 なぜ、わたしが収入減でお小遣いをあげようと思ったのか、また夫との具体的な話し合いから得たことなどを詳しくまとめました。

 ※働いている夫に対し、主婦である妻が「お小遣いを渡す」図式にあまりいいイメージがない方もいらっしゃるでしょう。お小遣い制の夫婦、家庭もあるのだと思って読んでいただけると幸いです。

200万円給与がダウンした理由は手当の廃止

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 給料ダウン。半分は青天の霹靂、もう半分はやっぱり…というあきらめの境地。

 ダウンした理由は2つ
・職場の部署が変わった 
・手当が無くなった

少なからず 新型コロナウィルスの影響を受けていた夫の職場。 コロナ騒ぎと同じくして、夫は部署が変わりました

給料は下がるとはいわれていたので、まぁある程度は覚悟していたんです。 それから数ヶ月は「下がるとは言われたけどそこまでじゃなかったね」程度。
 しかし、ある日言い渡されたのが、我が家の家計支えていた諸々の手当に関する就業規則の変更でした。

 結果、我が家の収入は大幅200万ダウン!

・毎月の給料 手取り45万から32万に
・ボーナス夏冬合計 150万から110万に
・ 手取り700万だった給料は500万に!



 

なぜ、お小遣いをあげたのか。頭にあったのは荻原 博子さんの言葉

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 夫の給料はもともと、毎月の手当により変動がありました。そのため、お小遣いは手取りの10パーセントで設定。 だいたい、45万なので平均して4万5千円渡していた計算になります。
 給料が減ったときに最初に伝えたのは 「あなたに渡しているお金はぜったい減らさない」 こと。

現状維持ではなく、あえてお小遣いをアップしたのに明確な理由はありません。なんとなく?です。

しかし、給料が下がったけどお小遣いは下げないと決めたのには、ハッキリとした理由があります。 

それは、数年前にテレビで見た経済評論家の荻原 博子さんの言葉。  ある奥様が夫の給料が下がり生活費を見直す相談をしていました。 「ダンナのお小遣いは絶対減らしちゃダメよ。節約に協力する気が無くなる」

 荻原 博子さんは2015年にポストセブンでも同様の発言をされています。

 ほとんどの妻が赤字解消のために、真っ先に削ろうとするのが夫のお小遣いだが、それは絶対に NGと荻原さん。それを提案すると、とたんに夫は節約のやる気モードが消えてしまうからだ。
参照:NEWSポストセブン「節約法 夫の小遣い真っ先に削るのは絶対にNGと萩原博子氏」

自分が悪いわけでもないのに、毎月貰えるものが減ったら楽しくなくなる。そりゃそうだ。

 よし!お小遣いを減らすのは絶対だめだ!まてよ?どうにか頑張ったらプラス数万円してあげられるんじゃ!?


 イレギュラーなお小遣いアップは家計について夫婦で話すきっかけになった

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 我が家の家計管理は私に任されていました。
夫は、我が家の貯蓄はおろか、毎月の生活費も住宅ローンの額も正確には把握していなかったのです。 
 収入が月に10万円以上下がったタイミングで、あらためて固定費について話す機会を設けました。

そこで伝えたのはこんな話
・給料のうち、〇パーセントが固定費として飛んでいく
 ・保険やクレカ払いなどを整理して固定費を減らしたい
・先払い貯金だけは続けていきたい
 ・夫のお小遣いは増やしたい 

今まで夫は、お小遣いとは別に、コンビニや自販機などちょこちょこと交通系ICカード払いをしていました。我が家では、ICカードをクレカで自動チャージしています。話し合いの結果、チャージ分もお小遣いに含めることに成功。

夫のお小遣いをあえて増やすと、さまざまなメリットが産まれました。


・ お金について話ができるようになった
・ 料理好きな夫がお小遣いから材料を買い夕飯を作ってくれるように
・ 子どもたちとのお出かけでもお小遣いから色々出してくれるように
・クレカ払いをきちんと報告してくれるように 
・コンビニや自販機などのちょこちょこ買いの減少

 固定費を減らすだけでなく、自分でお小遣いで週末に料理を作ってくれたり、子供とのお出かけしてくれたりしたおかげで変動費も減らせました

 夫も自分の手元にはいるお金が増えたことで、お金を残そう、貯金しようと頑張れるようになったようです。 

 給料減でも夫のお小遣いをあげたら無駄遣いが減っておいしい魚が増えた

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 はっきりいって生活に余裕はナシ。
夫に渡しているお小遣いと生活費の額がそう変わらないことに、モヤモヤしたのは1度や2度じゃありません。 でも、2人で納得して決めたこと。

 本当に家計がヤバくなったら伝えるからと言っています。 

夫のお小遣いをあげたことで生まれた効果は、私一人がお金を管理して悩むのではなく夫婦で共有できるようになったこと。
 月末に、「今月ピンチだー!あと2000円しかないけど、頑張るわ」って笑顔で言える。
いつも「少なくてごめんね」って渡してくれる給与明細。「いつもありがとう!お小遣いあまり渡せなくてごめんね」って素直に返せる。

 そして、料理の腕をあげた夫がさばいてくれた新鮮な魚を家族で堪能できる!◀これが1番嬉しい誤算でした!