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おうちカラオケのススメ

カラオケが好きだ。

20歳前後の頃は、飲み会後に友達とふたりオールで8時間歌いつづけたこともある。「ここからアニメソング縛りで」「ここから某バンド縛りで」とルールを決めることもあったっけ。

今はもう、さすがにふたりで8時間は喉がもたない。(そもそもまだオールができたとしても、翌朝以降しばらく使いものにならなくなりそうだ)


複数人で行くものだったカラオケに、ひとりでも行けるようになったのはここ一年のこと。「仕事をしつつ、合間に歌う」という使い方に出会ってしまったのがきっかけだった。

子どももカラオケが大好きだ。だから、休みの日に母子でカラオケに繰り出し、あらかた歌を入れてしまってからわたしは爆音の歌声をBGMに仕事をする……なんてこともあった。


ただ、それも数カ月前までのこと。今はカラオケに行くのも自粛中だ。

しかし、カラオケには行けなくとも、歌はいつどこでだって歌える。部屋でも、お風呂場でも。


そんなわけで、最近は目下アプリPokekaraでおうちカラオケを楽しむ日々だ。歌はいい。しっかり歌おうと思ったら、おのずと呼吸が深くなるから。一曲歌えば、身体の中の空気が一新される感覚を味わえる。日常会話だけでは、なかなかそこまで深く息を吸ったり吐いたりしないものだからね。

わたしはメロディーに感化されやすいから、聴くだけでも受ける影響が大きいのだけれど、歌うことでその影響はさらに強まる。

気持ちを切り替えたいときには、好きな曲をとにかく一曲歌ってみるのがいい。ぐるぐるネガティブに飲まれて下降線を辿っている流れを、一時的にでも断ち切れるから。そして、この「一時的」を作ることが、今をやり過ごすために必要なのだ。

飲まれそうになる自分を俯瞰して見ながら、「おーい、飲まれんなよ、溺れんなよ。歌でも歌うがよろし」と自ら背を叩く今日この頃です。

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