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【新人運用者必見】受注してから配信開始までの流れを徹底解説します

こんばんは、神宮寺です。
私は広告代理店で広告運用組織のマネージャーをしております。

今回は、とても基本的な内容について書きます。
案件を受注してから、配信を開始するまでの流れをまとめてみました。

はじめに

なぜこのような基礎的な内容を共有しようと思ったのか?疑問を持たれる方もいるかと思いますが、理由はシンプルで、「全員が必ず一度は戸惑うから」です。

新人は、案件を担当することになった際に、
「何をすればいいのかわからない」
「今何が起きているのかわからない」
「とりあえず言われた作業やってるけどよくわかっていない」

みたいな状態になりがちです。

メンターがきちんと業務全体のことをしっかりと説明した上で動いてもらうのが理想ではあるのですが、なかなか時間を取れなかったり、一度インプットしたものの忘れてしまうこともあります。

一度しっかりまとめておけば「このnote見といて」と言えるので便利ですし、いつでも何度でも読み返すことができるので何度も教える時間をカットできます。
なので自分のために書いているんですが、需要ある方はぜひ自由にご活用ください!(少しでも効率化できたほうがいいと思うので!)


全体の流れ

ということで、まずは全体像から話します。

全体像


受注したあとのタスクは、大きく3方向あります。
①広告アカウント系
②クリエイティブ系
③クライアント確認系

特に運用担当者がメインで関わるのは①と③の部分です。

この①~③の各項目が完了したら、入稿をして、配信を開始できます。
まずはじめの重要なポイントは、全体像を把握しておくことです。
タスク一つ一つを覚えようとしても絶対に忘れてしまいます。
タスクをこの3方向の箱に割り振りながら覚えていくと頭に入りやすくなると思います。


①広告アカウント系

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・アカウント開設
・タグ発行/設置
・ターゲットリスト作成
・ターゲットリストの蓄積確認


▼アカウント開設

会社ごとに開設フローが違ったりするので、ここはきちんと上長に確認するようにしましょう。

<注意事項>
・請求設定漏れ
・クライアント名/商材名間違い
・アカウント上限予算の設定


▼タグ発行/設置

ここはミスが起きがちなポイントなので、細かく解説していきます。

【タグ発行】
媒体管理画面上で、タグを取得します。
媒体によって若干違いはありますが、CVタグとリターゲティングタグの2つを取得します。

CVタグ:コンバージョンを計測するためのタグ。基本的にサンクスページのみに設置するもの。
リターゲティングタグ:リターゲティング配信をするためのユーザーリストを蓄積するために設置するタグ。基本的に設置できるページ全てに設置する。

<注意事項>
タグを管理画面上でコピーしたあと、メモ帳やエクセル等に貼り付けて管理しますが、その際に改行したり、文字や記号をいれたりするのは、絶対にNGです。
1文字でも不要な文字が入っていると正常に作動しなくなってしまいますし、後々原因を突き止めるのも大変ですので、気を付けましょう。


【タグ設置】
タグの設置方法は、クライアントによって異なりますので、確認が必要です。

①設置方法の確認
・タグマネージャー
・直貼り

大半のクライアントがタグマネージャーです。
タグマネージャーの中でも、大半がGoogleタグマネージャー(GTM)かYahoo!タグマネージャー(YTM)のどちらかです。
タグマネージャーの管理画面の権限を貰えれば、代理店側でも自由にタグを設置することができます。

直貼りは、サイト一つずつにタグを設置する作業が発生するため、非常に労力がかかります。
直貼りの場合は、基本的にクライアント側で設置作業をやることが多いです。

②設置作業者の確認

(1)クライアント対応
この場合は、管理画面で発行したタグをクライアントに渡して設置してもらう流れになります。
どのタグをどのページに設置すればよいかをきちんと整理して連携するようにしましょう。
(2)代理店対応
タグマネージャーのアカウントを開放してもらう
or
タグマネージャーのアカウントを作って、タグマネのタグを全ページに設置してもらう
という形になります。
タグマネージャーを使った設置自体はとても簡単ですが、設置ミスにおける全責任を負うことになるため、細心の注意を払って対応するようにしましょう。

代理店対応 のほうがスピード感もあり、トラブル時の確認もしやすいので、個人的にはこっちのやり方のほうが好きです。


▼ターゲットリスト作成

タグの設置が完了したら、媒体管理画面でマークを蓄積させるためのターゲットリストを作成します。
リストを作ってからマークが溜まり始める媒体が多いので、タグ設置後スピーディに対応するようにしましょう。
ターゲットリストは、URLで設定するので、URLリストをクライアントに確認しておく必要があります



▼ターゲットリストの蓄積確認

よくあるミスの一つが、リストを作ったもののマークが溜まっていないという事故です。
リストを作ったら翌日に必ずマークが溜まりはじめているか確認するようにしましょう。
URLの入力が間違っていたり、タグがうまく発火していなかったり、タグが設置されていなかったりなどの不備に早期に気付くことができます。


②クリエイティブ系

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▼クリエイティブ制作(画像/テキスト/LP等)

運用者自身がクリエイティブを作るケースはあまりないと思いますが、成果の出るクリエイティブを作ってもらう義務があります。

・入稿規定の連携
・必要なフォーマット、サイズ、本数などを連携
・配信する媒体の配信面などの情報を連携
・成果の出るクリエイティブの傾向を連携

これらの情報をきちんと事前に連携し、議論をしたうえでクリエイティブを作ってもらうようにしましょう。


③クライアント確認系

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