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空間認識能力

家庭科の苦手なドカ弁が、家庭科の保育の分野の実技試験でA判定の『優』を貰ったと喜んでいた。

自分が一番苦手なものは、展開図から出来上がりを想像して作ったり答えたりする、図形の問題や工作である。

対してドカ弁は、小さな頃からこの手のものは得意で、パズルなんてあっという間に仕上げてしまうし、裏向きにパズルを合わせるのもスイスイこなしてしまうのだ。
針仕事は嫌いだが、思わぬところでこういう分野の実技試験があってラッキーだったと小躍りしている。

noteで、絵や立体的な作品を発表されているクリエーターさんの素晴らしい作品をいつも見せて頂き、本当にうっとり感心しているのであるが、美術の分野に優れた方というのは、みなさんやはりこの空間認識能力が突出しているのではないかと感じるのである。

空間認識能力とはよく耳にするし、なんとなく意味はわかるのであるが、気になって調べてみた。

物体の位置・方向・姿勢・大きさ・形状・間隔など、物体が三次元空間に占めている状態や関係を、すばやく正確に把握、認識する能力のこと。

こう説明されていた。

やはり、物の形状や大きさなんかを見ただけで素早く把握する能力なのだ。

地図を見ても地図をぐるぐる回しながら見る自分は典型的な方向音痴であるが、この能力が高い人は、きっと地図をパッと見ただけで素早く地形が頭に浮かぶのだろうから、迷うことなく目的地に着けるのだろう。

それにしてもドカ弁。
立体的に物を捉えて見れる能力があるのであれば、この3Dのように飛び出した本やカバンやコップやお菓子の袋を何とかしてくれないか。

部屋全体を使って散らかった作品作りをしているような汚いドカ弁の部屋を見て、今日もボヤキながら掃除にとりかかるunimamである。

#エッセイ #文章  

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