詩ことばの森(123)「影たちの森」
影たちの森
水辺にたちのぼる影たちが
木々の幻影が 生み出された過去世
あるいは 冬の名残
わたしたちの歩いた森に
わずかな雪 銀色の錆びた匙
重い口から 枯れた枝葉から
落ちていく ことばの数多に
薄日が眠たげな 瞼をあける
(森雪拾)
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影たちの森
水辺にたちのぼる影たちが
木々の幻影が 生み出された過去世
あるいは 冬の名残
わたしたちの歩いた森に
わずかな雪 銀色の錆びた匙
重い口から 枯れた枝葉から
落ちていく ことばの数多に
薄日が眠たげな 瞼をあける
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