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なつの栞㉗ リアルに大切な時間

お友達と久しぶりに会う約束をしました。
とても楽しみで、その日を心待ちしました。

彼女とは、同じ職場で一緒に働いていた、元同僚です。その職場は、〇〇年の長きにわたってお世話になっていました。
お互いに、親の介護や諸事情で退職をし、毎日会うこともなくなっていました。

一緒に働いていた、お友達とはコロナ感染症の流行期間中は、お互いに遠慮して会っていませんでした。
数年ぶりに会った彼女は、外見は全く変わっていません。むしろ、生き生きして、かっこいい女性になっていました。

その彼女が、しみじみと放った言葉は、、、。
「女性の平均寿命は、何歳か知ってる?」と。
今までそんな話を、したことがないのでびっくりしました。
彼女は話を続けました。「女性の平均寿命は87歳だよ」と。

「87歳と考えると、リアルな時間は、私達が、一緒に働いていた年月と
さほど変わらないのよ。働いていた時間なんて『あっと言う間』だったでしょう。時間を大切にしないといけないと思うようになったの」と真剣な眼差しで話してくれました。

今までの会話の内容は、仕事の事、家庭の事、親の介護や近況でした。
今回は、自分の人生、これからの生き方についてです。
私は漠然と「自分も年をとったなぁ~」とは感じていましたが、きちんと
期間を感じながら考えたことはなかったので、ショックでもありました。

「何か考えているの?何かやっているの?」と尋ねると、
「肩こりしないように、毎日上半身のストレッチ。やっていると全然違うよ。」と動かしながら教えてくれました。

次に「家庭菜園やろうと思って、草刈りをはじめたの。草を刈ったり、片付けているときは、何も考えずにいられるから、頭を使わず無心になれるの。やり終えた後はすっきり、すがすがしさを味わえて、気持ちがいいのよ。心が整ったという感じ」と昔の彼女からは、考えられない内容でした。
彼女にとっては、何もかもが初めての体験のはず。
真剣に取り組もう、時間を大切に生きていることが、痛いほどに伝わってきました。

私は「時間を無駄にしている」すなわち「命の時間を無駄にしている」ことに気付かされました。
自分は何をしたいのか。悔いのないよう、やりたいことに全力で取り組もうと思いました。
やりたいこと、経験しておきたいことは複数あるけれど、
今は、noteに投稿している「なつの栞シリーズ」を8月末まで継続投稿すると決心をしました。
そして、次の目標を定め、それに向かって進みます。

時々、友達等に会って、会話することで刺激をもらいながら、自分を見つめ直す時間も必要だと、改めて感じた瞬間でした。

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