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詩ことばの森⑤「岸辺を歩く」

歩いていると 百日紅の花が咲いています 
小さな花びらが 風に吹かれて 地面に散っているのを目にします
暑い毎日のうちにも 季節は変わっていきます
変わりゆくゆえに さみしく そして愛しさが生まれます
そんな思い抱いて 百日紅の木をながめながら 浮かんだ詩です

岸辺を歩く

岸辺を歩く 
私の見つけたものは

草いきれに 
息をひそめる葦
黒土の湿りに 
こぼれる日の光

誰かを待つように 
咲いていた百日紅

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