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岬の風 古の人びとが夢見た 沖にあるという幻の国 誰も見たことのなかった 理想の世界から 今…
冬の岸辺 冬の川は 水量が少なくて 静かに流れている 風が吹くたび 枯れて 折れ曲がった草…
竹 まっすぐな竹が 冬空にのびている 澄んだ空気に 凜としている 竹はいいなあ と思う 昔…
疲れたときは 疲れたときは やすむべし そんなことを思いながらも どこかに やすめない自…
冬木立 銀色の肌に刺しつらねて青空は遠かった 肺のかげりを抱えた地を踏むまばらに 砦か…
おかしの味 おいしいおかしだよ と きみがいった 甘いもの好きなひとだから と ぼくにもす…
残暑の道で見つけた、なんとなくぼんやりとした白い花。初秋の青空に咲く木槿の花は、どこか夢をみている感じです。 そういえば、「道のべの木槿は馬にくはれけり」という有名な俳句がありました。 花が咲くのも一瞬でしょうか。あとにのこされた、葉のついたまっすぐな茎だけが、秋の風にゆれています。 木槿の道 木槿の白い花に かこまれた道がつづいています そこには だれもいません わたしは絵を描きません こどものころの影絵あそび それは 得意でしたけど なにを生むことも 得ることも