一日に確認するバス停の数
毎日のように報道される交通事故のニュース。ニュースを見る度に、運転は怖いと思い知らされる。
バスを運転するということは、
運転+お客さんを運ぶ
という作業が必要となる。運転だけではなく、他にも色々と気を使わなければならないことが多い。たとえばバス停の確認だけでも気を使う。仮にバス停が300メートル毎にあるとしよう。片道6キロの路線の場合、バス停の数は
6,000(メートル) ÷ 300(メートル)= 20(個)
となる。往復(これを一周とする)すると、一周あたりに確認するバス停の数は
20(個) × 2 = 40(個)
となる。たとえば一日に6周するダイヤに乗務した場合、一日に確認するバス停の数は
40(個) × 6(周) = 240(個)
となる。仮に一ヶ月20日働いたとすると、一年で確認するバス停の数は
240(個) × 20(日) × 12(ヶ月)= 57,600(個)
となる。これを乗るお客さんがいるのか、いないのか、降りるお客さんがいるのか、いないのかを適切に判断し、かつ運転をしなければならない。
たとえば、一日に7時間半運転するとしよう。仮に一ヶ月20日働いたとすると、一年間で運転する時間は
7.5(時間) × 20(日) × 12(ヶ月) = 1,800(時間)
となる。1,800時間といわれてもピンとこないと思うが、これを一日の時間(24時間)で割ると
1,800(時間) ÷ 24(時間/日) = 75(日)
となる。一年で75日間分の時間を運転して事故を起こさないようにしなければならない。まさに鬼滅の刃でいう、全集中の集中力が必要とされるのだ。
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運転をするのに一番大切なのはなんだろうと考えた時、「運転に集中すること」だと思う。つまりぼーっと運転しない。ぼーっと運転することを、漫然運転というが、漫然運転をしていては、運転技術が高かろうが、視野が広かろうが、事故が起きやすくなる。
タッピーは運転に集中するために、ON/OFFの切り替えがとても大事だと思う。ONとは「運転に集中している状態」、OFFとは「ぼーっとしている状態」だ。自分の背中にON/OFFのスイッチがあると想像してみてほしい。そして、たとえば赤信号で発車を待っているとき、スイッチをOFFにする。そして信号が青に変わり、いざ走り始めるときにスイッチをONにするのだ。
OFFにするタイミングはなんでもいい。とにかく車が停車したら少しの間でもいいのでスイッチをOFFにしてみる。
そして「運転に集中する」ために大事なのは、「運転に集中できる環境を整えること」だ。
まずは、しっかりと体調を整える。体調を整えるために大事なのは、睡眠だ。睡眠不足が事故発生確率を上げることはよくいわれている。
そして運転中に運転以外の考え事をしないですむように、不安や悩み事を運転に持ち込まないようにしたい。
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TBSの日曜劇場に半沢直樹というドラマが放送されていた。主人公の半沢直樹(堺雅人)はバリバリの銀行員。宿敵相手には「やられたらやり返す。倍返しだ。」を合言葉にトコトンやり返す。そんな半沢も、自宅に帰ると仕事中とはまったく逆のやさしい顔で奥さんと話をする。仕事ではトラブル続きの半沢だが、家庭内では奥さんとの仲も良い。
半沢直樹のように、仕事中は仕事に集中し、家庭に帰ったら家庭に集中するのが理想だと思う。仕事ができる人はON/OFFの使い分けがうまいと思う。
とにかく運転は慎重にこしたことはない。大きな事故を起こすと、倍返しではすまない。
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ちなみに、表紙の画像はスペインを走っているバスらしい。
こんなかわいいバスが走っていたら、運転してみたいな~
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