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赤ちゃんのうんちの回数、色、形は?

2021年4月7日、Youtube「オンライン日本トイレ研究所」(毎週水曜に更新)をスタートしました。
医師や専門家等をお招きして、人にはなかなか聞けないトイレや排泄に関する情報をお届けしますので、役に立てていただければありがたいです。

第1回は「赤ちゃんの便秘①」です。小児外科医の中野美和子先生をお招きして、お話をお聞きしました。

この記事では、大切なポイントを1分で読める(400~600文字)ようにまとめます。詳しくはyoutube「オンライン日本トイレ研究所」をご覧ください。

赤ちゃん(乳児)の排便について、聞く人によってアドバイスが異なるのはなぜ?


子どもは一人ひとり違うというのが前提です。
昔は多少うんちが出なくても何も症状がなければ、様子をみるという考え方でした。でも最近は、本当にそれでよかったのか、本格的な便秘症になってしまうのではないか、あるいは腸内細菌叢は大丈夫なのかなど、医師も迷っている状態です。
また、赤ちゃんの排便については基準がなく、ちゃんとしたテキストやガイドラインがないため、様々な人が自らの経験に基づいて話すことになるので、見解に偏りが出てしまうというのが理由です。

赤ちゃんのうんちの回数、色、形は?

生まれてすぐの赤ちゃんは、しょっちゅううんちをします。
目安としては、新生児期は1日5回以上ぐらいで、離乳食をはじめる直前くらいまで1日2回前後(5~6回出ても不思議じゃない)です。
母乳・粉ミルクのみの場合は、黄色の顆粒便に水っぽいうんちが混じった状態で、甘酸っぱいようなにおいがします。便秘のうんちは、なんとなく生臭いようなにおいにおいになります。典型的な便秘のうんちの色は、緑がかった灰色です。
離乳食を食べ始めるとうんちは形ができてきて、色も黄褐色なります。しばらく出ないことが1度や2度ではなく、何度も繰り返すようであれば小児科の先生や保健師さんに相談することをお勧めします。

中野美和子先生がパネルを用いながら解説していますので、ぜひ動画をご覧ください。チャンネル登録もよろしくお願いいたします。


本の紹介:「もしもトイレがなかったら」(著者:加藤篤)
《全国学校図書館協議会選定図書》
災害時に最も困ることーーそれは、水でも食べ物でもなく、トイレです。
おなかがすいても1日ぐらいならがまんできますが、トイレを1日中がまんすることはできません。そんな大切なトイレについて、歴史やマナー、設備、災害時の備えまでも網羅した一冊です。

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