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企画生からのメッセージ

年末だからか、仕事が終わらないからか、子供が幼稚園に行きたがらないからか、要領が悪いからか、時間に追われる日々です。(全部かな、、)
でも、このアタフタ感嫌いじゃありません…。

ママの私

ここ数ヶ月ずっと、娘の「幼稚園に行きたくない」という気持ちに向き合っています。
私も主人も、子供の頃の感情の記憶が鮮明に残っているため、彼女に無理矢理行かせたくないと思っています。

幼稚園に行きたい気持ちになった時だけ、行かせよう。
そう決めたのに、毎日変な気持ちになるのは、ママ友からの「うちも行きたたくないって泣くけど連れて行ってるよ」という言葉や、先生からの「幼稚園来ちゃえば楽しいから、朝だけママ頑張って!」という言葉に、【行かせない私はダメな母親だ】と社会から言われているような気持ちになるからです。

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でも、この子のことを生まれる前から知っているのはママ・パパだけ。
毎日いろんな顔を見せる、一つ一つ数えられるほど、たくさんの表情を知っているのもママ・パパだけ。

私が人目を気にして、彼女の気持ちを潰してどうするんだ。
私がこの子を守ってやれないでどうするんだ。

そう言い聞かせて。
周りがどんな答えだって、私しか知らない世界があることを自分自身に納得させて、堂々と毎日楽しく過ごさないと。
そう強く自分に、言い聞かせています。

企画メシの私

そんな中でも、私を救ってくれる時間が、企画の学びの場「企画メシ」。

今回は株式会社ビビッドガーデン創業者であり、食べチョク代表の秋元里奈さんを講師に迎え、課題が出されました。

農業(漁業)を志す人が増えるために食べチョクができることを企画してください。A4・1枚にまとめて提出

農業の雑誌から、農業でお金持ちになった成功者の方の記事を読んで、夢がある世界ではあるけれど、簡単に入り込める世界ではない、と感じました。

私の考えた企画

転職の選択肢に農業を入れてもらう、マッチングサービス「転チョク」はどうかな。
生産者さんと結婚したくなるような、マッチングサービス「結いチョク」はどうかな。加山雄三さんの「お嫁においで」のような曲を作ろうか…。
と考えましたが、やっぱりストレートに、歌の力を信じる企画にしよう!と思いました。

音楽は、親の作ったものを守るために継ぐ…ということは伝統芸能でなければあまり無いと思いますが、農業は違います。

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先代が守ってきた畑を、子供や孫が「私が守ろう!」ということが多いと思います。それには覚悟がいります。
しかし、全然違う職種から、農業の世界に入るのも覚悟がいります。
どちらにしても、覚悟がいります。でも、人は案外難しくない理由で覚悟を決めることが多いような気もしています。

私の場合は、こんなかっこいいアーティストになりたい!が始まりです。

だから、やりたくないと思った仕事も、夢のために頑張れたりしました。

秋元さんにしかできない世界を歌にして、映像を見た人に覚悟のはじまりを掴んでもらえたら、と企画を考えました。

秋元さんは、「食べチョク」という、とても大きな畑の生産者さんだと思ったので、秋元さんの人生をかっこよく見せたいと思いました。
今の農業はかっこいい昔と違う農業文化を一緒に作っていこうよ、というメッセージも込めたかったので、昔の農業と戦ってきた秋元さんのお母さん目線で、秋元さんを出したいと思いました。

歌と映像と企画書

ビデオグラファーの主人に撮影・編集を頼んで、出来たものがこちらです。

そして、問題はこの映像をどうやって見てもらえるような企画書にするか、でした。

考えても考えても、これだ!とならず、これで出すしかない…!

と出したのがこちら。

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企画生の提出した企画書の数々を見て、
ああ!違かったかー!!あわわわ…!
となっていると、企画生の天野さんがメッセージをくれました!
天野さんは販促コンペでファイナリストまで上りつめた方。
SNSの投稿文一つにしても、少しアドバイスをいただいただけで、ぐんと伝わりやすくなる技術をお持ちの方!尊敬する企画生の一人です。

 天野さんからのメッセージ

いろんな農家の人がこのクオリティの動画を作ることができれば、かなり素晴らしいブランディングになると思います!

ですので、何となく僕が考えたことなのですが、食べチョクがそれぞれの農家のためのMVを作成する「食べチョクオリジナルMVプロジェクト」なんて企画まで解像度を落とし込むことができれば、一つの企画として成立するかと思います!!(メッセージより一部抜粋)

あ、あ、ありがたや〜(泣)!!
私の今後の課題は【企画の解像度を上げる】こと。

私の企画は解像度が低かった。自分でも感じていたのだから、私の企画書を見た方はもっと感じていたと思います。(それでも感動メモに選んでくださった方々に感謝です…!スクショして何度も読んでいます。)

具体的にイメージしてもらえるような、言葉が足りなかったと思いました。「で?これをどうするの?」ではダメだったのです。
天野さんの企画は素晴らしかったな〜!
「?」の無い企画書でした。

予想できなかった自分への悔しさと、予想しない事が起こる幸せ

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講義では、もちろん私の企画は、秋元さんに選んでいただけませんでした。(天野さんは選ばれました!!!)
でも曲に込めた企画もダメだったのか…知りたくて、恥をかく覚悟で質問しました。

すると、秋元さん「え?曲…?」

見てもらえていませんでした。
またもやミス!pdfでクリックってあんまり無いですもんね…
まず見る気にさせる企画書でなかったことも問題ですが、分かりにくいことを重ねてしまいました。

そして、まさかの。阿部さんが曲を流してくださいます。

1:54という時間を曲と共に、共有してくださいました。

秋元さんが涙を流してくださいました。とても優しい表情でした。

それを見て、私も涙が溢れました。。。

一生この感動を忘れません。

企画とは、相手に対する愛を表現することなのか…
そんなことを感じた回でした。

作品をつくるだけでは伝わらない。
作品をどう届けるか、が大事なんですね。大きな学びでした。

秋元里奈さんの生き方、逃げない姿勢がとてもかっこよかったです。

旦那の映像会社を守っていくためにも、できることから取り入れて実践していきたいと思います!
まずは会社のTシャツ作ります!!

企画生からのメッセージ

そして、講義の後、企画生数名の方からメッセージをいただきました。
講義後の感動メモに私のことを書いてくださった方も。そしてTwitterでのいいね、リツイート…とってもとってもうれしかったです。感動を伝えるのも、企画ですよね…阿部さんの元に集まる企画生の方の言葉はとても美しく優しさが溢れていて…本当に心に沁みます。
改めてありがとうございました!

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