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中国「こびとテーマパーク」のニュースを見て思うこと

Yahooトップで掲載されていたこちらのニュース。

中国では、こびとテーマパークと称される場所で小人症の方々が働いているようです。恥ずかしながら、この記事を見るまでこんな所があるとは存じ上げていませんでした。

国内外から批判的な意見も当然あるようです。半分は同意しますし、半分はわかってないなと思います。

多くの小人症患者は幼少期からいじめや嘲笑、侮蔑的なあだ名、差別にさらされ、就職のハードルの高さから、一般社会への参加を諦めている人が多い。

この場がなければ、彼らがありのまま働ける場所はものすごく限られます。ここから追われてしまったとして、一般的な職場環境に身を置くことが支障なくできる人もいるかもしれませんが、適応できない人もきっと沢山いると思います。物理的な意味でも、精神的な意味でも、この場所でなければ生きていけない人が。

我々FTMでいう所のオナベバーが近いですかね。物珍しさを売りにして一般客にお金を落としてもらう、という。でも従業員たちは皆同じ悩み苦しみを経験してるので、ただの職場に留まらずに互いにサポートしあえるコミュニティとしても存在意義が大きかったり。

なので、ある日突然どこかの偉い人によって潰されでもしたら従業員は大切な居場所を失ったと感じるだろうなと思います。


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たとえ見せ物のようだと言われても、彼らの多くは納得した上で働いていると思います。生きるために一番必要なのはお金です。お金を稼がなければ生きていけない。稼がなければいけないのは自分ですから、自分が働ける場で働く事しかできないんです。

どんな場であれ安定して収入を得られる、また同じ境遇の仲間がいる、ストレス少なくありのまま振る舞える、という事にはたいへん大きな意義があると思います。

勿論、彼らの存在を見下したり、指差し嘲笑するような人がいるならそんなカルチャーは変えていかなければなりません。また、小人症のスタッフたちもよりパフォーマンスの質を上げる必要があるかもしれません。

なので私個人としては、この場は決して失ってはならないものだと思います。

発展めざましいテクノロジー的な要素を取り入れたら面白いかもしれないですよね。個人的には、是非チームラボとかとコラボして素晴らしいパフォーマンスを見せて欲しいなと思うんですが、どうでしょうか。

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