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32024年5月5日 おしゃべりのちから


この連休中、ほとんど家で野菜と過ごしていたので、
あんまり人と喋っておりませんでした。
周知の事実ではありますが…
野菜はしゃべらないのです。
1日は少し遠出したものの
友人たちもそれぞれに忙しいようなので、
ぼんやりしているか、昼寝をしている時間が長いゴールデンウィークでした。
ゴールデンウィークに読もうと思っていた本は積まれたままで
さらに、この数日で購入した本が増えました。
以前にも書いたのですが、本は読むタイミングのようなものがあって
それが来るまでは、読み進められないという本が結構あるのです。
本棚の前に積み上がっていく本を横目で見ながら手を伸ばせずにいました。
何となく乗り気にならなかったわけです。

さて、そんなこどもの日の今日、
朱鳥(あすか)さんのスペースに参加しました。

朱鳥さんは、
初心者でも楽しめる占星術のワークシートを作ってくださったり
オンラインでワークショップを開いたりされています。
今回は、「アストロ推しシチュエーション(ちょこっと版)」ということで
5月19日に開催されるオンラインワークショップのお試し版のようなスペースでした。
もうひとりの参加者、檜谷翠さんもいらっしゃって、
ワークシートを元にしながら、おしゃべりをしていたのですが、これがとっても楽しかったです。

「ゴールデンウィーク中、マイペースに過ごすのが楽しい!気が楽!」と
思っていたのですが
一方で、人間と交流したいという欲求がふつふつと溜まっていたようで
スペースでのおしゃべりが非常に
新鮮で心地よく感じられました。

占星術というもの自体が、
全く違うと思っていた人同志にも共通点があること、
そしてその反対に、全く同じだと思っていたものが、実は異なる点があることを
教えてくれる世界だと思っていますが、
今回のスペースはまさしくそういう体験でした。
全く同じと言うわけではない、
でも、全然分かり合えないというわけでもない、
そういう程よい距離感のおしゃべりができたのです。
プライベートとなると途端に人見知りが発動し
警戒心が強くなるのですが
今日は、リラックスしておしゃべりを楽しめました。
こういうことがあると、
おしゃべりや雑談と呼ばれるものに
潜んでいる力のようなものをひしひしと感じてしまいます。
たかがおしゃべり、たかが雑談と侮ることなかれ。
我々人間はそもそも生き物として、群れで暮らす生き物なのだろう、と思います。
おしゃべり、雑談をすると、脳のどこかの緊張が和らぐような感じがあります。
羊でも猿でも、犬でも、1人で生きていく個体は常に、緊張し、周囲の危険に目を配らなくてはなりません。おしゃべりをする、雑談をするというのは、そういう孤立した、緊張状況ではないということを脳に感じさせる気がしました。

仏教やキリスト教の修行には、無言の行、沈黙を守る行があると聞きますが、
現代の日本では、無言の行、沈黙を守る行ではなく、
穏やかに雑談をする、おしゃべりをする方が
「行」となる人が多いのではないだろうかと思ってしまいました。
むしろ、
現代のように誰とも大して喋ったことがない状態で
無言の行や沈黙を守る行を行ったところで、
その深い意味まで到達できない気がします。
ほどよい距離感で意見を交換すること、
自分の考えを否定せずに聞いてもらえること、
相手の言葉から新しい考えやひらめきがわくこと、
こういうことは、当たり前のようでいて
なかなか得難い体験であると再認識しました。
テーマは好きで楽しいことならなんでも良いのだと思います。
今回のスペースも、
占星術の話ができたのも楽しかったのですが、
考えや感じ方がピッタリ同じでないもの同士が
「あ、ちょっとわかります」「なんとなくわかる気がします」といいあえたことに
満足を感じています。
時々は、
新しい人と話すというのが
良いのかも…と思いました。
距離感が近いと、
自分の評価に繋がるような気がして、思いついたことをしゃべりにくい場合もあるでしょうし、
素直になれなかったり、
妙に馴れ馴れしくなったりしてしまうことがあると思うのです。、
ネット上の知り合いという位の距離が、ちょうど良いような気がします。

仕事に打ち込んできた時期が長いので、知り合いや友人が仕事関係に偏っています。
そうではない人たちと話をするというのもとてもいいもので、
もっとそういう機会を持った方が良いのかも…と思いました。
交友関係の偏り、バランスの悪さというものがある気がします。
また、占星術をもっとしっかり勉強しようという意欲にもなりました。

最後になりましたが、
今日のスペースが楽しかったのは、主催者の朱鳥さんと参加者の檜谷翠さんの、穏やかな雰囲気のおかげです。
ありがとうございました。

「せんせいじゅつまんねんいちねんせい」をやっている人間でも
このように楽しめますので
ご興味のある方は、朱鳥さんまで!



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千歳緑/code
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