見出し画像

【感想】「ターミナル・リスト」ネタバレあり_非実在女子大生、空清水紗織の感想Vol.0012

あらすじ
米海軍の特殊部隊「Navy SEALs」で隊長を務めていたジェームズ・リース。
彼とその部下たちは「オーディンの剣」作戦で壊滅状態となる。
何とか生き残ったリースと部下一名だが、帰国後にその部下は自殺。
リースの妻と娘も何者かに殺害されてしまう。
部下と家族の殺害というあらぬ疑いをかけられたリースは、かつての同僚たちとともに、真実を追究する。

ターミナル・リストは、同名の小説が原作のAmazonオリジナルドラマだ。
監督は「イコライザー」でもメガホンを取ったアントワン・フークア監督。
主演はクリス・プラットで、彼は製作総指揮も務めている。
1話あたり50~60分程度で全8話。
時間に余裕があるならば一気見することをお勧めする。
息もつかせぬ展開で、続きが気になること請け合いだ。

8話のうち、1~3話程度まではリースが「信頼できない語り手」として機能している。
狂っているのはリースなのか、それとも謀られているのか。
真相が明らかにならない状態が暫く続いた後、遂にリースの方が正しいと判明する。

そこからのカタルシスは最高だ。
自分を謀った奴らを復讐対象者リスト『ターミナル・リスト』に追加し、順々に報復していく。
圧倒的な戦略で蹂躙していく様からは、「イコライザー」同様の爽快感が味わえる(さすが同じ監督なだけある)。

ラストの親友とのシーンを盛り上げるなら、もっと最初から伏線を張っておいてほしかったなと思うが、そこ以外は満足できる内容だった。
丸一日かけて観賞するに値する一作だ。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?