愛と絶望を訴えるのです。
2024/09/22
賢木(セイクリッド・ツリー)を読んでいる。六条御息所と光源氏がついにお別れをしようかというところ。
光源氏が六条御息所に贈った和歌の訳。こういうところが好きだなあ、ウェイリー版。舞台の上で「おお!」と天に手を伸ばす光源氏が目に浮かぶ。オペラや舞台、ミュージカル、そういうのに映えるよなあウェイリー版は。そういえば歌舞伎で市川染五郎が源氏物語やるんだっけと今調べたら、ちょうど「六条御息所の巻」で、ますます気になる。歌舞伎、一度は足を運んでみたいもののひとつ。誰かわかる人に連れて行ってもらいたい。
2024/09/25
気持ちが不安定だと本を読んでも全然内容が入ってこないから、さっさと寝た方がいい。本を読めるのは私の中では「調子が悪くはない」という証かも。読んでいても書けない、そもそも読めない、そんな日もあります。
さて、引き続き箒木(セイクリッド・ツリー)。
この前の大河ドラマでは、道長のまひろに対する態度がちょっと度を越しているんじゃないかと道長を批判する目で観ていた。倫子様のこととか藤壺での女房との関係とか、まひろの立場を想像したら?とTwitter(とまだ呼びたい)でもわりとそのような意見があった気がする。
光源氏から未練がましい便りを受け取り、周りもきっと噂したでしょう。藤壺、辛かったろうなあ…。
今追いかけているドラマ、SEX AND THE CITYでは、ちょうどミランダがスティーヴの恋人からアロマキャンドルをもらう話があった。「キャンドル貰う前の方がよっぽど心穏やかだ」と憤るミランダと、藤壺が重なる。源氏物語とSATCを比較研究したら面白いんじゃなかろうか…。
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