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あのころは、といえば歌いたくなる

中学生のころ、毎日のようにYahoo!ブログに写真とその日の出来事や思いを載せていた。きっと読み返せば赤面爆発、全て消し去りたくなるでしょうが、幸いサービスは終了しており、誰の目につくこともない。ほっとするのと裏腹に、文章の上手さとか、誰がこんなの読むのとか、考えもせずにただ楽しくて書いていたあのころって何か尊い時期だったように思う。思い出したら書きたくなったので、ひとまず気ままにやってみる。

2024/08/20
A.ウェイリー版の源氏物語が楽しい。いかにも古典、というよりも、読み慣れたファンタジーのよう。ある程度読書が習慣化していて、特に海外文学が好きな人には真っ先におすすめしたいなあ。
『帚木』を読み進める。雨夜の品定めは何度読んでも腹立つわあと笑う。

そんな女こそ、しまいには夫のより大きな愛情を得られるんです。じっと耐える姿を見せればこそ、なんとか浮気心を抑える力を得るものですからね。
とはいっても、ですよ。どこまでも慣用で許す女は、心が綺麗で優しく見えようが、実は愛情が浅いのを露呈しているんです。

源氏物語 A.ウェイリー 版

どうしても大河ドラマと絡めてしまう。雨の中逃げ込んだ先で、自分が品定めされているのを聞いてしまったまひろは、どんな気持ちでこの章段を書いたのでしょうね。「才走った女」に「ブルー・ストッキング」とルビがふってある。「ゴッドレス・マンス」は「神無月」。

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