さっさと欲しいもの取りに行こう。

"毎日大好きだと思える愛情深い人達に
囲まれて生きていけたらいいのに"

いつもそう思って生きていた。

時には生きる場所を変えてみたりも
したけれど

結局はいつも周りに苦手だとか
嫌いだとしか思えない人達ばかりがいる
なんてことになっていた。

それは他人の細かいところにばかり
注目して問題視して問題を解決しようと
していたからだったみたい。

他人の細かいところに注目して問題だと叫び
解決しようとすることをやめたら

他人に対する態度や接し方や言葉や
行動が変わっていった。

するとそれに応じて周りも変わってきて
気づいたら周りの人達を大好きだと
思えるようになっていた。

そしていちいち細かいところに注目して
問題視することをやめたら次第に全体像を
見ることができるようになってきて

全体像を見ていると問題だと思っていた
ことが問題でも何でもないちっぽけなこと
だったとしか思えないようになっていた。

単純に場所を変えて自分の周りにいる人達を
変えたら願いが叶うんじゃなかった。

もっと言えば願いを叶えるのにわざわざ
生きる場所を変えるなんて面倒なことを
する必要なんてなかったよ。

"毎日大好きだと思える愛情深い人達に
囲まれて生きていけたらいいのに"

なんて思っていたけれど

愛情深い人達なんて既に周りに
存在していたよ。

私は既にあるものを"無い無い"
と言って騒ぎ立てて

本当は存在しない問題を解決しようとして
悩むなんて間抜けなことをしていただけ
だったみたい。

全体像を見ることができるようになったら
探し物や探していた景色が意外と近くに
あったってことに気づいたりもするものだ。

既にあるものを"無い"としか
思えないような生き方をしていたら

どこに行っても"無い"としか
思えない。

私が本当にやるべきだったことは
生きる場所を変え続けることじゃなくて

今いる場所で既にあるものを
"ある"と思える自分になること
だったみたい。

問題なんてどこにもないよ。

だから問題を解決しようと
するんじゃなくて

さっさと既にある欲しいものを
取りに行って願っている世界で
生きていこう。