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2020年10月の記事一覧
毎日はいつまでだろう
生きている。この状態はとても曖昧だと思う。会ったこともない人の「死」に、文字列のみで接して涙できるほど曖昧なのだ。存在と不在の境界さえよくわからない。
人間はみな、適度にいたりいなかったりする。たとえば、ひとりの人がふつうに玄関を出ていったあとの不在と、亡くなったあとの不在、この両者にちがいはあるのだろうか。そんなことを、ちいさな頃からよく考える。どちらもいないことには変わりがない。
玄関から
生きている。この状態はとても曖昧だと思う。会ったこともない人の「死」に、文字列のみで接して涙できるほど曖昧なのだ。存在と不在の境界さえよくわからない。
人間はみな、適度にいたりいなかったりする。たとえば、ひとりの人がふつうに玄関を出ていったあとの不在と、亡くなったあとの不在、この両者にちがいはあるのだろうか。そんなことを、ちいさな頃からよく考える。どちらもいないことには変わりがない。
玄関から