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無名人インタビュー:読書系VTuberの人
VTuber好き? noteだと委員長こと月ノ美兎さんのnoteがあったりして興奮しますよね! ってどうでもいい人にはどうでもいいか?! っていうことで、私は好きなんですよねーVTuber。
ということで、初めてのVTuberさんへのインタビューです。ということでね、今回もがんばっていくということなんですが。ということでね、私は読書も好きだし、本を書くのも好きだし。ということでね、ちょっとばかり前のめりになっていったインタビューでした!
ということで、読書系VTuber夜見ベルノさん回ですお楽しみにお楽しみにお楽しみください!
今回ご参加いただいたのは 夜見ベルノ さんです!
qbc:どんなインタビューにしていきましょうか。
夜見:私は他のVTuberさんと方向性がけっこう違うので、そのあたりアピールできたらいいなあなんて思います。
qbc:それでは、今、何をされている人でしょうか?
夜見:私の活動について説明する前に『このすば(この素晴らしい世界に祝福を!)』や『オーバーロード』、『幼女戦記』とかって聞いたことあります?
qbc:すごくうっすらですけど。
夜見:最近、映画化もした有名なアニメたちなんですけれども。こういった作品って、実はWEB上で連載されていた「WEB小説」っていわれるジャンルなんですね。
私は、この「WEB小説」の紹介に特化して活動しています。
qbc:どこで連載されたんですか? その小説。
夜見:『このすば』は「小説家になろう」っていうサイト。『オーバーロード』については「Arcadia」っていう投稿小説サイト。『幼女戦記』もここですね。
作品紹介のやり方としては、毎月23日に「紹介させていただける作品を募集します」と(Twitterで)募集をかけます。必ず、作者さんの自薦で応募してきてくださいっていう形で。そのあと翌月になってから「あらすじ朗読会」という企画で、応募いただいた作品のあらすじだけを全部読むんですね。投稿小説サイトって、作品のタイトルがあって、あらすじがあって、各話についてのリンクが載ってるっていう形式が多いので、そのあらすじパートだけを読みます。そして来ていただいたリスナーさんたちに「どれが一番興味を惹かれたか」を投票いただいて、上位何作かを読むっていう形です。
qbc:ボリュームとかって、極端に多いっていうのは、長い場合はどうする?
夜見:私が読ませていただくのは、冒頭から1時間以内で読める限り。で、その時間を放送しながら、リスナーさんと一緒にリアルタイムで作品を読んでいくと。
なので、ゲーム実況の小説バージョンだと思っていただければ。
qbc:なるほど。
夜見:私はこれを「読書実況」って呼んでます。本編を画面に映しながら、作品をリアルタイムに読んでいきます。この「読む」っていうのも音読ではなくて、基本的には読んでるだけなんです。
qbc:あら、まったくしゃべらない?
夜見:もちろん「実況」形式でしゃべります。「この登場人物が、ここにいたところから移動して、ここでヒロインに出会うんですね」とか。バトルシーンに入ったら「めちゃくちゃ迫力のあるバトルシーンが書けている」だとか。読んだところまでの感想を、ひたすら垂れ流す。
qbc:あ、読書実況ってそういうことなんだ。読書中の感想垂れ流し。めちゃめちゃ面白いですね。
夜見:朗読も別にやっていますが、メインは読書実況です。
たぶんYouTubeで活動しているVtuberさんでこれをやったのは、私が初めてだと思います。
注---
「読書実況」というスタイルを最初に提唱されたのは「海猫沢めろん」さんというYoutuberさんだと言われています(始めた当時の夜見ベルノさんは知らなかった)
VTuberで「読書実況」を最初に始めたのは「如何屋サイと」さんという方で、Twitchで活動。
「YoutubeでVTuberとして最初に始めた」のは夜見ベルノさん、ということです!
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qbc:私、もともと小説書いてて。「小説家になろう」とかは、オープンのときに知ってるような人なんですよ。「なろう」って、もともと個人サイトじゃないですか。
夜見:そうですね。「なろう」の管理人さんがサイトを制作する際に「もともと個人サイトに面白い作品がいっぱいあるのに、それをまとめて閲覧できるようなサイトがない。もっと面白いものがいっぱい読みたい」っていう理念を話されていたとどこかで読んだ記憶があります。それが今や、天下の「小説家になろう」ですよ。
qbc:週刊少年ジャンプみたいなものですよね、ネット小説の中の。そこである程度売れたら、出版ができるよね、映像化できるよねっていう指導をある程度してくれる。
夜見:「ジャンプ」とちょっと違うところがあるとすれば、ランキングの上位に行ったからといって、スカウトされるとは限らないっていうことですかね。「なろう」がスカウトの場として使われることを想定していたわけではなく、むしろ出版社側から声をかけてきたそうなので。そこが、ちょっと違うところではあるかもしれないですね。
qbc:なるほど。ランキング上位だから映像化ってわけでもないと。
夜見:端的に言ってしまえば、その通りです。先日「小説家になろう」から書籍化もされたある作者さんが、Twitterで「今はランキングに加えて、SNS上の活動内容だとか、フォロワー数とかも見られはじめている」みたいな話をされてましたね。推測として「最近はSNSでの炎上問題などもありますから、基準がいろいろと増えているのではないか」ってお話もされていました。
qbc:なんとなくイメージがついてきました。
ぜひ、実況のほうをちょっとお伺いしたくて。何かしら不満があって思いついたか。パッと単純に瞬間的に閃いたというか。どういう経緯ですか?
夜見:最初、作品紹介動画をつくる「動画勢」と言われる人たちに近い活動の仕方をしようと思っていたんですよ。
ところが、作成のノウハウも何もないところからスタートしたので、月1本ぐらいのペースでしか動画が出せなくて「これはまずい」と。だったら、読書している姿をそのまま作業配信にしてしまえばいいんじゃないかって思ったんですね。その時に「ただの作業配信じゃ面白くないから『読書実況』っていうようなタイトルがあったら映えるんじゃない?」って感じでやりはじめたら、意外と評判が良かったのがきっかけですね。
qbc:小説を読んだ人が、あとで感想を言い合うみたいなのは成立するんですけど、リアルタイムで読むってなかなか難しくって。実際にやってみて、感触と、どういった反響があります?
夜見:作者さんからの感想としては「その発想はなかった。リアルタイムに作品の途中までの情報の感想をもらえる場なんて、今までなかった。これがすごくうれしい」っていう声をいただいています。
qbc:確かに、最後まで読まないと感想言っちゃいけないみたいなのはありますし。
夜見:私もそうだと思ってたんですよ。なので、本来なら全部読み切った作品の感想動画を出そうと思ってたんですけど、あまりにも時間がかかってしまうので。だったらいっそ、読んでる最中の感想を全部垂れ流してしまえと。
たとえば、作者さんが意図的に仕込んだ伏線があるとします。それが読者さんに引っかかるのか。引っかかってくれたら「良かった、この方向でいいんだ」って自信になるし、逆に反応がないのであれば「もうちょっとわかりやすく誘導してあげよう」とか反応がわかる。なにより「(読書実況中に)リアルタイムにいろんな人の感想が入ってくる。これがすごくうれしい」って言ってもらえていますね。
qbc:面白いですね。やっぱ、1行1行感想を抱いているじゃないですか。流してるところもあるけど。それを、共有しながらやってくって。すごいですね、読書が変わりますね。
夜見:私が読み落としてしまった部分だとか、ちょっと専門的な部分だったりとかっていうのを、別のリスナーさんが解説してくれたりするんですよ。そこで一気に理解が深まって、1人では絶対に読めなかった作品の楽しみ方ができるんですよね。新しい読書のスタイルができて、すごく楽しい。
qbc:これはいつからでした? スタートは。
夜見:去年の1月かな。初めてやったのが、それぐらいのはず。
qbc:なるほど。ちなみにお子さんのころって、どんな子どもだったのですか?
夜見:私自身も記憶していない昔の記憶なんですけど……幼稚園のころに、遠足に行くことがあって、先生たちが校庭に集めるじゃないですか。そうすると「夜見ベルノ」ってやつがいなくてですね。どこにいたかというと、園長室の普段見れない本棚に座りこんで、分厚い百科事典を読んでいたと。
qbc:しかも百科事典なんですね。
夜見:そこらへんにある絵本とかを全部読み尽くしてしまったので、どこかに自分の知らない本はないかってフラフラ歩き回っていたら「普段行けないところがある、知らない本がある」って言って。遠足より本を読むほうに集中してしまったと。
qbc:もう図書館の端から端まで読むっていうタイプ?
夜見:端から端というよりは、興味を惹かれた1冊を中心に、だんだん円状に広がっていくっていうイメージです。私は究極的には活字狂いなので、事典でも面白く読めてしまうという。
qbc:活字は色々読むけど、今の活動の部分で言ったら小説に絞っていると。
夜見:そうですね。
qbc:性格はどんな? 本ばっかり読んでたんですかね。
夜見:本は常に身近にはありました。一方で、水泳は個人メドレー程度は泳げますし、近所のスポーツクラブにも入っていました。たぶん親が、本の読みすぎで体力がつかないのを心配したんじゃないかなって今としては思いますけど、それ自体は嫌いではなかったですね。
qbc:活字以外に好きなものってなんでしょうか?。
夜見:普通にゲームも好きです。ただ私、めちゃめちゃ3D酔いするんですよ。マインクラフトだったら1時間やってると、もう気持ち悪くなるぐらいのレベルで。どちらかというとボードゲームだとか、TRPGとか。あとは、昔ながらの2Dゲームだとか。
qbc:今、TRPGとボードゲーム、また流行ってるみたいな感じです? 昔から、ずっとお好きだった方だったんですかね。
夜見:これはまだ私がバーチャル世界に来る前のお話ですけど、当時仲の良かったゲーム仲間が、TRPGにめちゃめちゃハマって。「今度『ダブルクロスThe 2nd edition』っていうすごいゲームが発売されたから、一緒にやろうぜ」って誘ってくれたのが、TRPGのはじまりですね。ただTRPGって、ある程度、人数が要るわけです。
そのメンバーが集まらないときに、ボードゲームでも遊んだのがはじまりかなっていう感じで、だいたい同じ時期ですね。
qbc:それは、学生のとき?
夜見:当時は、まだ一般の学生でしたね。
qbc:ちなみに、お話のされ方がめっちゃしっかりされていますが、演技などにはもともとご興味がおありだったんですか?
夜見:この世界に来るまでに、訓練は何もしていません。VTuberを始めてから、元声優をやっていらっしゃった別のVTuberさんに、基礎の基礎だけちょろっと1時間ぐらい教えてもらったぐらいです。
qbc:バーチャルの世界に来たきっかけはなんだったのでしよう?
夜見:ちょっとだけメタいことを言うと、WEB小説っていうものが広がりはじめたときから、私はいろいろなものを読みはじめたわけなんですけど。これは、当時学生だった私にとっては、救いの神だったんですよ。
なぜかっていうと、それまで頑張ってバイトなどをして買っていた小説っていうものが、無限に読める。こんな素晴らしいものがあるのかと。
で、ずっと読み続けてきたわけなんですけれども、あるとき思ったんです。WEB小説を書いてらっしゃる方々って、同じWEB小説界隈ーークラスターに対しては、すごくアピールをするんですね。ただ、その外側ーーアニメしか見ないような層だとか、YouTubeしか見ないような層だとか、そこに対するアピールをしてる人って、あんまり見ないなあと。
qbc:うんうんうん。
夜見:界隈によってはだんだん狭くなっていって、消滅してしまうクラスターっていうのも、いくつもあるわけですね。たとえば、連載が終了してしまった漫画のファンだとか。長らくそこで活動していこうっていう活力って、だんだん小さくなって行っちゃうわけですよね。
それに対して、ちょっとずつ広がっていくクラスターっていうのは、クラスターの外側に対して何らかのアピールをするんですよ。こんなに面白いものがあるんだぞと。いわゆる布教をするっていうやつですね。(Web小説で)これをやる人がいてもいいんじゃないの? と。
qbc:なるほどね。
夜見:調べてみた当時、現役で動いている人が見つからなかったんですね。これは当時の私の調査力が足りてなくて、実際にはいたっていうのが正しいんですけど。であれば、どうすれば「WEB小説クラスター」に、新しい人を呼び込めるだろうかと。WEB小説を読むかもしれない潜在的な読者っていうのはどこにいるのか考えたときに「WEB」小説だから、当然「インターネットに長く触れている人」。かつ「サブカルチャー方面に対しての親和性の高い人」。こういう人らは、今、何を見てるのかって考えたときに、ものすごい勢いで、最近拡大しつつあるコンテンツで「VTuber」っていうのがあるらしいと。それで、よしやるか! ってなったのが、きっかけですね。
qbc:じゃあ、VTuberから入ったわけじゃないっていうことですね。
夜見:その当時の私は、キズナアイさんのような有名な方はなんとなく知ってはいたけれど、もっと小さい形で活動している方々のことは、ほとんど知らなかったですね。
qbc:どうでした? Vの世界。馴染んできましたか?
夜見:馴染んだというのもあるでしょうし、自分の活動のやり方に自信が持てたというのも、あるかなとは思いますね。伸ばそうと思うと、思った以上に大変。実際に、まだVTuberの壁の1つであるところの、登録者千人っていうところには、まだ届いていない。(※その後、2021年9月3日時点で1000人達成)
qbc:WEB小説のクラスターを大きくしたいっていうところ、どうでした?
夜見:活動初期はそもそも、活動が誰にも見つけてもらえない。更に私の場合は、Live2Dの体(※一般的なVTuberのアバター)を手に入れるまでに10ヶ月近くかかってますね。
最初は「REALITY」とか「IRIAM」のような「アプリの中で自分の体を動かせる」っていうサービスの1つで、今はもうなくなってしまった「ナカノヒトライブ」っていうものがあったんですけど、ここで活動することでVTuberですよっていう最低限の体制を整えました。
でもこの狭いところだけでアピールしていても、当然新しいクラスターの方々は呼び込めませんから。新しい、アプリの外(Youtube)でも動けるような体をなんとか手に入れたいっていう四苦八苦していました。どうにもならなかった期間が、最初の約2ヶ月。ここで一部のVTuberさんは、動作の重いゲームをやるときなんかに、Live2Dではなく立ち絵のごく一部を動かすようなアプリを使って動いてらっしゃるっていう情報を知ったんですね。
たまたまその時期に、初めてファンアートをくれた方がいて。これをもとに、私の外で動く体を作れないだろうかと。で、イラストを頂いた方のご協力で超簡易的な体をつくったのが、次の約2ヶ月(2019年11月頃)。
そこからしばらく、鳴かず飛ばずの時期が続き。読書実況をやりはじめた1月が来て、細々と活動しはじめ、4月。この時期に、今の私の体をつくってくださってる方が、たまたま「魂募集」っていうのをやったんですね。
qbc:工恩さんていう方?
夜見:そうです。「(Live2Dの)VTuberの体をつくってあげますよ」という企画ですね。
このときがオーディション制で「あなたはVTuberになったら、どういう活動をしたいですか」っていうのを音声でアピールする。工恩さんが可能性を感じた方に体をつくる、という企画にありがたく選んでいただいて、手に入れたのが2つ目の体。ちゃんとLive2Dで動く今の体ですね。この時期の私のチャンネル登録者数が、約100名。
qbc:すごいですね。この場合、新しいものにトライするっていう情熱なのか、活字を広げたいっていう情熱なのか。ちょっと、もうわからなくなってきてるんですけど。
ご自身で、どんな感じだったんですか? そのとき。
夜見:またずーっと時計の針が戻って、2019年の7月ぐらい。この時期が、私が最初にアプリで体をつくった時期でもあるんですけど。正規の体ができるまでの間にも、なんらかの活動の実績をつくりたいので、Twitterで「1日1作の小説紹介」っていうのをはじめたんですね。これは、今にいたるまで毎日やってます。(2021年9月現在継続中)
当初、思い描くVTuberっていうのに辿り着くのに、10ヶ月かかってるっていう。
その期間中も、作品を広げる、広報するっていう活動はやり続けてました。
qbc:なるほど。未来についてをお伺いしていきたいんですけども。どのように考えられてますかね。
夜見:私の活動の究極形は「趣味はWEB小説を読むことです」っていうのが、一般的に知られることです。だって「(趣味は)読書です」って言ったら、みんな思い描くものが紙の本でしょ?
で、「WEB小説です」って今言ったら「何それ?」って返すと思うんですよ、ほとんどの方は。この「読書」のレベル感まで「WEB小説を読む」っていうのを、一般化したい。
qbc:それ、自分が好きだからっていうことです?
夜見:もちろん。紙の小説を読むことと、WEBで小説を読むことっていうのが、同レベルで一般的に受け入れられる世界まで行きたい。いわゆる「なろう」小説って「どうせ、主人公が転生して、強いパワーをもらって、可愛い女の子をいっぱい侍らせてハーレムつくって苦労もせずに大成するような話なんでしょ?」みたいな言われ方をするわけですよ。そうじゃないんだよと。今、Web小説って言ったら、それこそ推理小説から、ファンタジー小説から、現代ものから、いくらでもあるわけですよ。
っていうレベル感まで「WEB小説を読む」っていう文化を持って行きたい。
qbc:素晴らしいですね。
夜見:究極的にそこまでいけば、私は無限に面白い作品を読み続けられるだろうと。
qbc:トリガーはそこなんですね。
夜見:そこを基点として逆算を重ねた結果、今、こういう活動をしているってことですね。
面白いものが大量に生まれてくるっていうのは、私のような活字狂の人間にとっては、もう救いでしかない。
qbc:読むときに、似てるとかっていうか。これとこれをこういうふうに変えたんだな、みたいに、設定の違いを楽しんだり、っていうようなところはあります?
夜見:はい。読みはじめたときに「あーなるほど、この前確かにスライム流行ったな。今回オークか、いいじゃないか。それでどう変えてくるんだ」みたいな期待はあります。ただ、作品単体が面白いかどうかっていうほうが、私にとっては大事ですね。
qbc:こういう作品が生まれてほしいなとか、そういうふうな欲求はありますか?
夜見:「こんな発想ができるとは思わなかった」っていうものがすごく多いので、そんな新鮮菜作品を読みたいですね。たとえば「異世界に行って、手からからあげを生み出すだけの能力を手に入れた、さあどうする?」これは実際に、私のところに持ってきていただいた作品の1つです。
「そんな発想ができるか!」っていう感じのお話ですよ。
『異世界転移で指から唐揚げが出るようになった俺が唐揚げを作って食べるまで』っていうんですけど。8万字少々。
qbc:確かに、この小説はテンプレートがなかったら出ないよね。異世界転移の結果だよね、きっと。やり尽くした結果。でも、最初のアイデアからどう転がるかっていうのは、テンプレではないわけでしょ? 結局。俳句に近いのかな。定型があってっていうね。
夜見:それは言い得て妙かもしれない。
qbc:それでは、ifの未来の質問なのですが、もしも活字がなくなってたら、夜見さんはどうしますか?
夜見:活字が残らないということは、そもそも文化の保存ができないんですよね。
qbc:音楽に変わってるとかね。情報の保存の仕方が違うわけです。あるいは、情報を得るっていうこと自体を、人間がやらないとか。そういう感覚?
夜見:たぶんそこまでいくと、今の人間とはかけ離れた生命体になってると思うんですよ。とはいえ、私の性向を考えると収集癖が強いのかな。何か、ものを集めて、さらにそれを何らかの形で布教する人間みたいなものになっていたんじゃなかろうか。
qbc:収集か。とにかく、読み漁りたいわけですもんね。ちょっと気になってたんですけど、VTuber自体は面白いです? やってること自体は、違うわけじゃないですか。テクニカルな部分ってあるし、どうです? VTuberになって、新しい体を見て。
夜見:面白い文化だと思いますよ。顔出しをしているVTuberさんもいらっしゃいますよね。逆に、顔出しをしていない配信者さんもいらっしゃいます。「バーチャルの体を挟むことによって、よりキャラクター性が強くなる」っていうのはある意味、日本だから生み出てきた感覚なのかなと思います。
qbc:どこまで、世界的に流行るのかっていうのはね。アニメ好きな人は、海外の人に刺さってるっていうか。あるにはあるとおもうんですけど。
夜見:最近、最大手事務所の海外部門の方が最新の衣装発表会の生放送で、ついに初代VTuberのキズナアイさんの同時視聴者数を抜いて、トップに立ったっていう。
qbc:すごい!
夜見:このへんは、専門で分析をされている方がnoteにもいっぱいいらっしゃいますので、あんまり浅いことを私が言うわけにはいかないんですけど。
海外の方がVTuberを求めるっていう波はすでにあって。それこそ、キズナアイさんも「面白いことやってる3Dの動画があるぞ」って海外から見つかったっていうところから火がついたらしい。でも「メインの言語は日本語だから」っていうんで「これがネイティブで、彼女みたいな可愛い子がしゃべってくれたらもっといいだろうな」っていう潜在的欲求は、ずっとあったところに、バシッと嵌まり込んだのがこの方だったんでしょうと。
qbc:なるほどね。
qbc:最後に、言い残してしまったことがあれば、お伺いします。
夜見:読書実況とは別に、作者さんにスポットを当てることで、その作者さんのファンが増えて、新しい流入ができるかもしれないっていう活動の一環として、「夜見の書架貸します」っていう企画をやっています。
これは別にVTuberさんじゃなくてもいいので、語りたい1テーマを持ってきていただく。そして私のチャンネルを使って、そのお話を1時間していきませんかっていう形の企画です。「読書実況」とともに毎月23日に募集していますので、ぜひ遊びに来てください。
qbc:ほんとVの広がりすごい。ありがとうございました。
夜見:ありがとうございました。
あとがき
あなたたちはァーーッ、このインタビューを読んでェェェェェっ、何を思ッたンでしょうかアアアアア!
コメント欄に感想書いて残していってすっきりしていっててね。もやもやは残さずにね。
ということで、いやほんと、VTuberの人、音質が良くて緊張したー!! 音質は緊張するんよね。あはは。
ということで、いかがでしたでしょうか。VTuberさん回。
バーチャルYouTuber(バーチャルユーチューバー、英: Virtual YouTuber)は、2016年12月に活動を開始したキズナアイがYouTuber活動を行う際に自身を称した事に始まる語である。
てか、みなさんVってなんだか知ってました? 最後に紹介してしまうわけなんですがね。。
元々はキズナアイ自体を指す語であったが、2017年末以降では主にインターネットやメディアで活動する2DCGや3DCGで描画されたキャラクター(アバター)、もしくはそれらを用いて動画投稿・生放送を行う配信者の総称を指す語として使用されている。
略語として、VTuber、Vチューバー(ブイチューバー)ともいい、2021年現在では活動の場がYouTubeに限定されない場合もあり、その際はVTuberの名称が使われることが多い。
引用
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%ABYouTuber
ということです。今はバーチャルユーチューバーって全然言わないかも。てかね、そろそろMRがかなありうまくいけると思うので、たぶんもっと活躍すると思う。
って、読書ですね! WEBノベル。読書実況っておもしろそうやわ。
マガジンで過去インタビューも読めますよ!
インタビュー参加募集!
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