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無名人インタビュー:トイレに行けなくてニートになった人

ぶるぶるぶるぶるぶる、ぶぶぶぶぶぶるぶるぶるぶぶぶるるるぶぶぶるるるぶるぶるぶるぶぶるぶぶる。知ってたよ。ぶるぶるっぶるぶるぶるぶるぶるぶるぶぶぶぶぶぶ。
こんばんはqbcです。パセリさん回です!
人間て、ひょんなところから転げ落ちて、そしてどーでもいい沼にはまり、そしてなんだかよくわからんきっかけで成功するものです。人間とは何者なのか。
ああ。
あ。





今回ご参加いただいたのは パセリ さんです!


qbc:どういうインタビューにしましょうか?

パセリ:特になにを話そうかとかは決まってないのですが、なにを話しましょうか。

qbc:では、今、何をされている方でしょうか

パセリ:今はニートです、仕事探し中って感じです。
趣味で本を読んだり友達と会ったり、割と自由に過ごしてます。
うつと言いますか、精神的に参ってた時期がありまして、今は療養期間のような感じです。

qbc:なるほど。いつごろからうつに?

パセリ:2年前ぐらいからですね。電車恐怖症というか、トイレが近くなって、次第に家からも出られなくなりました。それで大学も大好きですごく行きたかったんですがやめざるを得なくなって、今はニートになりました。
順調に過ごせてたら研究者になるか大学教授目指して海外に出たりとか、いろんな夢がありましたが、全部白紙になりましたね。

qbc:なるほど。うつ期間がけっこう長いですね。

パセリ:きっかけはトイレが近くなったことですかね。最近やっと外に出られるようになってきましたけど、やっぱまだ隣の県に行くとかはしんどいですね。
不安というか、またトイレに行きたくなるんじゃないかって。まあ、生理現象なんで心配しても仕方ないんですが、それでも恐怖は勝手に出てきますね。
条件反射というか、条件付け(※)されたような感じです。

※特定の刺激に対して別の反応が紐付くこと。彼の場合は電車に乗ることと尿意が繋がっている。
例: パブロフの犬…犬にベルを聞かせ、餌を与える(この時唾液が出る)。これを繰り返すとベルの音を聞いただけで唾液を出すようになる。

qbc:トイレ、行けばいいじゃないですか。

パセリ:電車に乗れなくなるんですよ。3分とかでも限界で、電車で40分ぐらいのところに通ってましたんで。
まあ今から考えれば学校のそばに住めばよかったんですが、授業で何回も立つのは変にプレッシャーを感じてしまって...。
大学、すごい好きだったんですよね。空きコマはずっと図書館に籠もってましたよ。

qbc:大学での研究って、どんなことがしたかったんですか?

パセリ:社会心理学ですね。僕は災害時に人がどう動くかとか、その中の心理課程とかに興味があって...
あとはものを買うときにどう選択をするか、とか、他にも医学とか哲学、宗教にも興味があって、ポジティブ心理学なんてのも興味がありました。

qbc:災害ユートピアって読みました?

パセリ:や、読んでないですねー
災害関連でいくと3.11の被害全容とか見たりしてました。あとは他の分野の知識を少しでも入れるようにしてました。

qbc:アルバイトはされていますか?

パセリ:アルバイトはほとんどやってないですね。大学1年の時にやってましたけど、しんどくなってからはほとんどやってないです。
たまに父の仕事のお手伝いをしたり、短期で知り合いのところに手伝いに行ったりとかぐらいです。
雇われ先がないんで、実家で家事することを条件に過ごしてます。
最近になって治りつつあるんで、いまは求職相談に行ってるところです(※)。
※その後採用を貰ったらしい。

qbc:大学に戻るのは?

パセリ:お金が無いんで、働き出して貯金が出来たら考えます。正直言うと今すぐにでも戻りたいですね。本が大好きなんで。
大学図書館って、専門書が豊富にあってすごく興奮するんですよ。カンデル神経科学とかみたいな高価な本も置いてたりしますし。

qbc:なるほど。子供の頃は、どんなお子さんでしたか?

パセリ:んー、インドア派でした笑 それも典型的な。

qbc:どういうインドア派でした?

パセリ:ずーっと本読んで、おままごとして、誕生日プレゼントも毎年本を1冊もらってましたね。

qbc:どんな本を読んでましたか?

パセリ:小学5年生の頃にハリポタ全巻1年かけて読んだり。今でもハリポタシリーズは僕のとっての聖書みたいな感じです。
ファンタジーが多かったですね。海外の。ネシャンサーガとかダレンシャンとか。

qbc:おままごとって、誰とですか?

パセリ:女の子と遊んでましたよ。そういう友達が多かったんで。
女の子ばっかのところにひとり男の子で特に気にもせず遊んでました。

qbc:中学生とかになっても?

パセリ:いや、さすがに幼稚園までです笑
小学校は男の子の友達が出来だして、チャンバラとかで遊んでました。遊戯王とかポケモンとかのゲームをやるようになったのもこの頃でした。
だからコミュニケーションというか、そういうのは苦手でしたね。今でも人の気持ちがわからないこともちょくちょくあって、、、

qbc:どんな性格でしたか?

パセリ:性格、、、大人しいけど急に怒り出すことが多かったと思います。

qbc:怒る? どんな時に?

パセリ:自分の感情が抑えられないんですよ。どんなときってのはあまり覚えてないですけど、イラッときたら抑えられませんでした。

qbc:どんな時にイラっと?

パセリ:自分の思い通りにならないとき、ですかね?

qbc:えーただのワガママじゃないですか。。

パセリ:そうですそうです笑
だからたぶん周りの人はやっかいだと思ってたと思いますよ笑

qbc:人の気持ちがわからない、てのは?

パセリ:例えば仲良くしてほしいのに意地悪するーとか。
言ったら嫌な気持ちになるだろうなーってのが想像出来ないんですよ。

qbc:どっちかっていうと、分かってるのに言っちゃうんじゃないですか?
これはいってはいけないよーってわかるじゃないですか、例えば傷つくようなこととか。

パセリ:や、わからないから言っちゃってましたね。後になって怒りだしたのを見て、なんで怒ってるのかもわからなくて。

qbc:まあ、それはどうなんでしょうね。言って失敗しながら勉強するのかもしれないし。
パセリさんの、研究したいって大きい目標からしたら、そういう人間関係って小さい問題だと思うけど、大きく足を引っ張っちゃったてことね。

パセリ:あのひとハゲじゃんwみたいなことを平気でいっちゃうような子でした。
そうですね、かなりその経験がでかかったのかもです。

qbc:まあ、再スタートすればいいからねえ。
未来についてお伺いします!
5年後、10年後、どういう未来を過ごしていたいなというイメージはありますか?

パセリ:んー、大学に行き直したいですね。出来れば。
でもそれだけじゃなくて、海外にも行きたいんですよ、せっかくこの世に生まれたんだから、メッカとかの世界的に有名なところをまわりたいです。
知り合いに世界一周してきたやつとかいて、その話を聞いてときめいたんですよ、いつか僕もこうなってやるって。だからこそお金も貯めたいし。
いずれ死んだら闇に還るわけじゃ無いですか。帰ってこれないし。だから世界を見て回りたいんです。

qbc:いいじゃないですか、そういうところを伸ばしていけばいいのに。
性格的に、事実を言っちゃうんでしょ。だから怒られてるだけ。ウソや誹謗中傷じゃなくて事実を言うだけなら、まだ良いですよ。

パセリ:それでよくけんかになったりしたんですけど、謝りたくなかったんですよね。

qbc:子供のころ、そういう性格を守ってくれる人はいなかったの?

パセリ:先生にはよく相談してたんですけど、君も悪いじゃんって言われると反撃できなくて、、、
よくそれで悩んだりしてましたね。
8歳とか9歳で死にたかったですもん、すごく。死ぬのすごく怖かったですけど、よく考えてましたね。どうなるのかとか。
今はだいぶましですけど、それでも時々やらかしちゃいます。表現にあまり気を遣っていないのがあるのかなって思います。

qbc:そりゃまあ、もうちょっと周りの大人が助けてくれたらよかったのにね
もしも、トイレに今も行けたら、どうなってたと思いますか?
人を傷つける言動がどうのなんて、大した問題じゃないから気にしないで。

パセリ:んー、成績はまあまあ自信があったんで、他の学部の授業に潜りつつ自分の知りたいことをひたすら調べてたんじゃ無いですかね。
1年生の段階で1つ上の学年の授業受けさせてもらってましたし。

qbc:その先は? 周りの人間関係とか、今の大学のこととか、そういうのはどうでもよくて。もっと広く、もっと先のことは?

パセリ:んー、そこはわからないですね。幅広く学ぶことに成功してたら自分でやって行けてたかもしれないですね。

qbc:永遠と大学の授業受けたいわけじゃないでしょう。

パセリ:や、知らないことがどんどん増えていくんですよ、学び続けると。
例えば最初心理やってて、薬とかホルモン勉強しだして、医学入って、脳科学入って、倫理とか法律、みたいな感じで。
だから、海外の大学院とかで自分の知らないことを深く深く掘り下げてたんじゃ無いかなって思います。

qbc:けっきょく自己満足でしょそれ。

パセリ:でも、わからないことの出会ったときの興奮というか、ぞくっとする感覚が忘れられないんですよ。

qbc:そろそろ時間です! ありがとうございました。

パセリ:こちらこそ、お話聞いて頂いてありがとうございました!

あとがき

なあたはたあなはなたあは、あなた。あなたは、このインタビューを読んで、どう思いましたか? 想像を絶するコメントをお待ちしております!
と、いうことでパセリさん回、いかがだったでしょうか? トイレくらいなんぼのもんじゃい、と思うものの、本人にはそれが重要なことなのだから、しかたありません。もう口出しはできない。
しかたががあるまいぬ。
他人の人生に、他人が口出しするわけには、ゆかぬ。

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