
ラジオが最初うまくいかなかったときもサウナによってメンタルを保ってた「西川貴教のオールナイトニッポン」好きの介護士の人
「目で見るのが読書ならば、耳で聞いて想像するのがラジオかな」って名言ー!
インタビュ―中に名言至言を聞くことが多いですが、これ的を得た表現ですよねー!!
いや今回のインタビューはラジオ、サウナ、note、オールナイトニッポン、MDコンポ、お仕事のお話、私生活のお話と、まさになんというかラジオパーソナリティをやられている方らしい、いっろんな方向にお話が飛んだ回になりました。
いやでもやっぱり、ラジオでお話するというのは、そういう、一面的ではない全人的な要素が必要なんだなと思いました。趣味だけでもだめ、仕事だけでもだめ、人間性もなきゃだめなんだよなと。なんか、ものすごく今日、まともな「まえがき」じゃないですか。
そうです、そうそう。これぜんぶウソです。なんてねウソじゃないよーーー。ウソじゃないです、ウソウソ。ということで今回の無名人インタビューもよろしくととのってくださいませ!(主催:qbc)
今回ご参加いただいたのは ウラレイ さんです!
現在:ラジオが最初うまくいかなかったときも、サウナによってメンタルを保ってた部分はあります。
qbc:今、何をされている方でしょうか?
ウラレイ:ラジオの配信をしてます。2時間枠で、自分で全部原稿作ってやってるんですよ。企画から構成、タイムテーブルまで全部やってます。
今、メインとなるのが、一つは自分の本当の趣味で、一緒に話せる人がいないかなってところで「ウラレイのラジオ」っていうのをやってます。
もう一つが、しんとらさんっていうサウナーの方がいらっしゃるんですよね。その方とサウナについてのラジオ「ウラしんととのうらじお」を配信してます。
しんとらさん!!
北陸の聖地
— しんとら🐯大阪風呂サウナー♨️🧖♂️湿度98%組 (@pk7shinji) August 16, 2021
スパ・アルプス
北アルプス立山連峰の恵みを受けた土壌の天然名水の水風呂
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ロッキーサウナ、水風呂、そして外気浴♫日本を代表するサウナ施設です🥰
まずはこちらをどうぞ💁♂️
※施設に許可を頂いて撮影しております pic.twitter.com/KBSyQNrfZn
ウラレイ:各番組、月1配信させていただいてるんですよね。その2番組の構成、音楽も全部自分でやっちゃってます。
ラジオの配信は、Twitterのスペースで常にアーカイブで残しています。大体2時間程度やってる感じなんですよね。
qbc:なるほど。
ウラレイ:あと、noteの方で、原稿を出してるのと、実はそれ以外のことも書いてて。
エッセイ書いたりとか、アンガーマネジメントとか、会社の学習会とかでやった内容とかを勉強用に書いてて、そちらも見てほしいなって。
qbc:ラジオの活動は、どんな感じなんですかね?
ウラレイ:例えば直近では農業のことについてお話しさせていただいたり。
私、結構多趣味なんですよね。サウナは結構メインとしてあるんですけども、Twitterの方で料理の写真を上げたりするのもあったりとか。
あと、スポーツ観戦とか大学駅伝とか。そういうのも見てたりするんです。
自分の目に止まって、書きたいとか配信したいって思ったことを、常に発信している状況です。
qbc:なるほどなるほど。
ウラレイ:テーマってのは、その月によって結構変わるんですよね。タイムテーブルをテーマ3つぐらいに分けて作って。大体1テーマ30分程度ですね。大体は、3テーマ用意するんです。
それから、喋り言葉で前口上から原稿を全部作っていく感じになってるんですよ。それを毎月やってるんです。
サブmc兼原稿監修のtakaさんに内容を見てもらって、オッケーが出てから日取り決めてって感じです。
そうやって、大体夜の9時からやってる感じですね。
takaさんのTwitter!
takaさんのnote!
農業回の記事はこちら!
ウラレイ:ゲストさんとやるときには、お互い共通する趣味っていうか、話しやすい内容を打ち合わせで2時間ぐらい話して。そこからテーマ作りしてから原稿を作ります。
前口上って言われる、オープニング前のところは、自分で作ってます。それ以外のところは、ゲストさんいるときは、ほとんどフリートークで質問するとこだけサブmcのtakaさんと話し合います。
1人で配信するときも、たまにはあるんですよね。そういうときは全部自分で書いてますんで、2時間やると本当、2万字超えちゃうんですよね。
qbc:すごい。やっている感触は、どうですか?
ウラレイ:最初のころって、誰も来ないんですよね。私もすごく下手なんです。配信の仕方も下手だったところもあったし、話す内容も伝わっていないのと。あと、フォロワー数が少なすぎて。
やり始めていくうちに、ゲストさんにも恵まれたりとか、一緒に放送やろうっていうふうに言ってくださる方が徐々に徐々に増えてきてて。
ようやく、認められつつあるなと。やっと形になってきた部分があるのかなと。
qbc:ラジオはいつごろから始められたんですか?
ウラレイ:今年の1月からでした。
固定で聴いてくれる人たちができてきて、スペースで大体10人ぐらい。
サウナの回になってくると、すごいバズるんですけど。アーカイブ含めてですけど、200人ぐらいのリスナーがいる状況です。
qbc:あ、スペースってアーカイブできるんですね。なるほどね。
ウラレイ:サウナの回のときには直近では70人ぐらいです。自分の趣味のときには10人か20人ぐらいって感じなんですけど。
アーカイブ全部足すと、平均でサウナの回で200人ぐらい。普通の私の趣味の回で100人程度聞いていただけたらいいかなっていう感じなんですけど。
アーカイブ含めても10人とか20人ぐらいしか聞いてなかった状況はあったんですけど。中にはやっぱり「すごく楽しいです」とか「もっと聞きたいです」とかって言ってくださるコアな方が中にはいらっしゃって。
そういう人たちに支えられながら、続けられた経緯があったんで。だんだん、やらなきゃって感じじゃないんですけど、楽しみにしてくれてるから、もうちょっと頑張ろうとかって思いながら、やっと半年経ったかな、という感じです。
qbc:紆余曲折があったんですね。
ウラレイ:ぶっちゃけた話、どうやってやっていいかが、わからなかったんですよ。
最初、フリートークだけで2時間持たせようとしたんですけど、素人がやるってのはなかなか難しいんですよ。相方もいる状態じゃないし、構成もない。テーマもなけりゃ何もない。
これ、ちゃんとやらなきゃダメだなって思ったのが、2回目の原稿なんですけども。そのときに、ちゃんとタイムテーブル作って、自分で文字起こししてやっていかないと、自分はちゃんと話せない人なんだなってことが分かり始めて。そこから原稿を書くようになりましたね。
qbc:なるほど。
ウラレイ:最初の回を後でアーカイブで聞いたら、すごく聞き苦しかったんですよね。「あー」とか「んー」とかって。一生懸命ラジオの間をつなぐための言葉がずっと続いてて。聞いてて中身がないなっていうのと、自分で聞いてても辛いのに、他の人が聞いたら面白いわけないだろうなって。
元々、私、学生時代から「オールナイトニッポン」のヘビーリスナーだったんですよ。「オールナイトニッポン」って、ちゃんとテーマがあって、フリがあって、その状態の中で構成されてるから、ああいうふうに番組として成り立ってるって楽しんだなと。
それから、放送作家さんが、ちゃんと原稿を書いてくれてるから、うまく進行できてる部分があるってのが、後々になってやっとわかったところがあったんで。
そしたら、やれることを全部、自分でやったらいいんじゃないかなと思って。
最初は原稿だけだったんです。そっから、どうせ原稿だけ読み続けても、朗読会みたいで変だなと思ったんで、ジングル必要だから自分の声もいれて自作しました。ジングルっていっても、スピーカーをマイクに近づけて音出してるだけなんですけど。それで音出し始めてから、リスナーさんから本格的なラジオっぽいですねっていうふうに言われるようになって、手応えを感じるようになってきました。
qbc:そのときは、1人?
ウラレイ:1人でしたね。
qbc:いや、すごいですね。へこみませんでしたか?
ウラレイ:へこみますよ。
qbc:へこみますよね。やめちゃうっていう選択肢もあったと思うんですが、そうしなかったのは?
ウラレイ:やりたかったから! 何事もそうだと思うんですけど、自分がやりたいって思ったことに対して、継続的にやっていかないと、みんなに認知されないんですよね。
ここで中途半端にやめたって、たぶんまたやりたいって思ったときに、同じことの繰り返しになるんですよ。
だったら、人に求められてるかどうかわかんないけど、まずやれるところからちょっとずつやっていくっていうのと。スペースでラジオとかそういうふうにやってる人たちの内容をちょっと聞いてみる。その人たちよりいいものっていうわけじゃないんだけれども、AMラジオっぽいようなね、他の人たちにないようなものを、コンテンツ仕上げれないかなっていうふうに思ってやってきましたね。
qbc:今、一番の楽しみってどんなことですか? ラジオなしだと。
ウラレイ:サウナですね。ラジオ配信っていうのは、楽しいっていえば楽しいんですけど、趣味を伝えてるだけなんで。なんて言うんでしょうか、配信も配信で趣味なんですけども、「そん中で一番楽しいの何?」って言われたらサウナですね。
qbc:いつからですか?
ウラレイ:サウナは、半年前ぐらいからやってますね。
ラジオでポロっと、サウナのこと喋ったんですよ。テレビでやってて、こういうね、体洗って、サウナ10分入って、水風呂入って外気浴。
そのローテーションを自分なりに調整しながら3セットぐらいやっていくと、気持ちが落ち着いてくるよとか、リラックスするよっていう部分があったんでやってたんですよ。
最初のころは、なんでこんなクソ暑いサウナの中へ入んなきゃいけねえんだろうなって、毎回毎回思ってたんですけど。やっていくうちに、だんだん汗かいていくと体が楽になってくるんですよね。
あと、人間ってお腹冷えるとちょっと体調悪くなったりするじゃないですか。そういう部分で、体を芯からあっためると、すごく体が楽で。
歳取ってきて、だんだん体がへこたれるはずなんですけど。サウナ始めて、体が元気になってたんですよね。
関係があるかどうかわかんないですけど。ぶっちゃけた話、ラジオが最初うまくいかなかったときも、サウナによってメンタルを保ってた部分はあります。(笑)
過去:ラジオを聞きながら、何かするってのが好きでした。
qbc:過去の話をお伺いします。お子さんのころ、ウラレイさんはどんなお子さんでしたでしょうか?
ウラレイ:めっちゃ内気でしたね。内気で、人の目を気にしながら、自分の言いたいこと全然言えなくて。人の空気感を読めないんですよね。
なんて言うんですかね。みんながこういう話をしてるっていう状況の中で、自分が話したいことをぱっと話すて、離れていく。って感じ、わかります?
qbc:気持ちが離れていくみたいな感じは、わかります。
ウラレイ:その空気の流れ感っていうか、会話の流れとかそういうコミュニケーションが苦手だったんですよね。ラジオ配信者が何言ってんだって話なんですけど。
そんな感じで、そういうのが苦手だった部分があったから、友達、そんな多くなかったんですよね。
qbc:家族とはコミュニケーションできてた?
ウラレイ:家族の中では、まあまあ。話せてた方だと思います。
ただ、父に抑圧されてた部分があったんで、あんまり自由には。
qbc:抑圧?
ウラレイ:昭和な人間だったので、どうしても。今で言うパワハラって言われるような内容だとは思うんですけども。
何かあったら、本当に押し入れに閉じ込められたりとか、物置に鍵かけられたりとか。そういうことはざらにあったっていう時代。
本当にぶん殴られたこともあったんですけど。ありましたよね?
qbc:ありましたね。珍しくないですね。
ウラレイ:本当そういう感じだったんで、なんか自分のことがちゃんと言えない引っ込み思案な人でした。
qbc:何をするのが好きな子でした?
ウラレイ:昔は、ゲームしてるのが好きだったんですよね。スーファミとかプレステとか。やってた世代ですね。
スーファミが小6か中1で出て、スーパーマリオが出たんですよ。人とコミュニケーションを取るのが苦手なんで、もう1人でやり込むのが好きでしたね。
qbc:他には何が好きでした? 小中高、ずっとゲーム?
ウラレイ:小学校は、それやってて楽しいって思ってたんですけど。近所に幼馴染がいたんで、無理くり外に連れ出されてサッカー少年団に入れと言われ、入らされて。強制加入みたいな感じで入って。そっからだんだん部活一辺倒な生活になってきたんですよね。
誘われて入ったけど、サボったら怒られるし、みたいな感じで。しゃーなしに続けてた感じが高校までありまして。
qbc:「オールナイトニッポン」はいつごろ聞いていたんですか?
ウラレイ:中3から聞き始めました。ネプチューンとか、西川貴教とか。
qbc:ナイナイは?
ウラレイ:ナイナイもいました。aikoさんとか。
qbc:なるほどなるほど。
ウラレイ:特に聴き入ったのが西川さんのラジオで、深夜枠10時という、深夜と言えるような時間帯かわかんないですけど。あの枠の中でめちゃくちゃ下ネタぶっこんでくる内容で面白かったんですけど。
アーティストなのに、なんでこんなに喋れるんだろうなと思いながら聞いてたんですけど。西川さんのラジオは、放送終了するまでずっと聞いてたんです。だから、専門学校時代まで聞いてたんですよ。
qbc:はい。
ウラレイ:結婚してから「なんか、夜ちょっと寂しいね」って、今はradikoで「星野源のオールナイトニッポン」と。
あとTBSラジオですかね。バナナマンの「JUNK」とか。あの辺りを結構聞いてて。
今でもなんだかんだってラジオ聞いてるんですよ。
qbc:若いときから、途切れることなく、ずっと?
ウラレイ:結構途切れなく聞いてましたね。AMだったのが、FMだったりしたときはありましたけどね、社会人1年目ぐらいかな。東京FMで言うなら、日曜日の枠とか結構聞いたりとか。
何せ、私、部屋にテレビがなかったんですよ。
qbc:ああ、なるほど。
ウラレイ:実家住まいだったんで、下に降りたら親がいて。プチ反抗期じゃないんですけど、なかなかね、ずっと親と一緒にいるのが嫌だったってこともあったんで。
ラジオを聞きながら、何かするってのが好きでした。
qbc:子どものころ、ラジオは何の機械を使って聞いてましたか?
ウラレイ:普通に、でっかいMDコンポです。わかりますかね。イルミネーションが出たりとかします。
qbc:わかりますよ! あれはあれで、置物としてもかっこよかったし、音楽に必要なものは揃っていて良かったですよね。一発でラジオをMDに落としたりとか、カセットテープに落としたりとかね。
今の子は知らないですよね。
ウラレイ:外部出力用に使う機材があるってことをあんまり知らないってのはありますよね。だって、全部スマホで一体化されてる状態の中で、なんでわざわざ切り離すんだって話ですからね。
qbc:データも全部USBだしね。音楽専用の媒体があったんだよって。
ウラレイ:そうですね。本当、100均でMD買ってました。
qbc:100均で売ってたんだ。(笑)
ええと、それで。ラジオにハマった理由っていうのは、テレビがないという状況もあったと思うんですが、魅力としては、どういうところが良かったんでしょうか?
ウラレイ:いや、ただ単に、高校の受験勉強してるときに、無音が嫌いだったんです。で、幼馴染が「西川貴教のオールナイトニッポン」面白いよって言うから、聞きながら勉強し始めてたって経緯です。
最終的には勉強そっちのけで聞いてたんですけど。
qbc:なるほど。
ウラレイ:ハガキ職人って方々がいらっしゃるんですよね。コーナーに対して、ネタって言うんですか、誰も考えつかないような比喩とか、そういうのを書いてくるんです。
投稿してる人たちは、自分が一番西川さんを笑わせてやるんだ、ぐらいの勢いでバンバン出すわけです。ハガキで。
その当時メールがあった状況なのに、なぜか知らんけど、ファックスとハガキで送れっていうふうに言ってたんですよ。
qbc:もう、メールあったんですね。
ウラレイ:パソコンでもスマホでもあったんですよ。あったんですけど、ファックスとハガキしか受け付けないっていう、なんかポリシーがあったんですよね。
「ハガキで送って」って。それを読んでもらえる楽しさで、リスナーとパーソナリティのコミュニケーションていうのが、番組内で培われていく部分を見て、こういうのって面白いなって思ったんです。心の中でずーっと、いつかこういうのやってみたいなっていう部分があったんですよ。
本当、ラジオやった一番のきっかけって、「オールナイトニッポン」みたいなラジオがやりたかったってことなんですよ。
qbc:なるほど。もしも、テレビが自由に見ることができたら、テレビでした?
ウラレイ:実をいうと、私、テレビに飽きる人なんですよ。「めちゃイケ」とかが絶世期だった時期、覚えてます? テレビ絶頂期で、バラエティやればボンボンボンボン視聴率稼げる時期ですね。
だけど私、流し見ができなかったんですよ。テレビに2時間とか1時間の枠を取られるのが、そのうちもったいなく感じてきたんですよね。CMとかもあるしって考えたら、CMのうちに何かすればいいんですけど、そういうのがもったいないなと。
でもラジオって、聞きながら他のことできるじゃないですか。そういうところがあったから、自分は好きですね。テレビも見てましたけど、聞くのはラジオの方が長かったですね。
qbc:なるほど。
ウラレイ:ちっちゃいころって、やっぱりテレビ見てないと周りについていけないっていうのがあったじゃないですか。
そこに乗り遅れてるとダサいって言われるのが、一番嫌だったんですよ。だから、本当に仕方なしにテレビ見てましたね。本当はラジオ聞いて、ボケッとしてる方が楽しいんだけどなと思いながら。
qbc:ウラレイさん、今一番楽しいのはサウナということでしたが、気分は、どういうのが好きですか?
ボーッとしてるのが好きとか、誰かを手助けしてるのが好きとか、そういう感じで言ったら。
ウラレイ:人に認められたいっていう部分が強いっていうのが、結構前からあったので。
それが今やってる仕事ともつながってるんです。
qbc:お仕事をお伺いしても良いでしょうか?
ウラレイ:介護士です。
さっき学生時代からコミュニケーションが苦手って言いましたけど、そういう自分がなんで介護士になったかって、苦手だからこそちゃんと克服したいという気持ちがあったんですね。
qbc:はーなるほど。
ウラレイ:学生時代から、あまのじゃくだったと思うんですよね。人と話すのは苦手だけど、でも人と話したいっていう。
ただ、どうやっていいかがわからないっていうか。
話してたら、いつの間にか自分のことばっかり話してたりとかするっていうのがあったから、どうやったら人の空気とか、そういうのを分かるようになれるんだろうなって思ったり。
未来:私にとって趣味っていうのは、ある意味、抗生物質みたいなもんですね。
qbc:未来についてお伺いしていきます。
5年後10年後、死ぬときには人からこう思われて死にたいとか、未来ってどういうイメージで考えていらっしゃいますか?
ウラレイ:5年10年先って考えたら、もう私が50歳60歳ぐらいになってくるんで。そこら辺でマイホームのローンが完済するラインかな。
そこからのセカンドライフになってきたときに、仕事を継続的にやれるっていうのと、それと同時に自分のメンタリティっていうか、やる気の部分がちゃんと出るように、趣味を継続してやれるような方法を見出したいなって部分がありますかね。
元々、多趣味って言ってたと思うんですけど、長くやれる趣味を今までずっと探してたんですよね。
qbc:なるほど。
ウラレイ:やっぱり年取ってくると、収入も下がってくるし。そうなってくると、お金が続かなくてできませんでしたってことは結構あるかと思うんですけど。お金がかからないで、自分が1人でも楽しめてたりとか、気軽にやれる内容のところって、結構大変かなって思ったんですけど。
今、こうやって探してて、いろんなものをやり始めた結果、これは老後まで行けるなっていうのが、やっと見つかってきたなって思います。
qbc:はい。
ウラレイ:死ぬときですよね。やっぱり看取りとかも、仕事で見てますんで。
まあ、皆さんね、いちように言うんですよね「死ぬときには誰にも迷惑かけずに死にたい」って。そこは絶対に無理なんです。
無理だとは思うけど、ただ、死ぬ間際のところまで、やっぱりずっと笑ってたいなってどうしても思うんですよね。どうしても苦痛とかが、やっぱりね、体が弱ってくると、いろんな苦痛とか痛みとか辛さが出てくるところがあるにはあるんですけど。その期間、そういうことが極力ないような状態で過ごしていきたいなと。
そうなれるようにしたいのと、やっぱり人に優しくしたいってところだけは、どんな状況下であってもずっと続けていたい。
今までいろんな人と話して、辛いこととか、嫌なこともかなりされた部分もあったし。そういうことをされた側からすると、こういう思いは絶対にさせたくないっていうのが、自分の中ではずっとあるんです。
だから、話がうまくいかなくても、笑顔でずっと接せれるようにしたいっていうのが、やっぱり永遠のテーマですかね。
qbc:嫌な思いをしたというのは?
ウラレイ:社会人1年目のときって、やっぱり、絶対にうまくはいかないですよね。
私、新入社員で2人しかいなかったんで、その人とすごく比べられてたんですよ。もう1人の方は、そんなにできるわけじゃないんですけど、人当たりがいいんですよ。
それで、ひょいひょいみんなに認められるっていうわけじゃないんですけど、そういうふうに声かけられる部分が多かったりする中、自分が悪い部分ですごく悪目立ちするんすよね。そのことばっかり突き詰められて、とんとんと言われるんですよ。
qbc:……。
ウラレイ:挙句の果てには、家族の育て方が悪かったんじゃないのかって言われたりとか、人格否定されたりとか、やめちまえばいいのにっていうことを散々言われ続けてたんですけど。
やっぱりそういうのってね、本当になんて言うんですかね。当然、今のご時世だったらね、犯罪だよって話なんですけど。今こういう時代だからこそ、そういうのを忘れちゃいけないと思うんですよね。
中には、されたことない人達、たくさんいると思うんです。少なからず、柔らかく言われてることもあるかもしれないんですけど。ただ、そういうふうに言葉の暴力で傷つくのって、ずっと続くし、体よりやっぱり辛いんですよ。なんか寝れなかったこともあったし、うつとかにはなってないんですけど。
そういう経験ってのはやっぱり、嫌ですよね。
qbc:そこから、どうやって立ち直っていったんですか?
ウラレイ:最初、ボロクソに言われてたときって、もう8-9割方が自分の味方なんていないっていうか、ほぼほぼ10割、誰も自分のこと認めてないだろうなってずっと思い続けながら。でも言われたこと淡々とやりながら、また怒られるの繰り返しを3-4年ずっとやってたんですよね。
そしたら、あるパートのおばちゃんが1人だけ「いや、頑張ってるよね」っていうふうに、「あのね、ちゃんとね、見てくれてる人は見てくれてるんだから、ずっとやり続ければいいんだよ」ってふうに言ってくれたときに、見てくれてる人いるんだったら、やっぱりそうやってやり続けるべきだなと思って。立ち直れるっていうか、メンタルを保ちながら徐々に徐々に上げてった部分もありましたかね。
あと、本当に思うのが、PDCAってわかりますかね。やっぱり無計画すぎたところもあったんで、自分の悪かった部分を反省した上で、何がいけなかったのかとか、どういうふうにやっていけばいいのかってことを、自分なりに考えや実行し、また再評価ってことを続けた結果が、今に至る部分もあると思うんです。
qbc:ウラレイさんは、周りから何と言われることが多いですか?
ウラレイ:最近は「怒ってるところを見たことがない」って言われましたね。どうしても、やっぱりストレスフルな社会じゃないですか。
そういう中で思うのが、ぶっちゃけた話、自分自身が怒ってもしょうがないんですよね。怒ったところで解決しないし、怒りの感情に身を任せたら、いい結果はあんまり残らないんですよ。
その中で、問題点に対して、どういうふうにアセスメントっていうか、考えながら計画を立てて実行し、やっていくべきなのかとか。周りの思いはどういう状況なのかってのを考えながらやらなきゃいけないわけだから。やっぱりそういう部分では、冷静さっていうのを常に保たなきゃいけない部分はあるんですけど。
ただ、冷酷と冷静って違いますよね?
qbc:なるほど。冷静と冷酷。
ウラレイ:私は冷静に、なおかつ人に頼まれやすく、使いっ走りってわけじゃないですけど、声かけられやすい状況にしたいってところがあったんで。
絶対に怒らないっていうのと、言われたことに対して笑顔で対応できるようにするってことをモットーにしてるんですよね。
そこがあるから、やっぱりそういうふうな印象を受けたのかなって。
最近、率直に言われました。
qbc:ありがとうございます。
このインタビューでは、「もしもの質問」というのをしていまして。
もしも、ラジオに出会ってなかったら、ウラレイさんの人生は、どういう人生になっていたと思いますか?
ウラレイ:そのままずーっと、随分と根暗な人生を送ってたと思いますよ。
要するに、ラジオによってその引っ込み事案だったりとか、自分がちょっとネガティブな思想であるってことを認めてくれた部分があったんですよね。
西川さんがネタで言うんですよね。「ラジオリスナーってのは、根暗で、人とコミュニティがうまくつかなくって、そういう人たちもいるけど、ラジオのときは輝けるよね」っていうことを、ネタでずっと言い続けたのが。それを僕は真に受けたんですよね。これでいいんだっていうか。
っていうことがあったけど、もしテレビをずっと見てて、この人たちいいな、なんでこんなふうにできるんだろうとか、すごく羨ましいなとか、悔しいとかっていうふうに思いながらも、何もできない状態でずーっと生活してたと思いますよ。
qbc:はい。
ウラレイ:やりたいこともやれなかったりとか、掴みたいものも掴めなかったりする状況がずっと続いてたのかなって思います。
qbc:ウラレイさんは、ストレスはたまりやすいほうですか?
ウラレイ:ストレスはありますけど、なんていうんですかね、気持ちの切り替えは早い方なんで、仕事が終わるとスパッと終わります。後に引きずらないです。
なんていうんでしょうか。仕事しながらでも、若干頭の片隅で、今日ラジオ配信、何喋ろうかなって思ったりしながらやってるのは、事実あります。
もちろん仕事なんで頑張りますけど、片隅に楽しみ残すんですよ。
そうしないと、ストレスで負けちゃうんで。私にとって趣味っていうのは、ある意味、抗生物質みたいなもんですね。
qbc:サウナだけじゃないんですか? そこはラジオが必要ですか?
ウラレイ:必要ですね。ラジオのおかげで、全国のサウナーさんとつながれてる部分があるんで。
qbc:でも、サウナばっかりやっててもいいわけじゃないですか? そこはどうなんですか?
ウラレイ:サウナばっかりやってると、自分の話したいこと、話せなくなってくるんで。
ラジオでは、サウナーさん多いです。
前々回のときに、たまにはnoteのことを喋りたいって、noteのことをラジオで配信したんですよ。
それでもたくさん聞いてくれてうれしいっす。
だから、今の目標としては、サウナだけじゃないんだよ、noteも書いてんだよっていう。
そういうのを認めてほしいっていうか。周知活動をやってます、啓蒙活動っていうか。
qbc:なるほど。書くことについてはどう考えていらっしゃいますか?
ウラレイ:書くこと。私自身が、読書感想文が嫌いで、文章自体、最初本当に苦手だったんですよね。まず、まじで本読まないですよ。
ですけど、原稿書き始めたぐらいのときにちょっと思ったのが、こういうふうに書いていくと、自分の思いがこういうふうにの文章に乗っかって面白いなっていうのがきっかけになったときぐらいから、エッセイとか自分のこと書き始めるようになったんですよね。
だから、私のエッセイとかそういうのって、ラジオ原稿の延長線上なんすよ。
qbc:人に伝えたいということ?
ウラレイ:そうですね。ラジオの1コーナーぐらいな感じ。
私のエッセイとか全部そうなんですけど、全部話し言葉なんですよ。堅苦しい言葉じゃなくて。そんな感じで書くから、きっと皆さんが思うエッセイじゃないと思います。
qbc:あー、ラジオの自分語りというか、独り言コーナーですかね。
ウラレイ:本当にそうですね。
なんか自分の話をしながら、なおかつ自分の内面の部分とか思いとかも書いたりして。
客観視できる部分が面白いですね、やっぱり。字面で追えるんで。
qbc:私、なんでラジオなくならないのかな。むしろ注目されているんだろうと思うんですよ。
なんでこんなに人の心を引きつけるのかなって。
ウラレイ:やっぱり、なんていうんですかね、テレビとかYouTubeっていうところで見てると、共感性っていうよりかは、なんか違う世界っていうか。世界観で言うと、ちょっと違う世界観だなっていうふうな認識があるとは思うんですけど。
ラジオって、きっと親しみやすいところがあるんじゃないですかね。
YouTubeも、参加できるような媒体になってきてるのは事実なんですけど。
あと、そうですね。共感性っていう部分と、やっぱりさっきの話の通りで、何かしながらできるから、手軽さがあるんすよね。
配信者としてやっとわかってきたのが、声だけで自分の思いを伝えるって、実をいうとすごく難しいんです。手ぶりとかも全部言葉で表現しなきゃいけないし、語彙力って言うんですかね。そういう行動を、全部文章にするわけですよ。それを伝えれるようにしなきゃいけないのもあるんで、やっぱり相当な文字数になるとはあるんですけども。
それを伝える楽しさっていうのは、やっぱり魅力的だと思うし。そういうふうに想像させる、自分で想像力が豊かになってくるところが面白い、聞き手としても面白いのかなと思ったり。
YouTubeとかテレビってのは、視覚で見れるから。想像しなくても、もう出てるじゃないですか。ラジオって想像しないと、場所の背景がわからなかったりすることあるじゃないですか。この人、こういうふうに話してるってことは、こういう感じなのかなっていうふうに、自分で想像しながらやりますよね。
だから、どっちかというと、読書と一緒なんでしょうね。
目で見るのが読書ならば、耳で聞いて想像するのがラジオかなと思ったり。ポットキャストだったりとか。
それがまだ文化として根付いてるってところを考えたら、ずっと後世にまで続いて行けたらいいかなっていう文明っていうか、文化かなと私は思います。
qbc:最後に、言い残したことがあればお伺いしております。
ウラレイ:結構全部言えちゃったんですけど。
率直に、noteを見ていただけるとうれしいですっていう。(笑)
ちゃんと、原稿以外も書いてるから見てくださいっていうことですかね。
qbc:ありがとうございます。
ウラレイ:いえいえ、どうもありがとうございました。
qbc:ラジオは読書と一緒だっていうのは、初めて出会う表現でした。すごいシンプルな例えで、でも的を得ていて。
テレビで喋るよりもラジオで喋った方が、時間がゆったりして流れてるから、その人がよくわかったりするっていうのは聞いていたし感じていたことではあるんですけど。
ウラレイ:読書って、借りてくるか、買わなきゃいけないですよね?
ラジオって流れるんですよね、チューニング合わせれば。そういう部分でも手軽だったのかなと思ったりするんですよね。
qbc:あー合わせるか。なるほどね。
ウラレイ:だから、やっぱり手軽さがありましたね。お金かかんないしっていう。
図書館行っても新刊は手に入らないけど、ラジオはチューニング合わせれば、新しいラジオが聞けますよね。
qbc:手で合わせるチューナーでした?
ウラレイ:手で合わせるチューナーでした。手で合わせてました。ジョグダイヤルみたいなやつで。
でも、本格的に聞き始めたぐらいになってくると、やっぱりデジタルじゃないと厳しいなと思って、そっちに行きましたけど。
だから、たまにね、宣伝とかのときにチューニングを合わせてくださいっていうふうに言うんすけど。今考えたら、チューニングを合わせるって知らないよ、って話ですよね。
qbc:チューニング合わせるって、すてきですね。
ウラレイ:そもそもの話、私のスペースって、ボタン1つで聞けるんすよね。考えてみればね、チューニングなんて文化はないんですけど。
ただラジオなんでっていうテイストもあるから、そうやって言っちゃうんすよね。
qbc:この「無名人インタビュー」も、顔は出さないでインタビューする前提にしてたりするんで。
声だけでコミュニケーションする価値はね、あるんですよ。そっちの方が、たぶん本心を話せちゃう。顔合わせない方が。
ウラレイ:顔合わせると、表情とか悟っちゃって。これ、面白くなかったかなとかってあるんですよね。
qbc:勝手に判断しちゃいますよね。それをゼロにする。
ウラレイ:すごくそこ面白いなと思ったんですよね。よく雑誌の独占インタビューとかって、面と向かって、バーって突き詰めるじゃないですか。
やっぱりね、話すのは話すんでしょうけど、そういうところって、こういうのを話した方がいいかなとか、ああいうのを話した方がいいかなって。
目的に沿った内容の抽出になっちゃうんですよね。だから、答えが意図的になるんですよ。
こういうふうにね、何出てくるかわかんないっていうのが面白いっすよね。
qbc:そうそうそうそう。表情見えないっていうのは、ある部分で楽。
ウラレイ:楽。
qbc:ありがとうございます。
ウラレイ:ありがとうございました。
あとがき
ラジオ好きと無名人インタビュー好きがかぶるっていうのは、実は正解!
大正解!
と思っていて、それは、ラジオやテレビなどなどの花形メディアではピックアップされにくいプライベートに寄りがちな人の側面に、じっくりと焦点をあてるから。
無名人インタビューも文字数多めで(1万字越えるのが当たり前で!)、参加者の方のお話をじっくりお伺いしています。
だよねー。うんうん。無名人インタビューラジオ復活させようかな。。
ということで、ウラレイさんのラジオはTwitterのスペースアーカイブから聴けますのでどうぞ。ご本人はnote見てーとおっしゃっておりましたが。
ともあれみなさまご感想書きたいなって思ったらコメント欄にコメントで残していってくださいねー!!!
ウラレイさんラジオはこちらからアーカイブ探してみてくださいねー。
インタビュー・編集:qbc
#無名人インタビュー #インタビュー #自己紹介 #ラジオ #サウナ #介護士
マガジンで過去インタビューも読めますよ!
インタビュー参加募集!
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