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歌で死なずに生きてるし、すごく人生楽しくなったから、いっぱい皆を元気づけて好きになってもらえる歌を作りたい人

青りんご赤りんご黄りんご、お母さんのお腹に宿っているのはなあに?
たぶん、金のりんごだよ。金のりんごだと思う。
なるほど。
なるほど?
きわどい問題ですって、これ。
仕方ないね。
蹂躙されるかもしれんよ、私の人生、私の家族。どうしようか。どうってこともないと思うけど。いや、たいそうなことかもな。
体操教室に子供のころから通っておけばよかったと思っています。さかあがりできないし、二重跳びできないから。残念な身体能力の持ち主になりました。
どん底ですよ、もう。北区にあったどん底ってスナックに行ったことがあります。
どうも。無名人インタビュー今日も始まります!!!!!
【まえがき:qbc・栗林康弘(無名人インタビュー主催)】

今回ご参加いただいたのは クロともじ さんです!

サトウともみ インタビュー - YouTube
クロともじ|note
超アーティストなり。 (ameblo.jp)
https://twitter.com/kurotomoji615


現在:だからもう自分は、おばあちゃんになるまで、死ぬまでに1曲、何かしら売れてくれればいいかな。

石井:今現在、どんなことをされている方か伺ってもいいでしょうか?

クロ:自称・超アーティストのシンガーソングライターなんですが育児優先で活動休止中。曲は作っているんですけど、ライブ活動とかは全然、していなくて。

今は専業主婦で3歳の娘がいます。その子を育てるのにもう、いっぱいいっぱいで。ライブなんてとてもじゃないけど、出来やしない状態。できる人もね、アーティストさんの中にはいっぱいいるけど、自分は両立が難しいタイプなので、子育て中心の生活って感じです。

石井:音楽っていうのは、いつ頃からいつ頃までされてたんですか?

クロ:ピアノ習い始めたのが多分、3歳ぐらいで。高校生ぐらいまで習ってたんですけど、ちょっと先生と喧嘩して辞めちゃったみたいな。そっからは、もう独学で。

高校は家政科系にしたんですけど、家事がメッチャ苦手で。花嫁修業のつもりで入ったら、周りは得意な人だらけじゃないですか。だから落ちこぼれて。もはや劣等感の塊みたいになっちゃって。

じゃあ卒業したら自分の好きな道に行こうって思って。音楽が好きだったから、音楽の専門学校に入って。そこにはシンガーソングライター科が、あったんですよ。
作詞作曲できる歌手が昔から好きだったんで。自分も目指したいなって思ったんですよね。

それで音楽は休み休みしつつ、関東エリアで細々とライブをしたり、CDを作ったりして、今に至るって感じです。

石井:音楽のジャンルとしては、どういうものになりますかね?

クロ:ピアノ弾き語りで、1人でやります。

石井:その作詞作曲も、全部ご自身でされている。

クロ:はい。

石井:音楽活動の目的って、どういうところにあるんでしょうか?

クロ:活動の目的は、最初は恐らく承認欲求でしたね。人気者になりたいっていうよりも、自分自身が虐げられて育ったっていうか、別に虐待とかじゃないけれど、周りから超バカにされてた部分、いじめられていたし、なんかそういう抑圧された部分が、ボッカーン!って爆発したのかも。自分の中で一番うまくできるものが、音楽かな?と思ったんです。

石井:うんうん。

クロ:なんて言えばいいのかな。自分は歌がメッチャ上手いってワケじゃないんですよね。ただ、自分のパラメータの中では一番上?高い?っていうのが多分、音楽なんですよ。

それで何だろう。昔は承認欲求で、認められたいって気持ちで作ってました。でも実際は、そんな認められないし、好きな人は好きみたいな、知る人ぞ知る的な感じのキャラで。今はもうそれでいいやっていうか、いい音楽を作って届けたいな〜って気持ちに切り替わって。

あとは、みんながみんな売れるわけじゃないけれど、今の時代ってSNSとかも凄く発達してて、いいものが見つかる時代っていうか。ちゃんと本当にいいものを作って拡散したら、魅力のあるものは、ほっとかれない時代になってきたと思っているんですよ。

石井:はい。

クロ:だからもう自分は、おばあちゃんになるまで、死ぬまでに何かしら1曲、売れてくれればいいかなみたいな。ちょっとハードルを、そこまで高くしないようにしたっていうか。えへへ。そういう感じですね。

石井:憧れているシンガーソングライターさんっているんですか?

クロ:もう凄くいっぱいいるんですけど、一番、なんだろうね。その時によってマイブーム変わっちゃうんですけど、ずっと大好きなのはサザンオールスターズの桑田佳祐さんです。

石井:桑田佳祐さんのどういうところがお好きなんですか?

クロ:桑田さんて、なんかもう凄いスーパー超人っていうか、面白い人だなと思って。作詞作曲もできるし、歌もうまいし、面白いし。漫画で例えると、ギャグもシリアスもエロも、シュールも正統派も何でもいけちゃう人っていう。

洋楽ならビートルズ、邦楽ならサザンオールスターズみたいな。そのくらいに私は思ってるし、あとはなんだろう、人柄かなぁ。ああ見えて、ふざけてるようで実はストイックなギャップが、すごいなって。ライブを見に行ったこともあるのですが、とにかく凄いなと。いつかお会いしたいなって思います。

石井:ライブには何回か行かれてるんですか?

クロ:ライブは1回だけあります。ファンクラブにも入ってて。その時の大きいスタジアムのライブが本当に凄くて、圧倒されたなと思って。

石井:うんうん。

クロ:他にも色んなアーティストのライブや舞台、お芝居なんかを見に行きました。

石井:ありがとうございます。今は、生活全体として他にどんなことに時間を使ってらっしゃいますか?

クロ:もう、ほぼほぼ育児で。子供が幼稚園に行ってる間カラオケ行って歌の練習したり、あとは結構ネットサーフィンが好きなんで、情報収集してって感じですかね。

石井:ネットサーフィンは、どんなものを見られるんですか?

クロ:私けっこう俗物っていうか、昔は2ちゃんねる、今は5ちゃんねるですけど。他はYahooニュースとか。はい、俗っぽい人間ですね(苦笑)。あとは人のブログを見たりするのが好きですね。

石井:どういう気持ちで見てらっしゃるんですか?

クロ:純粋に、その人がすごい好きだなって見るブログと、こいつみたいには絶対なりたくないなっていう、反面教師的な意味合いで見るブログと分かれますね。

石井:最近、印象に残ってるブログとかってありますか?

クロ:炎上目的のブログって見てらんなくて、あえて見ないようにしていて。ただ、Yahooニュースとかで上がってきて、この人また炎上してるんだなみたいな。そのブログについてコメントしてる、頭の良い人達の意見を読むのが凄く好きです。

石井:具体的にどなたなのか、お伺いしてもいいですか?

クロ:えー何だろう。最近では、才賀紀左衛門さんでしたっけ?その元事実婚妻の絵莉さんあたり?全然ブログとか見てないんですけど、Yahooニュースのコメントが皆さん秀逸で。みんな頭いいなぁ!自分の思ってる事を可視化できる、言語化できるって凄いなって。私はそこまで書き込んだりしないから、皆さんのコメントを尊敬の眼差しで見てます。

石井:Yahooニュースのコメントに対して、すごいっていう気持ちが大きいんですかね?

クロ:自分が思ってることを他の人が言ってくれると共感とか、胸がすく思い、よく言ってくれた!みたいな気持ちになります。

石井:ご自身では、コメントを書き込まれたりしないんですか?

クロ:あ〜!それやっちゃうと、私が書き込むと物凄く攻撃的な文章になっちゃうかな?と思って。何とか頑張って抑えてます。他の人に、それは任せて。後は頼んだぞ!みたいな。

だって今はSNSが原因で自殺したり、病気になって休んだり、色々あったりするじゃないですか。やっぱり自分が言葉を使う、作詞作曲だけじゃなくてブログも書いたりするんですけど。どんなに気をつけていても、やっぱり攻撃してくる人達は一定数いますから。だから最近は、そういった部分や夏バテや育児疲れで、毎日のように更新できなくなっちゃって。

言葉って癒しにもなるけど、毒にもなるっていうか。ね。だから扱いに気をつけないとなっていうのは、やっぱり思います。歌を作る者として、作詞や文をアップする者として特に。

石井:毎日更新されてたっていうのは、noteですか?

クロ:あっ、noteですね。あとアメブロとか。昔は、WordPressでしたっけ?個人ブログ開設した時期あったんですけど、ちょっと粘着質な方からメッチャ執拗にエアリプ?すごい攻撃されてしまって。あっ、この人は私に消えて欲しいんだなと思って、もう全消しをしてブログも閉鎖して。

ただ、そのブログの中で不妊治療の記録、妊娠してから出産するまで、そこからの育児の事を毎日がんばって書き綴っていたから、衝動的に全消ししてしまって、ちょっと勿体ない事したなって、それはすごい思いました。でも実際その攻撃してた人も、誰かから攻撃されたらしくて、その人もブログ閉鎖してて。ちょっとその時は、ざまあみろって思って。あの時の私の気持ちが、わかったか!って言いたくなりました。(笑)

石井:攻撃されてたのは、ずっと長い期間だったんですか?

クロ:あー、そうでもなかったな。約1ヶ月間くらい?それでも毎日やられるってやっぱり嫌ですよね。1日に何回もとか。

石井:結構な頻度だったんですね。

クロ:いっその事タイマン張らね? って思ったんですけど、多分それは触ってはいけない人だったっていうか、関わったらやばい人だみたいに思ったから、とりあえず逃げる選択をしたんですけど、それで正解でした。

石井:ブログ書かれてる方の間では、攻撃されるのってよくあることなんですか?

クロ:全員が全員じゃないですけど、すんごい良い人でも攻撃されるケースありましたね。最近ブログを休止しちゃった人がいて、めっちゃ大好きだったアメブロの人なんですけど。なんか変な攻撃されちゃって、それがクリティカルヒットになっちゃったみたいで。お休みしますって感じになったんです。まあ閉鎖とかブログやめますじゃなくて、まだ良かったと思ったんですけど。本当に純粋な夫婦生活っていうか、ほのぼのするような、アメブロでは珍しい、心が洗われる素晴らしいブログだったんですけどね。

石井:攻撃されるとブログをやめるっていう選択をされる方は多いんでしょうか?

クロ:あー、そう思いますよ。ひどいと自殺しちゃったり、自殺未遂しちゃったりとかね。心と体が病んでしまったり。やっぱり繊細で傷つきやすい人だと、そうなっちゃう。さすがに私は死にたいとは思わなかったけど、やだなーこの陰湿なネットいじめとは思いました。

石井:なるほど。今、ご家族は、旦那さんとお子さんがおひとりですか?

クロ:あ、そうです。

石井:ご家族とはどんな関係でいらっしゃいますか?

クロ:もともと夫とは私が好きになって片思いを実らせた形なのですが、何かケンカップルみたいな感じですね、今は。何て言えばいいんだろう?夫の愛情が娘に行っちゃって、あっ私ハブじゃんみたいな。よく、妻側がそうなるっていうじゃないですか。奥さんが、子供にかかりっきりで、夫は放置みたいな。よくある構図みたいなんですけどね。うちは、それの逆バージョンですよ。ハッハッハッ!

石井:それは今、どんな気持ちでいらっしゃいますか?

クロ:最初は凄く嫌だったし悲しかったけど、丸坊主にしてからは、もう別に良くね?っていうか、そんな悲しいことでもなくね?みたいな。自分を奮い立たせてっていうか、強くなったというか。そこまで悲しむ事でもねえよって。恋愛感情っていうよりも仲間意識って感じで、喧嘩友達みたいな、そんなポジションですね。

石井:差し支えなければ、髪の毛を丸められたきっかけを伺ってもいいですか?

クロ:モラハラとか虐待でも何でもなくて、元々の髪は長かったけど、ボブぐらいにして。結婚して一緒に生活していく中で、短くしたくなってショートにしたんですよ。で、子供を妊娠してからはドライヤー辛いんですよ。特に温風が。ドライヤーが、苦痛になっちゃうんですよね、妊娠すると。きっと個人差ありますけど。もうドライヤー嫌、タイムロスだし、イヤだぁ~と思って坊主にしたんですよ。

石井:はい。

クロ:そしたら! もうタオルだけでいいんですよ。タオルドライで終わりです。めっちゃ爽快で。床屋で坊主にするたび、いっつも気持ち良くって。爽快感が、ヤバいくらいに半端なくって。そっから、ずっと坊主で。多分、死ぬまで坊主です。

石井:いつからされてるんですか?

クロ:妊娠したのが2019年だから、4年前かな。

過去:すんごい元気もらってたし、いじめられても生きていけたのは、渡瀬マキちゃんの影響が大きい。

石井:子どものとき、どんなお子さんだったか覚えてらっしゃいます?

クロ:子どもの時は私、活発だったみたいで「怪獣」って親から呼ばれてて。今は自分の娘も怪獣みたいだから、あっ!こんな感じだったのかな?と思って。

石井:具体的なエピソードってありますか?

クロ:行方不明になった事が何回かあるらしくて。スーパーで行方不明、海で行方不明と。海は、お母さん私が死んだと思ったらしくて。流されちゃったと思ったら、近くのカップルと遊んでいたらしくてね。生きてて良かったと思ったそうです。

あとは何でもヒモを首にかけたりとかして、危なかったりとか。
他は、父のタバコを飲んじゃって、本当に死にかけて危なかったらしいです。ふふふ。

石井:今の娘さんも、そういう感じのおてんばさんなんですか?

クロ:タバコは誰も吸わないから、何とか死なずに済んでますね。アクシデントで落ちた、とかは何回かありましたけど。生きてて良かったと思って。危なかったです。

石井:それ以外に、記憶に残ってることありますか?

クロ:そうですね。幼稚園の時、体育館の中でのキャンドルサービスが綺麗だった事とか。あとは、凄く印象に残ってるのが。
今の私は坊主頭ですが、子供の頃は可愛かったんですよ。自分で言うのもナンですけど。
カトリック系の幼稚園で、「マリア様の役やって」って先生から直々にお願いされたのに、その時の私は天使が好きだったから、天使の役をやりたいの!って、断って。
今になって思うとマリア様やっとけよバカ〜主役だろうが! と。そんな事がありました。

石井:どうして、天使が好きだったんでしょうかね?

クロ:マリア様の衣装がピンク色で可愛かったんですけど、当時の私は天使の白い衣装が、天使って存在が、いいなって。むしろ天使になりたいなって思ったんだろうなぁ。

石井:子どもの頃は、今の性格とは少し違う感じでしたか?

クロ:昔の方が控えめっていうか、あんまガツガツしてなかった気がする。そんなに目立ちたいとかもないし、ただ楽しく笑って過ごしたいみたいな、今より無欲という感じ。

石井:小学校、中学校とかはどうでしたか?

クロ:小学校が、大阪にいたときは楽しかったんですけど。引っ越して東京に行ってから、東京都足立区って治安が良くない地域なんですけど。普通にヤンキーも多いし、小学校高学年からいじめられて、中学の2年生ぐらいまでは、ナゾのイジメが続いたんですけれども。いじめっつっても、無視されるとかバイ菌扱いされるとか。

今は、そんなに。あぁその程度だねって思うんだけど、その時は孤独で悲しかったなぁ~。クラスでは仲良くできる子もいなかったし。あぁ、ちょっとは、いたかも。

でも嫌われるっていう体験が、承認欲求モンスターを生み出したじゃないけれど、やっぱり認められたい、好きになってほしいって気持ちが、そっから生まれたのかなって思います。

石井:今の時点から当時を振り返ると、そういう風に思う感じなんでしょうか?

クロ:いじめられて良かったなって思うのは、いじめっていうのは良くない行為だけど、私の場合は強くなれたのと、あとは他に逃げ道があったんで。その逃げ道はオタクっていうか漫画とアニメと音楽とゲームの4つには、めっちゃ救われた。うん。そこがあったから私、今でも生きられましたね。

石井:けっこう多趣味な中学生ですよね。

クロ:そう、好きなものがいっぱいあって楽しかったんです。いじめられても、うちの母は厳しかったから学校は休むなっていうタイプだったんですけど。本当は学校なんて行きたくなくて、いじめられに学校へ行くのなら、いっそのこと不登校になりたかったし。

学校に行ったとしても、保健室登校や図書室とかに行って、自分の世界に浸りたかったな。歌う事、絵を描く事や漫画が大好きだったから、ず〜っとそれやってたかったです本当は。

石井:なるほど。そもそもご趣味とかって、どなたから影響を受けたんでしょうか?

クロ:音楽は、最初の目覚めがLINDBERGで。テレビで「クイズ年の差なんて」っていう昔の番組があって。それの今ヒットしている曲みたいな感じで、「今すぐKiss Ⅿe」が紹介されてて。何これ?ヒットしてるって言われても、私は知らないんだけど?って見たら私、この歌けっこう好きかもと気になって。

そっからLINDBERGにすごい興味を持って、ファンクラブにも入って、ライブも行って。ほんとアルバムを飛ばさないで聴いてるのってLINDBERGぐらいで。1曲目から、ラストまで、ずっと通しで聴いてて。アルバムいっぱい出てるんですけど、アルバムの1枚目から5枚目ぐらいまでが、ピークで大好きで。もうマジで当時の自分はLINDBERGバカって言っていいぐらい、本当に小学生と中学生の頃はLINDBERGが大好きだった。

石井:どういうところがお好きですか?

クロ:渡瀬マキちゃんの、凄く可愛くて強い所と。めっちゃパワフルでロックで、等身大の恋愛の歌を歌うまでの渡瀬マキちゃんが、大好きで。アルバムで言うと、まさに5枚目までなんですよ。
すんごい元気をもらってたし、いじめられても何とか生きていけたのは、渡瀬マキちゃんの影響も、メッチャあります!渡瀬マキちゃんにもいつかお会いしたい。ライブは見たから、お会いはしてるんですけど。

石井:その後、高校生の頃はどうでしたか?

クロ:中学の3年生でクラス替えがあったから、いじめがなくなって。高校は、もう東京都足立区からは脱出したくて。電車通学の学校を選んだらいじめ全くなかったです。いい人が多かったから。学校の勉強ができなかったくらいですね。すんごい落ちこぼれだったから、お情けで卒業できた感じで、気持ち的には自分は中卒ですね。赤点ばっか取ってたし。

石井:家庭科の高校を選ばれた理由は花嫁修業とのことだったんですけど、いつかお嫁に行きたいとか、そういう気持ちがあったんでしょうか?

クロ:結婚願望は無かったです。ただ、家事全般は身に付けといて損は無いなってスキルじゃないですか。だから今は良かったなと思いますよ。そんなに料理も裁縫とかも上手くは無いけど、必要最低限は出来るってレベルにはなったんで。つらかったけど、そこを選んで良かったです。

石井:一番苦手な教科とかってあったんですか?

クロ:数学は苦手ですね。理数系の人の意味がわからないですもん。頭の出来が違うんでしょうけど。国語と音楽以外、ほぼほぼ苦手ですよ。英語できないし。
石井:科目自体は、普通の高校と同じなんですね。

クロ:そうですね。物理がなかったぐらいかな。

石井:家庭科的な教科は、あんまり苦手ではなかった感じでしょうか?

クロ:うーん、苦手かな〜裁縫も。着物を作るのとか、いや浴衣かな?何なんだろうって。

石井:なるほど。高校のあとは、どういった進路になるんでしょう?

クロ:音楽の専門学校ですね。そこで私はプロになる予定だったのに、自分よりも凄い人いっぱいいると、また落ち込むじゃないですか。才能ないのかなって凄いへこんじゃって。しかもその時に初めての彼氏ができて、初めての失恋をするんですよ。

石井:はい。

クロ:すごいんですよ、聞いてくださいよ!私、初めての失恋は出会い系サイトで出逢ったらしき年上の女に彼氏を寝取られたんですよ。それで結局そっちを選んで、そっちとデキ婚したんです。

石井:なるほど。

クロ:私それ当時めっちゃトラウマで、なんか男性不信になるし、この時は荒れに荒れて、闇落ちしましたよね。ははは。

石井:闇落ちっていうのは、どういう感じにでしょうか?

クロ:闇落ちっていうのはワンナイトを繰り返すみたいな感じで(笑)まあ避妊してたから妊娠とかは全く無かったんですけど、あれは自分の中でも封印したい黒歴史ですね。

石井:その一連の出来事から、どういう影響を受けたと思いますかね?

クロ:今は娘に同じ様になって欲しくないから、性教育と、良い男とは?悪い男とは?って事を、物心ついて好きになった男の子ができた時点で、叩き込みますね。

石井:ちなみにその、良い男・悪い男の定義を伺ってもいいですか?

クロ:良い男も悪い男も、行動に出ます。口では何とでも言えます。とにかく行動を見ろ、行動が全てだ!

石井:こういう行動をしたらアウト、っていうのがあるんですか?

クロ:嘘をつくことですね。嘘を平気でつき続ける奴は、ダメです。嘘をつき続ける事に、何のためらいも罪悪感もない奴が、もう怖くて怖くてしょうがないです。

石井:今の旦那さんは、そういったところではどうなんでしょう?

クロ:彼はね〜本当、裏表がないというか。いっそ気持ちいいぐらい。
明らかにオナラブ〜ッてしたのに、「してないよ」って言うぐらいですかね。かわいい嘘っていうか、まぁそこぐらいですかね。

石井:旦那さんとはどこで出会われたんですか?

クロ:職場で知り合いました。

石井:その職場っていうのは、専門学校を出た後に入られたところですか?

クロ:専門学校を出て、そのあとに仕事して、みたいな感じで。共通の知人の紹介ですね。

石井:なるほど。今はお仕事やめてらっしゃると思うんですけど、経歴としては、どのくらいの数お仕事されましたか?

クロ:それがメッチャ多くて。最初がパン屋か酒屋のレジで、居酒屋、カラオケボックス、あとは水商売、ぐるなびとかでも、働きました。あとケーキ屋、そしてもう1回カラオケ、漫画喫茶、家庭教師。他にも色々あるんだろうけど、ちゃんと覚えてるのが、このぐらい。

石井:職歴が多い理由としては、ご自身でどう考えていらっしゃいますか?

クロ:私、人間関係がうまくいかなくて。ずっと発達障がいのグレーゾーンだと思って生きてきたんですけど。ちゃんと調べてもらったらADHDだったみたいで、やっぱりねって。やっぱ、それが原因でもあるんだなーと思って。

まぁでも最初に知った時は悲しかったけれど、それはそれでそうなんだからしょうがないよな〜って開き直る所までは来られました。

石井:人間関係がうまくいかなくなるっていうのは、どういう状態でしょうか?

クロ:店長や同僚に嫌われちゃうんですよね。自分は頑張ってるつもりなんだけど、なんか地雷を踏んじゃうというか、何なんだろう。サンドバックになっちゃうっつうか。う~ん、まぁ、そういう星のもとに生まれてしまったのかもしれません。

石井:理不尽だなとか、そういうふうに思われることはないですか?

クロ:まぁ自分は仕事できないからしょうがないのかなというか。理不尽なのかなぁ?ストレス解消のはけ口なのかな?ちょっと私自身もわかんないです。いつかわかるのかな?(笑)

石井:過去の出来事を振り返ったときに、一番ご自身に影響を与えてるなって思うことってありますか?

クロ:一番影響っていうのは難しいんですけど、夫と出会った事で人生が楽しくなったっていうか。それまでも楽しい事は色々あったんですけど、やっぱり結婚して子供が生まれてっていうのは、自分の中で物凄く大きい出来事だったから。
夫と出会って、この人は運命の人だって思うよりも、子供ができて無事に生まれてくれて。そうか。私は、この子を産む為に生まれてきたのかなって思えた。

石井:旦那さんとの出会いから、いろいろ繋がってるなっていう感じでしょうか?

クロ:そうですね。

石井:ちなみに、娘さんはどんなお子さんですか?

クロ:めっちゃくちゃ元気で、体力オバケなのかなって。パワフルで、でもちょっと繊細な所もあって。最初は、うちの子も発達障がいなのかなと思って調べてもらったら、大丈夫は大丈夫らしいんですけど。成長したら、また後で何かしら出てくるかもしれないけど、元気は元気で。そのちっちゃい体のどこにそんな体力があるんだろうって、いつもビックリで。

石井:娘さんが好きなことって何でしょうか?

クロ:娘は、歌う事と踊る事が大好きです。私がアイドルオタクで、ジャニヲタだったり、ハロプロとかモーニング娘。オタクだったこともあったから、その影響や遺伝でしょうね。
将来は娘がモーニング娘。になれば嬉しいなって。わかんないですけどね。何になるかは、わかんないけど自分よりも超絶かわいい子なんで。もう私の上位互換みたいな。そんな上位互換って言い方も失礼で、良くないかもしんないけど。まさか私から、こんなにもカワイイ子が生まれるんだってビックリして。夫の遺伝子がいいのもあったと思うんですけど。毎日とっても楽しそうに歌って踊って遊んでます。

未来:私、海外を超えて、宇宙人とか異星人にも届いて、好きになってもらえる歌を作りたいなっていう目標ができて。

石井:これから先の10年間とか、今後の人生において目標とかってありますか?

クロ:さっきは、おばあちゃんになるまでって言ってたんですけど、ここから10年の間に1曲、何かヒット曲っていうか、みんなが好きになってくれるような曲を作れたら、もう万々歳ですね。一応もう自分の中で自信ある曲が2曲あるんですけど。その2曲が、上手くバズるかどうかみたいな。そんでその2曲がバズんなかったら、また次の一手次の一手じゃないですけど、ちぎっては投げじゃないんですけど。もう死ぬまでずっとイイ曲を、自分が良い作品を作り続けていくだけですよね。

石井:バズる状態って、例えばどんな人がどんなことを言ってるとか、イメージはありますか?

クロ:「この曲好き」って言ってもらえたら。「この曲に元気もらった」って、老若男女を問わず沢山の人に言ってもらえたら、私は。それに近い、ちょっと違う体験なんですけど、うちのお兄ちゃんがもう自殺して亡くなってる人なんですけど。学校の先生と仲が良くて、小学校の先生とずっと手紙のやり取りしてた時期があって、年賀状とか。その先生に、私の自主制作のCDをあげたみたいなんですよ。

石井:はい。

クロ:先生に送ったら。ちょっとごめんなさい私、泣いちゃう。その生徒さん達に聞かせてくれて。そしたら皆さん、凄いファンレターをピンクの紙に書いてくれて。元気をもらったとか歌がうまいとか、この曲好きです、すごいとか、ビックリするくらい褒めてくれて。

子供って、あんまり嘘つかないじゃないですか。忖度とか、しないし。それが音楽をやる、改めて原点になった出来事っていうか、自分の歌の力をもっと信じてあげたいっていうか。それが音楽やってて一番、嬉しかったことでしたね。

石井:うんうん。

クロ:あとは娘が自分の歌を歌ってくれたり気に入ってくれて。だから私も自分の歌の力を信じたいなと。私の好きなシンガーソングライターで、阿部浩二さんて方がいるんですが。「歌で世界は変わらない」みたいなことを歌ってて。ファンの友達は、そうだよなって納得してたんです。でも私は、そうは思いたくなくて。確かに歌で、1曲で、世界は変わらないかもしれない。だからって諦めたくなくて。きっかけには絶対なるって、私は思ってて。

石井:なるほど。

クロ:実際に私、LINDBERGとかいろんな歌で、死なずに済んでる。生きてるし、すごく人生が楽しくなったから。私の歌も皆をいっぱい元気づけたい。つんくさんが以前「海外に通用する曲しか作ってへん」みたいなこと言ってて、凄くカッコいいなって思ったんです。

そしたら私は海外を超えて、宇宙人とか異星人にも届く、好きになってもらえるような歌を作りたいなって目標ができて。ごめんなさいね、泣いちゃって。自分の中で、すごい大事な思い出だったんで。

石井:ありがとうございます。バズるというお話から、ご自身の理想についても話していただけたと思うんですけど、そういうところなんですね。

クロ:もしバズったら、またアンチが湧くかもしれないですけどね〜。でも、アンチからもかばってくれるようなファンができたらいいなぁ。好きって気持ちが色々なSNSとかTikTokとかYouTube、ハートマークいいねとか、日本人、外国人、宇宙人、異星人、すごくいろんな形で、皆が好きって、良いエネルギーが全体に循環していくといいなって思って。バズる。なんだろう、街中で自分の曲が流れたりテレビとかネット、あとなんでしょうね?バズるって漠然としすぎてて。なんだろう?友達も、「ともみんの歌は、いつかバズる」と言ってくれてて。その友達を裏切るワケには行かないって、謎の使命感も生まれて。(笑)

石井:はい。

クロ:でもね、悪い事も言われてきたんですよ。お母さんの友達に、「ともちゃんは音楽の学校いっても結局モノにならなかったじゃない」とか言われたらしくて。お母さん、すごい嫌そうに話してて、もう恥かかせてごめんねって申し訳なく思ったりして。

お母さんは、私が売れないまま死んじゃったから。だからみんなの思いを乗せて、自分だけじゃなくて、私、やっぱり売れなきゃいけないんです!売れるんです!!売る、売る。私、売る。売れる様に、ちょっとやっぱり、今回改めて思いました。覚悟を決めました。

石井:売れるためには、どういうことをしたいと思いますか?

クロ:もうあれですよね、ひたすら努力、練習の積み重ねだと思いますよ。あとは実際に、自分の好きな売れてる人たちに会いに行くとか、話を聞いたり、接することですよね。

水商売の仕事してた時、指名が多くて人気の人に貴重なアドバイスや助言をいただいたり、沢山お話しましたもん。だからこの人は売れるんだなって、もう肌感覚でわかりましたよ。例えば水商売って、美人とかだけが売れるわけじゃなくて。多少は普通の顔の人でも、凄い接客テクニックが素晴らしかったり、人の心を読む力とか寄り添う力にめっちゃ長けてる人ばっかりで。自分もそうなりたいなと思ったし、今後は皆に寄り添える様なアーティスト、そして味方になれるアーティストを目指したいですよね。はい。

石井:なるほど。今年の目標って何か、ありますか?

クロ:今年の目標は、ミニアルバムを一つ作れたら。あとは配信ライブが理想。ただ、すぐには難しいから12月……そうねぇ〜、ミニアルバムが間に合わなかったらせめて、配信のシングルぐらいは出来たらいいな。

なんか今年はバズるまでは行かなくとも、とっかかりっていうのかなぁ。きっかけの一つが作れたらいいなと思います。
継続は力なりなんで。ちゃんと毎日、何かしら音楽に関わるようにするって、ちょっと今日から始めます。

石井:今後、特に楽しみにされてるご予定とかってありますか?

クロ:予定、なんだろう。2人目をどうしようかって話を、夫としてて。2人目ができたら嬉しいなとは思うのと。今は愛知に住んでるんですけど、9月に東京旅行の予定があるのでそれは楽しみです。8月には友達が遊びに来てくれるので、それも楽しみ。あとはですね、このインタビューがどのようにまとまるのかが、実はめっちゃ楽しみです。(笑)

石井:ご旅行は、どなたかと行かれるんですか?

クロ:旅行は、夫と子供と家族旅行です。

石井:旅行の目的ってあるんですか?

クロ:関東育ちだったんで、友達に会いに行くことですね。ワンオペ育児の娘を、たまには夫に見てもらって、遊びに行くみたいな。息抜き旅行ですね。

石井:話は変わるんですけど、今の生活で大変なこととかってありますか?

クロ:いやもう子育てが自分の思い通りにならない、ハプニングの連続で。自分とストレス解消との兼ね合いみたいな感じです。いかに子供を怒らないか。怒っちゃう時もあるけど、すごい自分の葛藤というか、虐待にならないようにっていうか、八つ当たりしないように、日々自分と戦ってます。

石井:自分との戦いで、失敗する時もあったりしますか?

クロ:やっぱり、ちょっと怒りすぎちゃったなって時もあって。娘を泣かせてしまったら、ごめんねって謝るようにしてます。謝らない親もいるみたいだけど、私は自分が悪かった時は絶対ごめんねって、お母ちゃんが悪かったって、そこは自分が折れます。

石井:それは、お子さんと喧嘩になっても、思ったことを伝えるとかでしょうか?

クロ:そうですね、私が言い過ぎた時とか、イライラしちゃって、ちょっと自分の怒り方が駄目だった時は反省して、ちょっと娘に寄り添って、謝りますね。

石井:最初に、虐げられていたと仰ってたと思うんですけど、もしその体験がなかったとしたら、今どんなふうになってると思われますか?

クロ:それがなかったとしたら、もっとひどい人間というか、クズというか。ちょっと私、前世で多分、悪い人間だったみたいで。「アウシュビッツにいた」って言われた事あって。直感的にアウシュビッツで死んだ方じゃなくて、悪かった方の人間だったと思ったんです。

じゃないと家族全員私以外死んでないし、彼氏を寝取られたりもしないし、闇落ちしない。きっと前世で多くの人間を虐げた経験があったからこそ、今世では虐げられたと気づいて。その痛みが嫌と言うほどわかりました。虐げられるって事は、こんなにも屈辱的で、苦しくて、悲しくて辛いことなんだ、もう二度としないよって思いました。

石井:前世については、占いか何かで聞かれたんでしょうか?

クロ:占いとは別なのですが、前世が視える方に視ていただきました。占いは小さい頃から大好きで、スピリチュアルにハマった事もありましたね(笑)。アウシュビッツの件は何か凄く、納得がいきました。元々ドイツに興味があったのと、ナチスドイツやヒトラーに関連する漫画を読み漁るくらい凄く興味があったから。そっか、そこにいたんだ私はと思って。実際にテレビでアウシュビッツの映像を見た時、ここを知っているとかじゃなくて、嫌だ、ここは嫌だ!っていうのがバーッて鳥肌たって。やっぱり私ここにいたんだと思って、ちょっとソレはビックリしましたね。

石井:なるほど。虐げられた経験がなかったら、今仰ってくださったパーソナリティが、もっと大きくなってたかもしれないってことですかね。

クロ:ちょっとその経験がないと、もっと駄目な人間になってたと思います。

石井:最後に何か、伝えたいこととかありますか?

クロ:ちょっと本当に今回、遅刻してごめんなさい、なんかインターネットの接続が上手くいかなくて大変に申し訳なかったなって。でも、これをインタビューしてもらえて、手紙で泣いちゃったことも、そっか私その体験がすごい大事な所だったんだなってことを、改めてもう1回思い出せたのと、今回インタビューしてもらってすごく嬉しかったです。

石井:ありがとうございます。

クロ:ありがとうございます。

あとがき

歌をつくる、歌うことは、きっととても大きなエネルギーを必要とすることなんだろうなと思いました。それに伴って、全てのエピソードに、大きな感情の動き、高ぶりを感じられるインタビューでした。でもその自分の感情に、真っ直ぐ向き合っていらっしゃる、素敵な方だなと、お話を聴きながら思っていました。宇宙人や異星人にも届く歌づくり、心から応援しております。ありがとうございました。
【インタビュー・編集・あとがき:石井】
【文字起こし・編集:なずなはな】

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