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人生1度っきりだし人生を謳歌することに正解はないけど楽しい時も笑う時も悲しい時も苦しい時も人それぞれ色々ある中でそれを全部楽しんだらどうなるんだろうなって思う2浪だった人

知ってる。私も2浪だった。わかってる。成人式の日、翌日入試だったからみんなでお祝いできずに一人でコチョコチョ帰ったの。
わかってる。昔付きあっていた女性が、私のいないところで私を友達に紹介するとき、2浪で無職の彼を助けてあげてるって吹聴して、優しい女の称号をほしいままにしていたのを。
人生はさりげないウソの連続と、ほんのすこしのスパイス程度の真実でできてるんじゃないのかな。どうだろう。どうなんだろうか。
どんなとかそんなもんじゃない、実際私が30のときに無職だった彼女が、私に関する噂話のお陰で優しい女と呼ばれていたことは事実だし、そして今一人の男の子のお母さんだってことも現実だ。
と、いうことで無関係な話をしてしまった今回の無名人インタビューですが、人間の感覚は、上がったり下がったりすることで陶冶されていくんだよねほんとう。うんうん。うん。辛酸を舐めた私たちは苦労をムダにしないんです! 悲しみを経たあとにある独特の優しさというものがあるんです! 俺たちは。俺たちは。
「若いうちの苦労は買ってでもしろ」なんていう言葉が昭和の時代はありました。令和の今はどうなんでしょうかね。まあ、いつの時代にも確かなのは、いついかなるときにも通用する考え方なんてものはないってことです。これこそ普遍な。
はい今回の無名人インタビューも楽しんでいただけたならば幸いです!(主催:qbc)

今回ご参加いただいたのは たけさん さんです!

現在:とにかくいろんな人と喋りたい

toki:今、何をされている方ですか。

たけさん:今は普通に大学生をしてます。実は僕、2浪してまして。大学生は大学生なんですけど、1年生という立場にいて。色々自分の行きたいところがあって、2年間浪人時代を過ごして、今に至るって感じですね。

toki:この4月に入学したばかり?

たけさん:そうですね。

toki:今1番頑張っていることってなんですか。

たけさん:もう勉学でしかないですね。あとは、慣れることぐらいです。大学の雰囲気とか、時間の感覚とかそういうのに。
自分で言うのもあれですけど、自分結構好奇心旺盛で、人懐っこくて、とにかく手広くいろんな人と会いたい、喋りたいみたいなところがあって。それもあって、この無名人インタビューもそうなんですけど、とりあえずやってみようっていうのが1番ありまして。大学の中でも、積極的に話をしている感じですね。

toki:2浪されたっていうことだったんですけど、どうしても入りたい大学や、やりたい勉強があったんでしょうか。

たけさん:そうですね、ありました。今、私立に通ってるんですけども、元々某国立大学を目指していました。今20歳で、もう13年前の作品か。細田守監督の「サマーウォーズ」という作品、ご存じですか?

toki:あ、はい見たことあります

たけさん:その作品にとても感化されまして。今でも自分の行き詰まった時とか、楽しみたいなと思った時に気軽に見るというか、そういうバイブル的存在の映画になってて。
そこからメディア系にものすごく興味を持ち始めて、いわゆるプログラミングだとか、メディア論とか、社会学とか、あとは最近で言えばメタバースとか、ゲーム開発とか、そういうのを勉強したかったんですけど、思い叶わず、2年浪人をしました。

toki:そうだったんですね。

たけさん:今の私立に自分は合っているって思っていますが、目指してた熱は大きいので、やっぱり未練タラタラになっちゃってるし、心残りがありますけど。でも、私としては、「大学に入らせていただいた」っていう感じでいます。入学させていただいた気持ちを持って、大学の中で、2年間の思いを爆発させるわけじゃないですけど、何かしら大きなことを1つでもやろうかな、と思っているところですね。
そのこともあって、浪人の2年間のうちにいろんなことを思ったり、考えたり、挫折したりと、色々人生の中で重い経験したっていうイメージはありますね。

toki:2浪してまで大学を目指されて、なおかつ入学してからも意欲を失わないほど、サマーウォーズの力っていうのは大きいですか。

たけさん:ものすごく衝撃的だったんです。もう言葉に表せられないぐらい。「なんなんだ、これは…!」というのを見てしまった気がして。いきなり変なもん見たみたいな感じで。「うわあーこれなんなんだ」っていうのが1番最初で、そこからものすごくのめり込んでいったっていう感じで。
今、Twitterの方にも「サマーウォーズ作りたい」って言ったら、色々な人にいいねをもらったりしてはいるんですけど、現実もうサマーウォーズの世界のものはほとんどできてしまっています。サマーウォーズっていう枠組みとして作るのは可能なんですけど、その中のサービスとかそういった部分に関しては、もう無理っていうふうには自分では落とし込んでいて。
なので、なんだろうな…初恋の人に、見向きもされずに振られたって感じですね。でも、諦められずにいるっていうのが現状です。

toki:言葉にできない衝撃を受けたっていうお話だったんですけど、あえて言葉にすると、サマーウォーズのどういったところに衝撃を受けたんですかね。

たけさん:見てもらえばわかるんですけど、冒頭約10分ぐらい、「仮想世界 OZ(オズ)」の紹介をするんです。まず、そこに鳥肌が立って。他にも、最近公開された「竜とそばかすの姫」も、冒頭にサービスの紹介があるんですけど、やっぱりちょっとサマーウォーズを超えるものはないなっていう。
なんだろうなあ……例えると、初めてゴルフをしたのにホールインワンを偶然に決めてしまったっていう。圧倒よりも衝撃がでかい。という感じですね。身近なやつで言うと、裁縫してる時、針に糸を1発で通したぐらいですかね。あの感動は素晴らしい。毎回思います。1発で通すなんて、なんて快感だって。

toki:そんな快感がサマーウォーズと出会った時にあった。

たけさん:はい。13年前の話なので…8歳ぐらい。公開されたのは2009年の8月1日なんですけど、1年遅れでやってる金曜ロードショーで見たんですけども、ちょっと衝撃でしたね。TVにのめり込むほどかぶりついで見ていましたね。

toki:なるほど、ありがとうございます。少し話題は変わりますが、今1番時間を使いたいなと思うことってなんですか。

たけさん:自分のTwitterにも書いたんですけど、ラジオをやりたくて。自分でもこうやってインタビューを受けに来るぐらいなんで、自分で言うのもなんですが喋りたいんですよ。とにかく喋りたくてたまんないっていうのと、浪人の時にラジオに救ってもらったっていうのがあって。自分のこの喋りが仕事にできればいいなって思ったりはしてますね。なんかなんだろう、いろんな人とラジオを通して話をしたいなって思います。

toki:いろんな人と。

たけさん:いろんな人と。意外と知らないじゃないですか、世界って。世界は広いので、どんな人と話してみたいっていうのがなくて。とにかくいろんな人と喋りたい。別に大統領でもいいですし、そこらへんのじいちゃんばあちゃんでもいいんですけど、やはり、喋ってみると面白いことあるじゃないですか。

toki:そうですね。

たけさん:この無名人インタビューも多分、それが発端だと思います。なんだろう、やっぱり普通の人って面白いっていうのは、自分でもやってみたいと思います。
有名人だけじゃない、学校の中の面白いやつとか、コンクールで金賞を取った人ってどういう人なのみたいな。そういうテレビ以外のところでもやっぱり面白い人が多いし。あと、友達の中での盛り上げ役の子って、どういう子なんだろうとか。改めていろんな人と話したいなっていうのは思ったりしますね。だから、それが発端で多分、ラジオやりたいって思ってるっていう感じですね。

toki:ラジオと言っても、1人で淡々と喋るっていうのではなくて、やっぱりいろんな人と話したい。

たけさん:そうですね、いろんな人と話したいです。だから、tokiさんとこういうふうに喋ってるのでさえ何か形にできるなと思います。僕は、型にはまったことを喋るのもいいんですけど、何も型にはまらずとにかく喋りたいってのがあるので、雑談ラジオでもいいんじゃないかなっていう。大学で1人暮らしの友達がいるんですけど、喋ってる声があるだけで楽しいって言ってくれるので、それはものすごく自分として嬉しいし、誰かのためになってんだなっていうのは思ったりします。あとはいろんな人から「聞きやすい声だね」って言われるんで、そういうそういうのも、生かせたらいいなって思います。多分睡眠導入の感じの声じゃないと思うんで、もうちょっと張りのある声をしたいんですけど、でも喋りやすいし、話しやすいし、接しやすいって言われるんで、なんか、人助けじゃないですけど、何かしらできたらいいなって、思ったりはしますね。


過去:鼻で他人に笑われようと、サマーウォーズの世界を作りたい

toki:小さい頃はどんなお子さんでしたか。

たけさん:小さい頃、お母さんの話でしかないので、わかんないんですけど、もうとにかくこういう感じですね。好奇心旺盛、ざっくばらん話をして、もう人懐っこくて。僕1人っ子なんですけど、それもあって大人と接する機会が多くて。それと、お父さんが山下達郎が好きで、車に乗ると必ず聴いてました。
なので、そもそもの自分の形成の仕方として、古い方々や物に接しすぎて同年代の友達があんまり作れないっていう悩みはあるんですけど。逆に大人の人とはものすごく接せるっていうか、なんか付き合いやすい、そういう感じですね。子供の時は、友達よりも先生と話していた記憶があります。小学校の時とかは。こんな感じですかね。

toki:好奇心旺盛、ざっくばらんに誰とでも話せるっていうところは、今とあんまり変わらないというお話だったんですけど、そういう性格になったきっかけや理由って、何かありますか?

たけさん:お母さんがそもそも喋る人なので、多分それが似たんじゃないかなっていうのは思ったりはするんですけど、それ以外はあんまり思いつかないですね。

toki:逆に、小さい頃と今の自分とで変わったなと思うところってありますか?

たけさん:変わった…あんまりないと思います。お母さんにも言われたりしますね、「変わんないね」みたいな。友達に会った時も「変わんないね」って。「やっぱたけさんはたけさんだよ」って言われるので…なんか、変わんないらしいです。(笑)

toki:友達からはどういう人だねって言われることが多いですか。

たけさん:そうですね。なんか「好奇心旺盛だねー」って。ほんと同じ感じで。先頭に立つような人になりたいんですけど、結局脇道をそれてガヤ芸人みたいな感じになってしまって。リーダーになり損ねた、いわゆる頼れる盛り上げ役みたいな感じですかね。

toki:そしたら、小学校、中学校、高校でもどれでもいいんですけど、どんな人や出来事が印象に残っていますか?

たけさん:うーん、そう言われると色々ありすぎて。1人思いついたのは、僕の小学校のときの友達に慶応行った子がいて、その子がスティーブ・ジョブズの演説を全部覚えていたんですよ。あの有名なスマホの発表会。しかも英語で。その時は、あいつには敵わないなって思いましたね。

toki:人を引きつけるみたいな意味でということですか。

たけさん:そうですね…結構トゲのあるやつなので、好き嫌いが別れる子ではあるんですけど、でも喋らせたらやばいなって思いますね。ある意味、勝手に尊敬してます。これは自分で初めて話しますけど、今思いつく限りで、僕がすごいなって思った人だと…その子はほんとすごいなって思いますね。

toki:すごいなって思うポイントとしては、やっぱり喋りっていうところなんですか、他にあったりしますか。

たけさん:コミュニケーションとかは全然僕の方が勝ってると思うんですけど、でもやっぱ、喋りがうまい。それにつきますね。

toki:その方といつからお友達なんですか。

たけさん:小学校からずっと。幼稚園もそうか。結構古くからで、共通の趣味がLEGOだったので、家にLEGOをしに遊びに行ったりしてたので、特段何か特殊なことをしてたわけじゃないです。高校からは別々になったんですけど、今でも彼はすごいなって、思いますね。

toki:なるほど。

たけさん:あとは、なんだろうなあ…浪人するにあたってのメンタルのところで言うと、僕、元々水球をやってたんですけど、まあ……辛くて。お母さんが元々「メンタルが弱いから行ってこい!」って言うので、それで入ったんですけど、体罰だ! って叫ばれる前だったので、ボロクソに言われるわ、ボールは投げられるわで、もうなんか精神的苦痛がやばかったですね。もう、世界の底を見たって感じですね。
でも、その経験があったから、浪人もある程度辛かったですけど、それに比べたらって思ったら屁じゃないというか。ちょうど思春期ぐらいにそういうのがあったんでいい経験になったと思っています。小学5年生から中学2年生くらいまで、4年半ぐらいやってたんで…。

toki:お母さんが「メンタルが弱いから行ってこい!」っていうお話だったんですけど、やる前は、メンタルが弱かった?

たけさん:弱いっていうか、うじうじしてたんじゃないですかね。全然自分でも覚えてないので、何とも言えないんですけど。うじうじしてて、それが多分、お母さんは気に入らなかったんでしょうね。で、行ってこいって言われて、結局こういうことになった感じです。

toki:その水球の経験が、浪人にも生きてきてるっていう。

たけさん:そうですね。それがあって今に生きているので、その時意地でもいかない選択をしていたらまた違った人生が待っていたかも知れないですね。

toki:では、浪人時代のお話も聞かせていただきたいのですが、高校3年生の時、1番最初に不合格だった時って、どんな気持ちでしたか。

たけさん:その時は、推薦を受けて。思い切って頑張ろう!ってやったら落ちたので、「ふざけんなよ」って思ったんですけど。それが12月で、センターが1月じゃないですか。もう何もやる気なかったですね。このまま浪人まっしぐらって感じで。
で、浪人に入って。1年目、とある予備校に行ったんですけど、6月ぐらいに燃えつき症候群になっちゃって。コロナ禍で、ちょうど緊急事態宣言が発令されて予備校がまるまるオンラインになったんですよ。全部録画なので、夜な夜な見てましたね。もう頑張らなくちゃと思って。

toki:うんうん。

たけさん:それで、夏頃にパコーンって行っちゃったんだろうなあ。もうあーなんか疲れたーってなって。そのままダーって流れて。そんな感じですかね。で、結局不合格になって。これはお母さんにしか話してないのでお父さんには申し訳ないなって思ってます。燃え尽きたとしても終わらせる思いで1年過ごしていました。で、2浪目に入って。2年目はさすがにね、全部対面だったんですけど、できる限り頑張るっていうか、まずはセーブしようと思って。そんなに力まずに、とにかくやれることはやってみようっていうのを思い切ってやってみた。そこから、なんとか合格をもらったって感じです。なのでなんだろうなあ、そもそも向いてなかったんだなと思いましたね。

toki:受験勉強に?

たけさん:受験勉強に。なんか勉強するの、嫌だったんで。そんな感じですかね。

toki:なるほど。浪人って、しかも2浪ってモチベーション維持するのとか、かなり大変だったんじゃないかなと思うんですけど、例えば高校卒業して大学に行かずに働くとか、本当に誰でも入れるような偏差値の低い大学にとりあえず入るとかっていう選択肢もなくはないじゃないですか。それにも関わらず、浪人を続けられた理由ってなんだと思いますか?

たけさん:そうですよね……なんだろうなあ…。言われてみればわかんないですね(笑)。でも、1つだけ言えるのが、現役で推薦を受けた時、自分のやりたいことってこういうことなんですよって、面接で言ったんですけど。その時に、面接官に鼻で笑われて。その時、「なんだクソじじい」って思って。多分、それが根底にあると思います。もう今でも覚えてます、面接官の顔。もうほんとにイライラします。でも多分、それがあったからなのかな、大学じゃなくてもいいっていう選択肢はなかったと思います。やりたいことがやっぱり明確にあったので、そこはやっぱり譲れないっていうのが自分の中でありましたね。

toki:その時には、やりたいことがすでに明確にあったんですね。

たけさん:そうですね。もうぶれずにサマーウォーズを作りたいっていうのを、初体験をしてから13年、ずっと思い続けてますね。それはもう根底に。何が何でも揺るがない。鼻で他人に笑われようと、何を目指して悪いんだっていう思いですね。なれない夢ではないと思うので。
例えば、宇宙飛行士とか、パイロットとか、運転手さんとかは、結構特殊な選抜があったり、学歴があったり、なんか色々踏まなきゃいけないじゃないですか。だけど、そのサマーウォーズの世界って誰でも作れるじゃないですか。極論的に言えばそうなんです。それができないからみんな困ってるんであって。だからなんか、素人の俺でも作れるものっていう印象で、しかもいつでも身近にあるっていう感じですかね。それが1番ですね。

toki:お話聞いていて、やりたいことっていうのが、すごくエンジンになってらっしゃるんだなっていう印象を受けましたね。

たけさん:自分でも、言ってるわりには、なんか全然動いてねぇなと思いながら、現実はそうはいかないので、何も言えないんですけど。まあ、そんな感じですかね。

toki:たけさんが2年間の浪人生活を経て、得たものってなんですか。

たけさん:そうですね…提案なんですけど、話聞いてるtokiさんは、どう思います? 浪人をしてるしてないっていうのは、あんまり関係ないですけど、どう思います? 浪人した人っていうのは。逆に自分から聞きたいんですけど。

toki:私の考えとしては、浪人した方は、どこか人よりも深みのある人が多いんじゃないかなっていう、そんな印象がありますかね。人よりも苦労している分、同じように苦しんでいる人の気持ちがより分かるっていう意味で、私は深みのある人が多いのかなって思ってます。

たけさん:そう言ってもらえるのはとても嬉しいです!でも自分は全然考えてないって言われるからなんも言えないんですけど(笑)。でも、やっぱ大学って、現役の子が多いので、言われますよ。「頼りがいのある兄さん」って。全然自分では思ってないんですけど。なんか、他人からはそう見られてるんだっていう、イメージですね。

toki:うんうん。

たけさん:でも、なんだろうなあ。浪人を経験して思ったのは、1番はあれですかね、勉強の意味ですかね。大学に行く人って、何かしらの学びを求めに行ってるじゃないですか。tokiさんも、多分何かを学びたいと思って大学に行ってると思うんですけど、こんなにも勉強って必要なんだって思わされたことは、浪人を経験してわかりましたね。教養なんだ、と思いました。

toki:ほう。

たけさん:最近、勉強してないやつが云々とか、義務教育の敗北だとか言ってますけど、ただ単に勉強してないだけであって、みんな勉強すりゃいいだけの話なんですよ。ほんとに。なんか自分が学びたいことを学べばいいし、最低限の学びをすれば。例えば、足し算、引き算、掛け算、割り算、社会情勢について、多少の英語の知識とか。あとは、国語の読み書き、読解能力?音読?その他もろもろあると思うんですけど。無知って怖いなっていうふうに思いましたね。
お父さん、北海道の人で。アイヌのこととか、北海道のことの話を振ると俺の無知が出ちゃうんですけど、なんかそういうのが…。
だから、教養として学ぶべきだし、無知っていうのはこんなにも怖いことなんだっていうのは思いましたね。だって、大学受験ほど勉強することないですもん。はっきり言って。なんかそんな感じですかね。でも、知らない方がいいこともありますし、難しいです。


未来:自然と笑みが溢れるような活動がしたい

toki:未来ついてのお話も聞いていきたいなと思うんですが、5年後10年後、もしくは20年後30年後と、どうなっていたいとか、こんなことをしてみたいとかって、どういうものがありますか?

たけさん:とにかく明るい人でいたいです。あと、人に慕われるような人。人から頼られるような人、かなぁ。何だろう、自分で意識することは少ないんですけど、縁ってとても不思議なものだなって実感してて。まあこうやって、色々なインタビュアーがいる中で、tokiさんと会ったのも、何かしらの縁ですし。同世代で、Twitterで知り合った人なんですけど、会社やってる人だっていますし、高校卒業して実家を継いだ子もいますし、専門学校行って、今、美容師とかホテルマンで頑張ってたりとか、いろんなの人がいますけど、人の縁ほど不思議なものはなくて。今まで会ってきた人全員顔を覚えてるかと言われると、なんとも言えないんですけど、会えば久しぶりって言いますし、その人からもらうものって色々あるので、やっぱ不思議なものはあるんだなって思いますね。何かしらで繋がってたいっていう自分の思いがあるからこそなのかもしれないんですけど、なんかそう思ったりはしますね。

toki:そういうふうに人と繋がっていたいとか、人に慕われる人でありたいっていう欲求ってどうして起こるんでしょうか。

たけさん:どうしてなのかな。お母さんがこういう人であってほしいって、常々言ってくれてるのもあるんですけど、なんでと言われると…なんか理由がないかなって思います。とにかくそうでありたいし、そういう人生でありたいなって。

toki:なるほど。

たけさん:1つ、浪人時代に頂いた言葉があって。「Life is Entertainment」って言葉なんですけど。「人生はエンターテインメント」って、常々その先生が言ってて、ものすごく深いなって思ったんです。人生1度きりだし、楽しまなきゃ意味ないし。座右の銘は今までなかったんですけど、それが座右の銘になっちゃったかな。
人生を謳歌するっていうのは正解がないので、人それぞれに謳歌するような人生があって、謳歌しないような人生があったりして、楽しい時も笑う時も悲しい時も苦しい時も人それぞれ色々あるんですけど、それを全部楽しんだらどうなるんだろうなって思いましたね。

toki:うんうん。

たけさん:今まで僕も、いじめの経験だとか、体罰じゃないですけど、厳しい世界に行ったりとか、浪人で苦しい時代を生き抜いたりとか、小中高で楽しい友達に会えたりとか、いろんな人生がありましたし、20年振り返ると。だけど、やっぱその先生が「Life is Entertainment」って言ったように、これから人生100年ですから、俺はあと80年、楽しんでいきたいなって思いました。
それが未来への自分へのメッセージじゃないですけど、とにかく、いろんなことがあるだろうけど、楽しまなければ意味がないなって、思いますね。

toki:今は楽しめてますか。

たけさん:そうですね。楽しいんじゃないですか。わかんないんですけど。(笑)今までの人生の中で楽しい時はたくさんあるので、それに比較しちゃうところもあるんですけど。でも、楽しいなって思うことはたくさんあります。なんか、友達と喋ってて楽しいなあって思ったりすることもあるので。でも、楽しむって正解がないので、何も言えないんですけど、まあ、自分らしく楽しんでるんじゃないですかね。自分で言うのもあれですけど。

toki:これから挑戦してみたいこと、やってみたいことってありますか。

たけさん:ラジオはやりたいなって思ってるのと、サマーウォーズを作りたいっていうのを常々思ってるのと、あの、大学生のうちにバンジージャンプは飛びたいですね(笑)。なんか、落ちてみたいです。なんか、うわあーって言いながら大空に落ちてみたいですね。なんか、楽しいんじゃないかな、それも。そんな感じですかね。

toki:冒頭で軽くラジオのお話していただいた時、「自分が喋ることが、人助けになるんだ」とか「誰かのために」っておっしゃっていたのが、印象に残ってまして、やっぱり誰かのために自分の力を使っていきたいっていう気持ちはあるんですかね。

たけさん:そうですね。表に出たいって思う人間なんですけど、表に出る以前に、まず人に奉仕をしたいなっていうのがあって。人の前に立ちたい、目立ちたがり屋なところもあるんですけど、でもどちらかというと、人のために何かしたい、励ましてあげたいって思ったりはしますね。
だから、こういう無名人インタビュー受けた人とかとも話してみたいなって。インタビューの記事読むと面白い人が多いので、どういう人なんだろうなって。やっぱ、文面だけじゃ伝わらないこともあると思って、そういうのもあったら面白いんじゃないかなって思ったりしますね。

toki:奉仕をしたいっていうことで、人にどういう価値を届けていきたいですか? もしくは、人がどうなったら嬉しいなって思いますか。

たけさん:自然と笑みが溢れるような価値を伝える活動がしたいですね。目の前の人を楽しませたいというか。落ち込んだり、泣いてる人に何かしらその「楽しいんだよ」っていうのは言いたいかなぁ。なんか地の底というか、浪人というか、そういう苦しい経験をしてきたからこそ、人生はまだまだいろんなことがあるんだなっていうのは思うので、やっぱり「楽しいな」「もうちょっと頑張ってみようかな」って思ってもらえるようなことはしたいですね。
なんか、自分は1回だけ、なんだろうなんか死にたいなって思ってたことがあって、そういうのもあってなんだろうなぁ…なんか、前向きにじゃないですけど、楽しめるものがあれば、少しでもクスって、笑ってもらえたら気分も軽くなったりしていいかなあって、自分では勝手に思いますね。

toki:なるほど、ありがとうございます。いつもインタビューの最後にもしもの質問をしているんですが、もしもたけさんがサマーウォーズと出会っていなかったら、どんな人生になっていたと思いますか。

たけさん:もしも…。どうだろうなぁ…。その当時、LEGOとかゲームとか、そういうのも好きだったので、サマーウォーズがなかったら、LEGOを作りたいとか、ゲームを作りたいとか、思ってたんじゃないですかね。それと、マインクラフトっていうゲームに小学校4年か3年の時に出会って。LEGOの進化版だと思ってるんですけど、そこで色々やったりしてるんですが…自分で言うのもなんですけど、クリエイティブな人間なんだなって思ったりはしますね。新しいこと、ラジオやってみたいっていう企画を思いつくのもクリエイティブな発想だし、実は僕、昨日THE FIRST TAKEのライブに行ったんですよ。楽しかったんですけど、そのライブレポを書いてみたんですよ。新しい体験をしてみたいなと思って。あとはなんだろうな。小説書いてみたいとか、あの脚本を書いてみたいとか、そういうのができたらいいなって思いますね。
だからどうなんだろうな。出会ってなかったら、そもそもメディア系に行ってたのか、はたまたゲームっていう道があったから行ってたのかわかんないですけど。なんか逆にそうじゃない世界線に行ってみたいですね。

toki:やっぱり何かしら生み出したり、作り出すっていうところに行き着くんですかね。

たけさん:どうなのか、自分でもわからないので、もう10年前の僕に「何がやりたいの」って聞きたいですね。多分、もうちょっとで2分の1成人式の「10年後の自分へ」みたいなやつが届くと思うので、そこに何が書いてあるのが超楽しみですね。その時、何を思ってたのか、自分が。多分ゲームじゃねえかなあ、と思いますけど。

toki:ありがとうございます。最後に何か言い残したことはありますか。

たけさん:「Life is Entertainment」です。やっぱり、楽しんでください。人生は楽しいですから。今を見すぎているからつまらない、単調に思えてしまうかも知れないですが、その先のことを考えると面白いものが待っていると思っています。そして信じています。だから、自分の赴くままに行ってみるのもありだと思いますよ、意外と。自分の興味がある方向にとにかく前進してみるっていうのもありだと思うので、今後の活躍をお祈りしております。

toki:ありがとうございます、祈っていただいて。素敵な言葉をいただいて。

たけさん:こちらこそ、こういった機会を設けていただき、ありがとうございました。

あとがき

エンターテイメントの力の大きさを実感する機会が、最近すごく多いです。
映画、ドラマ、動画、ラジオ、アイドル、お笑い、音楽、舞台…
インタビューに出てきた「サマーウォーズ」もその1つ。
エンターテイメントは、言い換えてしまえば「娯楽」。
衣食住と違い、正直なくなったとしても、私たちは生命を保つことができてしまいます。
ですが、今回のインタビューを通して、「サマーウォーズ」という1つの映画が、ただの「娯楽」に止まらず、1人の青年の大きな夢へと繋がり、困難を乗り越える糧となっていることを知り、私はよりいっそうエンターテイメントが人に与える力の大きさを実感させられることとなりました。
何年経っても「やりたい」という気持ちを燃やし続けられる夢を提供できたこと、きっと「サマーウォーズ」を製作した方々にとって、本望なのではないかと思います。
彼が大学生活でどんなことを成し遂げるのか、今後が楽しみですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!

インタビュー・編集担当:toki

#無名人インタビュー #インタビュー #自己紹介 #サマーウォーズ #浪人

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