見出し画像

マーダーミステリーをやってる人

TRPGがはやってボードゲームがはやるとは思わなかったよな。人狼とコロナのおかげといえるかもしれんし。
そもそも私は大学生のときにTRPGとボードゲームにであったんだけど、もともとファンタジー小説が好きだったからソード・ワールドのTRPGをやって、ボードゲームはカタンなんかをやってた気がする。あれ、カタンはデジタルゲーム?
そもそも人狼というのがはやったのは、バトルロワイヤルの人を詰めていくシーンの影響かなとか思ったりしてるんだけど。あそこから入って、コロナがあって爆発したのでは? と。マーダーミステリー、中国でもはやってるらしいですよね。コスプレとも相性がいいし、なんかおもしろいですね。
リアル脱出ゲームでチームビルディングなんていうのもあるから、マーダーミステリーみんなでやると仲が深まるのかな、それともこいつ信用できない! みたいになるのかな。
と、思いついたことをつらつら書いてしまったまえがき。
で、マーダ―ミステリーみたいにインタビューもゲームになったらいいのに。
と思う2024年6月12日8時5分に書く無名人インタビュー807回目のまえがきでした!!!!!
【まえがき:qbc・栗林康弘(作家・無名人インタビュー主宰)】

今回ご参加いただいたのは こぱん さんです!

性別:女性
職業:会社員


現在:ちょっと自分が理解できないようなサイコパス感のあるキャラクターをやるのも面白いなって思ってます。

🐋くじら:
こぱんさんは今何をしている人でしょうか?

こぱん:
会社員です。

🐋くじら:
お仕事内容はお伺いしてもよろしいですか?

こぱん:
医療系です。

🐳くじら:
趣味とかは?

こぱん:
マーダーミステリーというのをやってまして。もう5年ぐらいやってるんです。それが今の一番の趣味ですね。

🐋くじら:
生活の中心になってるものってなんですか?

こぱん:
生活の中心になっているのもマーダーミステリーです。土日とかも遊んでる事が多いですね。マーダーミステリーってご存知ですか?

🐋くじら:
すいません。ちょっと存じ上げないので、お聞きしようかなと思ってました。

こぱん:
世界観としては、漫画の金田一少年の事件簿とかわかります?

🐳くじら:
推理系というか。

こぱん:
はい。殺人事件を題材にした体験型の推理ゲームです。基本的には犯人を探したり、事件の真相を推理するようなゲームでして。
犯人役の人は、犯人とわからないように逃げ切るっていう目標があったり、それ以外の人は犯人を探したり、どういうギミックで事件が起きたのかとか、そういったのを探るっていうのが、マーダーミステリーなんです。

🐋くじら:
これは何かシナリオとかがあるんですか?

こぱん:
マーダーミステリーのシナリオは今3000作ほどあるみたいです。ストーリーの説明があって、どのキャラクターで遊ぶか選んでからプレイヤー1人1人、あなたはこういう人ですよっていうハンドアウトっていうものが配られるんですね。
で、その配られたものによってキャラクターの背景、自分の行動などが書いてあるんです。犯人だったら犯人とわからないように、犯行時刻の言い訳を考えたり。犯人以外にも秘密とか後ろめたい事もあるので誰が犯人かわからない。
面白さとして非日常体験が出来る事ですね。自分とはまた違ったキャラクターを演じるっていう楽しみがあるような感じですね。

🐋くじら:
なるほど。わかりました。何かこのゲームの楽しさっていうのはどういうものですかね?

こぱん:
物語を体験できるっていうのがすごく楽しいですね。
推理とかをするのもすごく楽しいですし。元々ミステリーとかがすごく好きだったので、何かどういうふうに事件が起きたんだろうとか、犯人は誰だろうとか、元々そういうのを考えるのがすごく好きだったので。

🐋くじら:
わかりました。何か他の役の人も、リアルな人がゲーム上で演じてるっていうものですか?

こぱん:
マーダーミステリーのお店があるんです。そのお店に何人かで行って遊ぶこともできますし、あとはオンラインとかで、パソコンで通話できるツール使ってお話したりとかして遊ぶこともできます。

🐋くじら:
なるほど。すみません、ちょっと完全に理解できる自信がないんですけど、あのお店っていうのは、リアルの現実世界にあるお店ですか?

こぱん:
はい、店舗があります。東京だと新宿とか池袋とかに店舗があります。そこに行くとゲームマスターというゲームの進行をしてくれる人がいます。

🐋くじら:
どれぐらいの頻度で、これは遊ばれてるんですか?

こぱん:
私は土日は店舗に行くことが多いです。平日は、仕事をしてるので仕事が終わった後に、オンラインでマーダーミステリーをしてます。

🐋くじら:
一ゲームどれくらいの時間が掛かるんですか?

こぱん:
シナリオによるんですけど、短いと2時間ぐらいですかね。長いと、5時間ぐらいかかります。最近、宿泊してマーダーミステリーをするっていうようなイベントもありまして。そうするともう泊りがけで、やるっていうのもありますね。

🐋くじら:
なんか最近、一番面白かったストーリーというか、ゲームって何でしたか?

こぱん:
一番面白かったのは、お店に行くと机があって椅子にみんなで座ってシナリオ読んで、それぞれを話をするっていうのがスタンダードなんですけど。実際に一軒家の家に行って、その家でマーダーミステリーをするっていうのをやったんですね、最近。そのお店とかだと、例えば、何か証拠品とか何かが見つかったとか、凶器が見つかったとかそういったのって、カードを引いて、そういう証拠品が見つかったんだなとカードで情報を得るような形が多いんですけど。一軒家の時は、そのまま実際の物を取得できるっていう楽しさがありましたね。

🐋くじら:
ありがとうございます。こぱんさんご自身の性格は何と言われることが多いですか?

こぱん:
なんだろうなー、あ、でも、普通に明るいとは言われます。あと、ほとんど人見知りとかしなくって。割とコミュニケーション力が高いなっていうのは、言われますかね。

🐳くじら:
ご自身ではどう思いますか?

こぱん:
自分でもそうだなっていうふうに思いますね。割とすぐ誰とでも仲良くなれるので。
マーダーミステリーを始めてから、やっぱり知り合いとか友達がすごく増えまして。同じ人とずっと一緒にこのゲームをするわけじゃなくて、いろんな人と遊んだりとかするので、仲良くなる人が増えました。

🐋くじら:
マーダーミステリーの演じるって結構、頭の回転とか早くないと結構難しそうなのとか思ったんですけど、どうですか、そういうゲームをしていて。

こぱん:
そうなんですよね。私もさっき演じるみたいなお話したんですけど、キャラクターに寄り添うというか、無理に演技とかをしなくても、多分このキャラクターだったらこうやって言うんじゃないかなとか。最初にゲームマスターの方にキャラクターの気持ちに寄り添うだけでいいんですよっていうような感じで話をされて。確かにそうだなと思いました。

🐋くじら:
どういうキャラクターが演じ易い、好きとかありますか?

こぱん:
そうですねー。やっぱでも、ちょっと自分にね、近いキャラクターみたいなのはやっぱりやりやすいなと思うんですけど。あんまり何も考えてないような明るいキャラクターみたいな、そういうのも好きです。
あとはそうですね、ちょっと自分が理解できないようなサイコパス感があるキャラクターもやるの面白いなって思ってます。

🐋くじら:
自分は理解できないけど、寄り添うことができるっていうことですか?

こぱん:
そうですねー…理解できないけど、できないけどこの人はもうこうなんだろうなっていう…何か理解しようとします、そのキャラクターを。

🐋くじら:
お仕事は今、結構長くそのお仕事をされてるんですか?

こぱん:
そうですね、長いですね。仕事は、長くやってます。

🐋くじら:
なんか日々の生活において、何か今どんな気持ちですか?なんか普段生活をしていて。

こぱん:
いや本当に、毎日がすごい楽しいです。元々仕事が結構忙しかったので、帰りもすごく遅くて。休みも仕事するような感じだったんですけど、一回ちょっと疲れたな、何か自分の趣味とかのことをやりたいなって思ってたんですよね。ゲームをしたりとか、交友関係が広がったっていうところで、すごく楽しく過ごせてるなって思ってます。

🐋くじら:
例えば職場とが変わることなく、マーダーミステリーによって楽しくなったってことですか?

🐋くじら:
そうですね、はい。良かったことは、交友関係が広がって、年齢層も若い大学生ぐらいの方から、歳上の方まで遊んでいるゲームなので、年齢関係なく仲良くなれる人が増えました。ゲーム以外でも一緒に遊びに行ったりとか、飲みに行ったりとか、そういうこともできて。なんかたくさん友達が出来ました。、今までだと仕事の人しか関わりがなかったんですけど、たくさんの方の話を聞いて自分の考え方もだいぶ柔軟になったなっていうのがありますね。

過去:今もなんですけど、割と人を巻き込むのが好き。

🐋くじら:
こぱんさんは、子供のときはどんなお子さんでしたか?

こぱん:
子供のときは全然、おとなしくて、人前で喋れない子どもだったんです。

🐋くじら:
これは何歳ぐらいの時ですか?

こぱん:
うーん。幼稚園ぐらいですかね。自分が喋れないんで、そういう表現を文章でしたい。読書感想文とか作文を書くのが好きでしたね。本読んだりとか。それが小学校3、4年ぐらいまでそんな感じだったんです。
でも高学年になってきて、喋るのが楽しくなったんですよね。何かきっかけとかはちょっとあんまり覚えてないんですけど。小学校の高学年ぐらいからすごく喋ったりとかするようになりましたね。
その喋るようになったら作文が全く書けなくなりまして。読書感想文で賞もらったりしてたんですよ、子供の頃に。喋り始めたら書くより喋る方がすごく楽だって思って、全く書かなくなっちゃいましたね。自己表現が文章からしゃべりになってしまった。
もっと書いてたら今より苦労しなかったのかな。

🐋くじら:
なるほど。中学生あたりはどうでしたか?

こぱん:
中学生も、引き続きよく喋るし。今もなんですけど、ちょっと人と違うことがしたいっていうふうに思うんですね。だから、ちょっと変わってるなって言われると嬉しいみたいな。普通はそういうの言われると嫌だなって思う人は多いと思うんですけど。人とちょっと変わったことがしたいっていうふうな感じでしたかね。中学の時も。

🐋くじら:
例えばどんなことをされたんですか?

こぱん:
何してたかな。変なことしてたんですよねー。でも覚えてるのは、クラスの子のカルタみたいなのを作りました。そのクラスの子が登場人物になるカルタとかを作って、みんなにやらせたりとか。
何か劇みたいなのを作って、それを昼休みにやったりとか。今の子だったらTikTokとかで撮ってそうな劇とかダンスとかやってました。撮影する訳でも何でもないんですけどそんなことしてた気がします。

🐋くじら:
じゃあお友達も結構ノリノリというか、やろうやろうみたいな?

こぱん:
そうですねー、うーんどうなんだろう(笑) 私が言ったからやってくれたのかな。なんか今もなんですけど、割とそういう人を巻き込むのが好き。好きっていうか、だから今の友達とかも、私がこれやりたいんだけどって言ったら、いいよいいよやろうよって言ってくれるような人が周りに多いので。中学くらいから、無理やりみんなを巻き込んでたような気がしますね。

🐋くじら:
へえ。今で言うと、何に付き合ってもらってますか?

こぱん:
あーでも、遊びとかですかね。新しいものとかそういうのをちょっとやってみたくて。
誰かが作った謎ときとか、そういうイベントとかにちょっと行ってみたり。演劇とか突然行ってみたりとか。

🐋くじら:
なんかそういう、あれこれ遊びをやってみたくて実際演劇とかに行かれるっていう、興味ってどこから出てくるんですか?

こぱん:
マーダーミステリーやってる時に、演劇やってる方とかも一緒に遊んだりとかするので。演劇やってる人とかってすごく上手だったりするんですよね。そういう役に入り込んでお話したりとか、そういうのを見たりすると、すごいなーと思ってちょっと興味が湧いたりとか。
あとはそういうやっぱり謎ときとかする人たちとかもいたりするので、謎解きに興味を持ったりとか。

🐋くじら:
じゃあ現在は結構、マーダーミステリーをもとに結構発生しているような。

こぱん:
全然ゲームとかもしたことなかったんですよね、今まで、大人になるまで。なので大人になっていろいろ、そういうものがあるんだっていうのを割と知ったっていう感じですね。

未来:仕事でボロボロになるよりも、日々楽しいとかいろんな人と触れ合うとか、そっちの方がいいんじゃないかって思うようになったのが、マーダーミステリーがきっかけだったので。

🐋くじら:
では、未来の質問に入っていこうと思います。5年後10年後、を想像していただいて、未来についてどういったイメージをお持ちですか?

こぱん:
今、マーダーミステリーを広めたいっていう活動をしていまして、マーダーミステリーの広報部っていうのに入ったんですね。作品のレビューやインタビューをしているんです。
例えば、5年後に誰しもがマーダーミステリーを知ってるっていうふうな状況になったらいいなっていうのを、すごい思いますし。5年後活動やってるかどうかわからないですけど、みんな知ってるという状況になったら、今やってることが無駄じゃなかったって思える。
あとはいろんな知り合いとかが出来て今楽しいので、みんな生活のスタイルとかは変わるとは思うんですけど、ずっと仲良くしていきたいなっていうのも思ったりとか。
何か自分がやってたことが残せたらいいですね。

🐋くじら:
じゃあ未来も結構、もうマーダーミステリーをメインというか。

こぱん:
うーん。今noteでいろんな記事を書いたりとか、レビュー書いたりとかしていて。すごく文章下手くそなんですけど。書くのがすごい楽しいなって思っていて。元々その小学校の時の、文章をいっぱい書いていたその時の自分に、楽しかったなっていう気持ちに今ちょっと戻ってるので。何か書いたりしていたいなと思います。マーダーミステリーのことじゃないかもしれないですけどね。もうちょっと文章もうまくなって何か書けてたらいいなっていうふうに思います。

🐋くじら:
じゃあちょっと昔の感覚が。

こぱん:
中学校以降ですかね。書くのがもう嫌だと思って、全然何も書かなくなっちゃったし、本も読まなくなっちゃったし。そこでピタッとなんか止まっちゃったんですよね。もっとちゃんとやってればよかったなって、今はすごく後悔している部分があります。
でも今からでも遅くない、これから学べることもあるのかなと思ってまして。学ぶのはずっと続けていきたいなと思っていて、いい文章とかがちょっと書けるようになりたいなっていうふうに思ってます。

🐋くじら:
わかりました。では、もしも未来質問というのをさせていただいてるんですが。もしコパンさんがマーダーミステリーに出会っていなかったとしたら、どういう人生だったと思いますか?

こぱん:
仕事を一生懸命頑張ってたかもしれないですね。仕事嫌いではないので、仕事は楽しかったんです。仕事で一生懸命になってボロボロになるよりも、日々楽しいとかいろんな人と触れ合うとか、そっちの方がいいんじゃないかって思えたのが、マーダーミステリーがきっかけだったので。それ知らなかったら仕事で出世することをすごく考えてたかも知れないですね。

🐋くじら:
わかりました、ありがとうございます。ではこれが最後の質問になるんですが、最後に言い残したこととして、読者さんに向けてとか、ご自身に対する気持ちとか、何かこのインタビューを1時間受けて思った感想とか何でもいいんですが、なんか最後に出てくる言葉があればお聞きしたいんですが。

こぱん:
そうですねー、このインタビューをしてもらおうと思ったきっかけが、自分も他の方にインタビューをしたんですがうまくインタビューか出来なかったんです。じゃあ自分がインタビューを受けてみたらコツとかわかるかなって思いまして。

🐋くじら:
へぇ、そうだったんですね。

こぱん:
はい、そう、そうなんです。すごくいろんな話、面白かったなって思いました。その自分の過去から、今現在と未来のこととか話してくのが。なんか面白いなって。そこで何か自分の今に何か繋がってるところが、その過去のことが繋がっていたりとか。すごい面白いなと思って、勉強させていただきました。ありがとうございます。

🐳くじら:
とんでもないです。

あとがき

マーダーミステリーという初めて聞くゲームについて色々お伺いできました。恥ずかしながらゲーム全般に疎い🐳くじらなのですが、リアルロールプレイングで役柄の心理やキャラクターに入っていく感覚は他のゲームでは得られない魅力があるのだろうな、と思いました。

なかなか、あるようでない非日常を体験できる機会って探せば色んな場所にあるのかもなあと思いました。
個人的には、喋るようになってから文章を書けなくなったというエピソードが印象的でした。人間の能力って面白いなあと思います。小説家や詩人は夢を見ない、なぜなら文章で出しているから見る必要がないのだ、という話を思い出しました。

【インタビュー・編集・あとがき:くじら】

【編集:mii】

#無名人インタビュー #インタビュー #マーダーミステリー #TRPG #人狼

マガジンで過去インタビューも読めますよ!

インタビュー参加募集!

いただいたサポートは無名人インタビューの活動に使用します!!