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生存報告とベースミックスTipsやその他諸々のお話

お久しぶりです。Airi Sonozakiです。
2月の中旬辺りにボーカル周りのミキシングとかの記事で更新予定だったのですけど、急遽引っ越しがあったりと、お仕事だったりと、Saint Worldの製作だったりと色々と予定が積み重なったりで手付かずじまいでした。
今回は生存報告という名の雑記ですが、暇つぶし程度に読んでいただければと

■Saint Worldのお話

僕の友人であるソロモン-Solomon-というバンドで活動していたSho-Pの新たなバンドプロジェクトの10/30よりリリースされた「BENEATH MY WINGS」ギター・ベースリアンプ、ミックス・マスタリングを担当しました。

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サポートメンバーとして製作をSho-Pやその他メンバーと共に海外をターゲットに色々と製作を携わらせてもらってるバンドプロジェクトで、ミックスや楽曲の製作ディレクションやアレンジやBMTHのJordan Fish的なポジションで色々とやらせてもらってます。

今回の曲は前回のシングルと同じくボーカルはデビルメイクライ5スペシャルエディションのバージルテーマ楽曲「Bury the Light」ボーカリストのVictor Borba氏です。

デビルメイクライは世界的に人気なゲームで、スタイリッシュさや、キャラのカッコよさなどで一躍有名なゲームになったタイトルです。
Bury the Lightのクレジット何回見てもマジで豪華メンツすぎますね…
作曲:Casey Edwards
ドラム:Anup Sastry(Skyharbor、Intervals、Monuments)
ミックス:Adam"Nolly"Getgood(元Periphery)

今回はfeaturingでNeko Hackerの作編曲家・ギタリストのSeraさんにもギターソロで参加していたりと、いつか製作をご一緒にしたかったので非常に楽しい時間を過ごさせていただきました。


■好きなミックスエンジニアのお話

去年からTwitterでチラホラとは話してた話題なんですけど、「Zakk Cerviniのミックスやベー」みたいなことなんですけど、個人的になんですが売れるはもちろん全体的なサウンドにおいてのポップス、ロック、メタルバンドミックスにおいての正解を導き出しているのはZakk Cerviniだなぁっと個人的に思ってて、Limp Bizkit、Bring Me The Horizon、Architects、All Time Low、Waterparks、Blink-182、Machine Gun Kellyと名だたるバンド・アーティストの楽曲をミックスやコライトを担当してたりするのですが、彼が手掛けている作品でハズレがないというか全てが良すぎる…

後個人的にはFall In ReverseやMMFとかのミックスとか前アルバムの時に比べて新しい形でめっちゃいいなぁと思いました。
MMFは今はメンバーのギタリストKellen Mcgregorが手掛けてるらしいです。
Fall In Reverseのミキサーはダンスミュージック界隈の方らしく、ローエンドの処理が憧れるくらい良すぎます…

最近ブレイクダウンはトランスポーズで下げるバンドちらほら増えた感じがしますね〜Saint Worldとかでもこの案を起用した楽曲とかやりたいですね

■最近のベースのミックスについて

去年から新しくやり始めたベースのミックスなんですが、低域と中域と高域でスプリットする今や定番のベースのミックスで、2017年辺りくらいから知れ渡ってきた音作りの一つなのですが、参考文献になる様な動画は少なく知識が少ない人がやるとめちゃめちゃになるのでやる人はあんまりいなかったと思います。
なんでスプリットさせるかみたいな話なんですけど、ベース1本でミックスサウンドコントロールをすると外タレ感のあるいわゆる低域の奥行き感やエッジのあるハイミッドを上手く楽曲内で出せかなかったり、クリアな感じにならなかったりと楽曲全体のローがペラくなったりと色々と問題を解決するためにこの手法にたどり着いた感じで直近のミックスした音源では殆どコレをやってます。

LOW

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MID

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HIGH

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BASS SUBMIX BUS

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BASS BUS

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手法としてはベースをLOW、MID、HIGHごとに別のアンプシュミレーターで3本同時録り又はDRY1本複製をさせて3本作り各セクションごと違うアンプシュミレーターを入れて音作りしてます。打ちこみベースの時は3トラック作成して同じMidiを作成して、SUB,MID,HIGHとスプリットさせて各トラックでアンプセクション、コンプやEQ処理を行い、グループトラック(AUXトラック)を作成し、ベースミックスバスにSubとMIDとHIGHと分けたトラックを入れて、そこからまたEQやコンプでサウンドをブレンドさせる音作りの事をスプリットブレンドミックスベースと自分で名付けてます。(多分他に名称があるのかもしれない)

■最後に

最近はサウンドディレクターのお仕事だったりと個人でサウンドデザインのお仕事を受けていたりと編曲のお仕事してたりミックスをしていたりなどとボチボチ忙しい毎日を過ごしておりなかなか記事が書ける時間が少ないので、いつかまとめて更新できたらいいなと思っていたりします。

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