3周年合作企画の自分語り
最初に
毎年恒例の黛灰周年企画へ昨年に引き続き参加させていただきました。
まさかご本人の活動終了を受けての作品制作になると思っていなかったので混乱しながらの制作になっていたのですが、最後の贈り物にふさわしいものにはできたかなと思います。
そんな作品の蛇足的な、自分語りな文章です。お時間がある方はお付き合いいただけると幸いです。
2023/3/27追記
本動画で使用した素材や場面のスクリーンショットをまとめたものをpixivにあげました
https://www.pixiv.net/artworks/105962594
制作においての話
作品のコンセプトは「現実に産み落とされた黛灰が、過去の仮想で生きていた自分の痕跡を見つける」というものです。
つまり現実に産み落とされるルート。
正直なところ選曲のせいで変なプレッシャーを感じていました。(自業自得)
なんせ7月2日の活動終了のお知らせでこの作品に込める熱意が10倍くらいになり、黛さんがいる状態での最後の周年企画になったので心境はめちゃくちゃです。
そんなめちゃくちゃになったものをまとめ、最終的に彼を1000年先も生かしたいという願いを込めての制作になりました。
いわゆるエゴ山盛り作品。
やってみたこと
まず、自分のできることを全部詰め込むことにしました。
去年の2周年企画から鍛えてきた「AfterEffectの技術」、最近嬉しいことにご依頼を受けられるくらいには技術を身につけられた「Live2Dの技術」、そして対してアニメーションに関しての知識はないけれど動かしてぇ~となったのでやることにした「アニメーション(小さじ1)」。
この3つで作品に挑みました。何故やったこともないアニメーションを入れようとしたのか本当にわからないです。クロマキーも初めて使いました。
Live2D
AfterEffectでやったことは動画内の全てですとしか言いようがないので飛び抜かしていきます。
彼は自分の姿をシステムに投影して活動をしていましたが本来VtuberはLive2Dというソフトを使用し、制作されたアバターを使って配信をするというのが世間の認識であると思っています。
Vtuberである彼を表現するのに私が持っている技術が最適だと考え、こういった構成になりました。
アニメーション使用のためのモデル制作は初めてだったので、普通にVtuber用に制作して手間が増えてしまったり、物理演算の程よさがわからなくなったりと色々なところで苦労しました。
今回はLive2Dで動作する人物+背景の額縁をLive2DAnimationでまとめてデータ制作してあります。
ちなみになのですが、Animationの機能内に「音声ファイルからリップシンクを生成」という超便利なものがあります。
しかし今回の音源ではうまく声を抽出できず途中の口パクシーンをあきらめかけたのですが、最終的に口パクをしたい部分の歌詞を自分で歌ってその音源からリップシンクを生成するという力技に至りました。
なので実は歌うように動いている黛の口は、私の声からリップシンクを抽出しています。なんかすみません。
文字
いよわさんのMVの歌詞の雰囲気を少しでも表現するためにほぼ全部手描きで制作しました。
アニメーション
ほんのちょびっとだけやりました。アニメーションの知識と言えば某うごくパラパラ漫画でちょこっとやったくらいしかありません。
しかしどうしても「金魚」を動かしたい…でもLive2Dで動かそうと奮闘していたら時間が足りない…となるとアニメーションしかない…!!ということでちょこっと頑張りました。
野暮な説明
こここういう解釈なんだよ!っていうのを言いたいところだけ画像載せて野暮に説明します。
自分はたとえ黛灰が現実に産み落とされたとしてもバーチャルに居た頃の黛灰の存在は消えないわけなので、いつか昔の自分を見つけるんだろうなと考えてこの編成になりました。新しい道へと進んでいってほしいという希望的なエゴも込めています。
Mosaic好きすぎて割としっかり金魚を描写したのですが、活動終了を経てみると割と大事なアイテムになったなと思います。今後またどこかで新しい金魚を見つけてくれるといいですね。
最後に
この作品はある意味私が黛灰とちゃんとお別れするために作りました。
3年とちょっと、長い長い夢を見ていました。
最後のPCの前から離れていく黛灰のその後を観測できないことがこれからの私の現実です。
そして現実的に考えると私は1000年生きられないので、代わりにこれが1000年くらいはネットに生き残ってくれたらいいなと思っています。
ここまで見てくれた方はありがとうございました。しばらくは黛灰のことを忘れないようにする日々が続きそうです。
合作動画 [ 3rd_OS ]
個別
描いたり書いたりした人【 @Noname_5353 】
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