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渾身のレザーコートを一着自慢したい

 遅ればせながら明けましておめでとうございます。今日を境に明るく暖かな日が続きそうな気がして、冬服もぼちぼちクローゼットの奥に片付けないとかな〜と思い、お気に入りのレザーアウターのお手入れをしていました。
 2020年の末に、初めて入った古着屋さんにて、そこの店で初めて買ったものが、このレザーコートです。ぶっちゃけ古着屋での買い物って考えたら非常に高価。

 イタリア製、すごく柔らかくてもっちりした革質なので恐らく牛革ではなくて、襟元のボアは取り外しが可能です。胸元にジップ付きポケットが二つと、下の方にも二つ。左裾には文庫本がすっぽり収まるくらい大きな内ポケットまで付いていて、これ一着着でバッグ要らずです。
 肩幅の狭い少し小柄な方が着ればすごい可愛いく見えちゃうディティールをしておりますが、僕みたいないかり肩で身長が180センチある男が着ると、ヨーロッパマフィアみたいになります。最高です。

 裏地も非常に凝っていて面白いです。とっても鮮やかなライトブルーのキルティングに黄色のタグ。袖口の裏地はコーデュロイになっており、ボディの下半分はチェックのウール素材になっています。何というか裏地まで凝った作りの洋服には、とんでもなくキュンキュンします。

 袖とフロントには元々大ぶりな樹脂製のボタンが付いていました。しかし一個だけ取れちゃったのか、購入した時から一番下だけ違うボタンになっていたので、知人のボタン屋さんの社長にお願いして、マッチするボタンを選んで貰いました。結果的に真鍮の枠にレザーが張られていて中心には馬の型が入った、ちょっと高級なボタンをチョイスしてもらいました。かっこいい。

 お店で見つけた時、その商品だけが輝いて見える瞬間ってあると思うんです。どうしてもどうしても欲しいと言う気持ちと、こんなインパクトの強いレザーコートそもそも着こなせるのかと言う気持ちの二つに挟まれて、かなり激しい葛藤を繰り広げたのを覚えています。しかし、当日のウェブでも商品がアップされていたので、今買わないと他の誰かに買われてしまいそうで、無理矢理その場で決断して購入しました。

 古着屋さんでの出会いは一期一会。今まではセレクトショップで買うよりは安いし、という理由で古着を買っていましたが、服好き二年目ともなると、その年代ならではの洋服の魅力を前にして、新品の服くらいのお金を払ってしまう様になっていました。末恐ろしいです。
 しかしながら、今年、このコートを着て過ごす2回目の冬。相変わらずこれを羽織って外を歩く時の無敵感は他の服には無い快感です。買った時の倍の値段を渡されても手放したくないです。未だに似合ってない可能性が頭にこびりついていますが、似合う服ではなくて「絶対欲しい服」を弾みで買っちゃったので、裸の王様も覚悟の上で来年の冬も、再来年の冬も、一国の王の顔して肩で風を切って街を闊歩しようと思います。

 冬服は楽しいですね。皆さんはどうですか?今回はすごい簡単な雑記みたいな更新をしてみました。つまんなかったら忘れてくれ!Bye!!



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