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みんなで鬱になろう!!超絶おすすめ鬱漫画4選!!

みんな鬱成分は摂ってる?摂ってない?じゃあみんなで鬱になろうぜ!では紹介する。

ちーちゃんはちょっと足りない/阿部共実

最初はほのぼのとした日常ものだと「思わされ」ます。ちーちゃんのことを「ちょっと足りない」と思っているのは読者ではなく......というお話。終わり方に特別グロとか死とか暴力はないのに、滅茶苦茶陰鬱な気持ちにさせてくれる名作。終わりがスッとしているように見えて、本当のバッドエンドで引きずる鬱さ。

神様お願い/小骨トモ

短編集。どの作品も違うベクトルで負の感情に誘ってくれて、ゾクゾクゾワゾワする。私は「スモウちゃん」に共感した。子供のころ発育の良かった女にしかわかんないぞ、この作品の本当の嫌さは。先生のクソさも見もの。思春期の性をテーマにした作品が多めなので、そっち方面で鬱になりたい方は是非。

浄土るる短編集 地獄色/浄土るる

シンプルな線でド鬱を放つ異端な雰囲気が特徴的な作品集。描写の細かいところから、「この作家さん、マジでいじめかDV受けてたんじゃ...?」と不安にさせてくれるリアルさ、鬼気迫る感がある。「鬼」がタイトル通り鬼なほど鬱。いじめもDVもあるし、やっぱり鬱漫画は読後感の後味の悪さがあってこそだなって思った。


タコピーの原罪/タイザン5

いじめ、暴力、自殺、毒親、他殺、兄弟格差等々とにかく嫌な表現のフルコース。胸糞タイムリープドラえもん。最後かすかに希望が見えるのだがやはりどこかほの暗い。タコピーが現実を良くしようと繰り返し繰り返し努力してもなかなか上手くいかないのがああ現実ってそういうもんだよなって痛感する。

鬱漫画はよい。鬱になれるから。


では、また。

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