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フルーツバスケット十二支語り、後編。

ちょいと間が空いたけど、前回はこちら。

それではのこり半分語っていきます。
ネタバレあり。


午(依鈴)

セクスィー担当。なんか裸の印象が強い。メンタルがヘラっちゃってるところがあって、多分自傷癖とかもある(リスカバンドみたいなのしてるっぽい)みたいだけど、呪いとか境遇を考えると仕方ないとしか。その分紅葉君あたりが聖人レベルな人格者に思える。
潑春くんとそういう関係だが、お姉さんは中高校生の不純異性交際は認めませんよ。

未(燈路)

未熟なゆえに口達者っていうキャラだけど、単に頭の回転早いだけだと思う。この年頃だったらいる。
他の十二支に比べると真っ当な育ち方(言い方悪い)なのは、おっとりなお母さんの存在が大きい。多分、お父さんも良い人なんだろうな。
モゲ太のアニメに素で突っ込むところが可愛いし、杞紗とのツーショットが観てて良い感じ。

申(律)

なんというか、初見で男かなって思ってた。理由は直感というか、こういう男女がどうのこうのでっていうのが絡む漫画ってトランスジェンダーなキャラクター織り交ぜてくるというのが定石だから。らんま1/2の紅つばさ的な女女しているキャラは男と思え的な。
でも、美形には変わりなし。美形は正義。
あんま目立ってなかったし物語の中では活躍すらもしてなかったな。20人くらいメインキャラがいればそういうキャラが出ちゃうのはもうしゃーなし。

酉(紅野)

慊人を愛したり、憐れみたり、優しすぎて仕方ない人。あと、物語後半の紫呉を絡めたドロッドロ昼ドラさながらの人間模様は見ものだった。
作中一回も変身していないっぽいけど、ファンブックを見る限り雀らしい。
しかし、どう考えても刺され損だよなあ。って思う。

戌(紫呉)

物語の黒幕役。行動原理が慊人最優先なところが病んでる。
高校時代女生徒に対して「ひとりずもう」って笑ってたり、色んなところで性格の悪さを露呈させては私を引かせていた。
そういう歪んじゃったのも呪いのせいなんだよな、きっと。そういう環境に生まれたらそう育っちゃうってな。あとは才能。

亥(楽羅)

夾君に歪んだ愛情を暴力的に表す乙女チックガール。
保育士になったり、手芸が好きだったり母性的なところを示しているのが印象的だった。
私の身内では「ガイア」って呼ばれてたな(ガンダムの黒い三連星。踏み台にされるから)。
親御さんと共に依鈴を保護したり、草摩家の中ではいい感じ家の子ではある。

猫(夾)

メインヒロイン。人気投票一位。
本来の姿が醜い異形とあるけど、やっぱりポケモンにしか見えないのは私の土壌のせいでしょうか。もっと、こう、デザイン的にあったと思う……。あと、吐いても楽にならないほど臭いらしい。気になる臭いではある。
今日子の死を乗り越えた恋愛って、かなり怒涛なものだよな。
好きな子でも親ぬっころしたら(轢いた人がころしたんだけど)、私だったら恋愛という感情には至らないと思う。
そういうの越えてるからフルーツバスケットなんだけど。


おまけ……というか、主人公なので。

おにぎり(透)

慊人というラスボスまで懐柔させてしまう天性のカリスマと慈愛を持った女子高生。
最後に勝つるのは真面目で優しい人間なんです。
それでも透は弱いし、その他のキャラクターだってもちろん弱い。
それをお互い認めた上で生きていこう、それが幸せなのよ。
色々学んだなあ。フルーツバスケット。


以上で十二支語り(プラスアルファ)終わりました。

何回読み返しても面白いし、ふとした瞬間に思い出す漫画。
私の漫画史に確実に名前を刻んでくれた漫画。

確実におすすめなので、みなさんもよかったら読んでみてください!!



では、また。

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