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大学授業一歩前(第64講)

はじめに

今回は予備校講師の長瀬正志先生に記事を書いて頂きました。お忙しい中、作成して頂きありがとうございます。是非ご一読ください!!

プロフィール

Q:ご自身のプロフィールを教えてください。

A:長瀬正志。塾予備校で英語を教えながらラジオDJをしています。バイト時代も含めれば業界歴は20年以上になります。現在はブランド講座に興味はなく、基礎クラスや標準クラスのみ仕事を受けています。苦手を得意にしていくプロセス講義が僕の強みです。好きなものは音楽、クルマ、ラジオ。で、4番目に英語。本当はラジオや音楽で食べていきたかったのですが、とりあえず一番得意な英語を職業にしたという感じです。結果的にラジオの仕事も頂けるようになりました。

オススメの過ごし方

Q:大学生にオススメの過ごし方

A:4年間で「食える武器」を1つでいいので作りましょう。理想は好きなもので食べていくことですが人生そんなに甘くはありません(笑)。まずは得意を早急に見つけてそれを伸ばすために全力を尽くしましょう。得意が板についてきたらSNSを活用しましょう。例えばその得意で「YouTube登録者数●人目標」とかでもいいですし、最近は自作したものでも能力でもメルカリ等のアプリで販売することができます。僕の友人はプレゼン用の高品質なパワーポイントスライド作成して、アプリで売却して本業ばりの収入を得ています。「自分の武器で数字(フォロワー・登録者・お金)が動いた!」と実感することが大事です。それは確実にあなたの将来に何らかの形で還元されるはずです。

必須の能力

Q:大学生に必須の能力はどのようなものだとお考えになりますか。

A:投資する能力というか「勇気」ですね。高校まで参考書代も塾代も親に払ってもらっている学生がほとんどですので、この感覚が湧きにくいかもしれません。しかし「自らの学習には金は惜しまない」というスタンスが最も大事です。一生懸命バイトしたお金で2000円の参考書を買うのはためらうかもしれません。その金があれば飲み代の足しにできると考えてしまうかもしれません。でもその飲み会を1回我慢して、是非その参考書を買いましょう。大丈夫です。それは将来、二百万円になってあなたに返ってきます。僕は大学時代、バイト代のほとんどを代ゼミと専門書に捧げました(笑)。数十万円の投資でしたが、卒業後、仕事に生かしてあっという間に回収できました。

学ぶ意義

Q:先生にとっての学ぶ意義を教えてください。

A:人生はきっと短いので楽しいことやって過ごしたいですよね。ギターの弦を弾いて音が出た時の感動、「どうしたらもっとカッコいい音が出るんだろうという」ワクワク感。かけっこでビリになった時、「どうしたらもっと速く走れるんだろう」という悔しさ。これは全部学ぶ意義です。そう、学ぶことは「自分の感情に答えてあげる」行為なんです。だから学ばないと人生って楽しくならない。無知のまま生きるのは、無感情で生きるのと同義だと個人的には思います。

オススメの一冊

Q:オススメの一冊を教えてください。

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A:富田一彦著『試験勉強という名の知的冒険』大和書房
本当に読んだ方がいいです。バイト代で買ってください。1500円程度の本ですが、僕はこの1冊から多分1500万円くらいの恩恵は受けました(笑)。自分の指導法に新たな筋が1本入ったというか。富田先生の思想を取り入れた講演会は大成功しましたし、自身の授業の輪郭もパキっとしてきたんですよね。はい、今、買わなくてもいいやって思ったそこの君。多分、損失しましたよ。内容?読んでみてください。

メッセージ

Q:学生に向けてのメッセージをお願いします。

A:コロナで大変な気持ちもよくわかります。大事な青春時代に外に出にくいのは本当に辛いことだと思います。でも、明るい兆しも見えてきましたよね。もう世界は変わってきています。外に出た瞬間打ちのめされることのないように、今は徹底的に得意を伸ばして、自分の武器を強化しましょう。応援しています!

おわりに

今回は予備校講師の長瀬正志先生に記事を書いて頂きました。お忙しい中、作成して頂きありがとうございます。

しかし「自らの学習には金は惜しまない」というスタンスが最も大事です。

これは本当に大事で学べばその分、血(知)となり肉になります。自分で稼いだお金を学習に活かすことでそのお金の重みもより感じる事が出来ると思います。次回もお楽しみに!!

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