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晴れた日の午後、風にそよぐ木の原理を創作
風にそよぐ木を観ながら、それって何だろう、を考えてみる。
風が吹く
葉が動く
枝が動く
頭頂部幹の一番細い部分が少し揺れ始める
それが少し下に伝わる
それが少しさらに下へ・・・
木をつたう揺れのエネルギー
それに動きを見せず、影響しなくなる幹周辺
そこから根にかけ、依然どっしりとたたずむ幹
土中に張り巡らされた根が柔軟性をサポートする
風に吹かれた葉が紡ぐリズムと向きは
風圧を分散させ、
反発のエネルギーを無駄に生むことはない
木には力は入っていないのだ
木は終始脱力している
無力ともいうべきか
そもそも、力で立っているのではない
風や雨のままに、空気や水といった自分の成長に必要なものを得ながら、
光を浴びて、成長を続けるのみだ
泰然自若
風や雨にあっても、自己の内部では進化・成長を続ける
そこのあるがままの中で、成長を続け、
空気をクリアにしていくとともに
周囲へは木陰や土壌の恵みを与える
風にそよぐ木は、無力・脱力だからこそ
己の価値を最大限に発揮する。
映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のキャラクター・グルートのことも思い出す。
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