季節の整体生活2月号です。
旧正月を迎え、豆まきを終え、立春を過ぎ、お山では梅の花咲き、
田畑の畦道には可憐なお花たちが春の訪れを知らせてくれています。
めぐりゆく季節、春の足音が確実に聞こえてくる今日この頃、
みなさまはいかがお過ごしでしょうか? 「季節の整体生活2月号」です。
気が付けば、あっという間に2月も中盤を迎えました。
一月の後半から、体はドンドン春に向けて変わっていくのですが、この冬の偏った生活による疲れ、食べ過ぎに冷えや水分不足、さらに目の使い過ぎ、ストレスなどで体の弾力が低下し春の体への変化が滞っていると、これに対しての調整が入ります。風邪やインフルエンザや胃腸炎も、いろいろな体の不調がよく出やすいのも、春先や秋口などこの変化がはじまる時期なんですよ。
背骨と骨盤からこの状況を観ていれば、かなりの確率で、水分が足りなくてなっていろいろなトラブルを引き起こしていることが多かったです。
「えッ!たった水が足りないだけで!!!」
そうなんです!たった水分が足りないことで、この時期に起こる異常はかなり多いのです。一応、渇きの異常を挙げておきましょうね。
風邪。シミ。しわ。老化。のどがイガイガする。唾が減る。口臭。フケ。さかむけ。爪割れる。肌のガサガサ。かゆみや過敏(ピリピリ)。体の中のあらゆる炎症・痛み。咳。痰。むくみ。下痢。頻尿。唇の荒れ。鼻水。涙(眼の過敏や渇き)。体がだるい、重い。白髪増える。胃のあれ。神経痛。寝違い。ぎっくり腰。筋肉がつる。血液がドロドロになるので血流の悪化。脳梗塞。心筋梗塞。冷え。などなど
渇けば、乾くほど、それに比例して、状態が酷くなる傾向があります。
でもこの時期に、体が鈍り過ぎて乾きに対する調整としての症状や風邪が引けない場合は、梅雨時期にさらに大きな変動が起こります。
ん~~~ッ!
飲んでた方が良さそうですね(笑)この寒の時期は5度以下のお水をチビチビ飲んでいただければ、体の水分が充ちますので是非、実践してみてください。本当のところは、一年間の体の弾力をよくするために、一年の内で一番体が乾いている12月の冬至から2月の立春くらいまでに水分をしっかり摂っておくことが望ましいそうです。
たったこれだけのことですが、これも実際にやってみたら、「毎年この時期こうなっているのに」みたいな不調が少なくなり、一年を通じて体の調子(弾力)がよくなるのを実感できます。
では、次行ってみよ~ッ!
毎年、寒さの厳しい二月ごろにいつも腰がいたくなったり、首や肩周りが痛くなる方は、いらっしゃらないでしょうか? 特に寒い日や、湿度や気圧の変化で出てくるような症状は、かなり昔の打撲の影響であることが多いのです。あまりにも、昔のこと過ぎて今の痛みとは、結びつかないのですが、毎年決まって1月の終わりごろからグッと寒くなったら、急な腰痛などで整体を受けに来られる方が多くなる時期があるんです。
これは過去の打撲によって鈍っている部分が治ろうとして痛む時期でもありまして、このタイミングで打撲の調整をおこなえば、うまくいけば何十年らいの腰痛や首、肩の不調が劇的になくなることもあります。
ちなみに意外ですが、蓄膿症や酷い炎症系の下痢や難病なども、過去の打撲の影響だったりします。
そういう方おられましたらゆにちゃんにご相談くださいね。体の要求が出てきて、痛みの出てきている時は調整しやすいんですよね~♪
さぁこれから体はドンドンお花が開いていくように体を緩めて開いていこうとします。順調にいけば、1月頃から後頭部、2月頃は肩甲骨、3月に入ってくると骨盤が変化を起こしてきます。
今は、肩甲骨が弛む時期なんですが、この時期にここの動きが悪いと肩こりや咳などを起こし、体は自分自身の力で調整してきます。もちろん風邪などもこの調整のひとつだと考えられています。肩甲骨の動きは腕の使い過ぎはもちろん、意外にも目の使い過ぎ、食べ過ぎ、首や肩や足先の冷やし過ぎなどでも悪くなりますので注意してくださいね。
ちなみに体の渇きも目や鼻の粘膜に影響を与え、このため脳への血流悪化や頭の緊張が高まったりして肩甲骨の動きを低下させることもあります。
体のすべてが肩甲骨の動きに関係してるんですよね!とにかく体は、西日本では冬至を過ぎたころから、特にこの2月から3月の頭まで、冬の寒さで縮こまっていた首や胸や背中をこの寒くなってきたり、温かかったりという気候も利用して体を揺さぶりながら、時には痛みや熱、アレルギー症状などを使いながらどんどんと開いていくのです。
痛みや熱、アレルギー症状?
そうなんです!体は熱を出して汗かくと緩むんです。痛むとその部分の血流がよくなるんです。ヒスタミンというアレルギーを起こす物質を分泌すると副交感神経が優位になり、体はリラックスする方向に行くのです。これから春のアレルギーのシーズンを迎えますが、整体的に観てアレルギーがよく出る人の生活的特徴は、冷え過ぎ、寝過ぎ、運動不足、食べ過ぎ、がんばり過ぎ、目の使い過ぎ、頭の緊張強過ぎのどれかです(笑)
ひょっとしたら体はこれらの偏った生活から生命のバランスを守るためにアレルギーを出してる可能性もあるかもしれませんね。その証拠に整体でその歪みをとれば治まることも多いし、症状に対して薬を使わず全うさせてあげたらこの歪みがよくなることも多いですから。症状が出てからお薬で症状を抑えるのではなく、出てくる前に出す必要をなくすか、減らしてみるのも一つの対策ですね!
おすすめは冷え対策として足湯や靴下の重ね履き、お腹いっぱい食べない、高カロリー(糖質、脂質、お酒類など)を控える、二度寝をしないです。でも一番大切なのは日々楽しく生きることです♪、これらを試してみる時でも「楽しみながら実験しよう♪」という姿勢でやっていただければと思います。我慢したり、義務感でやると、余計にストレスと緊張を作り、逆効果になりますからね(笑)
もう、それもめんどくさい方は奥の手です(笑)
気温差が激しくなる前に体がスムーズに変化するように整体で、骨盤の開閉運動の調整をしておくのもいいですよ。
参考までに↓↓
Youtube
ゆにチャンネル第15回「血流の良くなる生き方」
をご覧ください。
この時期から桜が咲くころまで体は春に向けてどんどん弛んできているので体がとても冷えに弱いですから、冷え対策(靴下の重ね履きや足湯)には気を付けてみてくださいね。今の時期は、まだ、みなさん寒さに対して敏感に防御してますが、3月に入るころになると油断して冷やす方が多いので注意してくださいね。冷えは温度で冷えるのではなくて、同じ温度でも体の状態によって冷え方が変わるので注意が必要です。
例えば、小さいお子さんは外で元気に遊んでますが、自分で楽しく遊んでいる間は冷えないのですが、お母さんがママ友とのお話に夢中になってしまい、子供が「帰ろ~よ~!」となって嫌々そこにいなければならないときに急に冷えてしまいます。このように目で見える温度で冷えるんじゃないんで、体感って大切なんですよ!
あとこの時期になかなか寝付けない、妙な興奮が残る、眠りが浅く夢ばかり見るみたいなことある人は、尾骨(おしりにあるしっぽの骨)を温めたこんにゃくをタオルにくるんで当てておくと胸が開いてぐっすり眠れるようになりますよ~
今月はしつこくいきますよ~(笑)
お彼岸(今年は3月18日~24日)までは、なぜだか右の骨盤の下がりやすい時期なので、眠りの質が低下したり、胃の調子が悪くなったり、膿みやすくなることが多いです。春先は膿みやすいので歯医者に行くのは控えた方がいいと師匠はよく言ってました。冷えてるだけで右の骨盤下がり食べ過ぎる傾向や胃の痛い方もおられますよ。
春先は、デトックスがはじまる時期であり、冬より温度調整にエネルギーが要らなくなります。
食べる要求が減りますので、頭ではなく、体の要求に耳を澄ませ、食べる量を減らすとデトックスもスムーズです。
あとは体のめぐりをよくするため水分を摂り、冷え対策し、春の訪れを大いに味わい、喜び愉しんでいただければ血流もよくバッチリです!!!
なにかと変動の大きいこの時期を清々しく過ごすために参考にしていただければと思います。まだまだありますが、今回はこれくらいにしておきましょう(;´∀`)
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