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【CEDEC 2022アーカイブあり】もう一歩、Unityを深く学ぼう!8月にUnity Japanが配信したYouTubeまとめ

Unityでは、ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンのスタッフを中心に、一押し機能やアセットの紹介、映像や建築など特定領域での活用方法などをYouTubeで配信しています。

本記事では、8月に配信した注目のコンテンツをまとめて紹介します。気になる動画がありましたら、ぜひ視聴してみてください。

Unity杯の応援放送!制作のつまずきポイントを回避しよう!

全国の小・中学生や高校生、高専生が参加するゲーム開発の全国大会「Unityユースクリエイターカップ」。今年も開催が決定し、8月31日までエントリー&作品提出が募集されました。

それに伴い、Unity Japan公式YouTubeではユースクリエイターカップに参加される全国のみなさんに向けた応援放送を公開しています。

第1回目の動画では、2021年〜2018年の優勝作品の振り返りと共に、優勝した作品の傾向や優勝に至るまでのエントリー回数などを発表しました。

第2回目の動画では、Unityユースクリエイターカップ参加者が、制作でつまずきがちなポイントとその解決策を伝えています。

「オブジェクトがピンクになってしまう原因」や「エラーの捉え方と解決方法」、「Web上で3Dを描画する『WebGL』を書き出す際の注意点」など、ぜひ参考にしてみてください。

第3回目の動画では「締め切り直前、ここだけは押さえておこう!ポイントまとめ」と題し、締め切り前にスムーズに応募するための方法や再提出の注意点について紹介しています。また、締め切り間近になって想定外のことが起らないよう、開発する際のアドバイスも語っています。

次回の動画では、Unityユースクリエイターカップ初となるYouTubeライブでの「1次予選結果発表会」を行います。今後の配信もお楽しみに!

知っておきたい!Unityグラフィックスの新常識!

機能の追加や改善が日々行われているUnityは、従来よりも簡単に高品質なコンテンツが作れるようになっています。しかし、アップデートが早くて、新しい手法に切り替えられてないがゆえに、思ったような制作ができない方もいるのではないでしょうか?

今回の動画では、現在のUnityを使うのに回り道をせずにすむよう「レンダーパイプライン」と「開発スタイル」をテーマに最新の手法についてご紹介します。

前半は、グラフィックスの描画にかかわる「レンダーパイプライン」について紹介。Unityのバージョンとインストールを管理するアプリケーション「Unity Hub」の従来と現在を比較します。さらに、「HDRP」と「URP」の2種類あるレンダーパイプラインのうち、適切なものを選んでもらうため、特徴と使い分けを解説しています。

後半の「開発スタイル」では、「ビジュアルスクリプティング」と「シェーダーグラフ」などを解説。視覚的なグラフベースシステムを使用するビジュアルスクリプティングは、コードを一から書く必要がなく、アーティストがより使いやすい機能となっています。シェーダーグラフは、シェーダーを見ながらリアルタイムで変更が可能。グラフネットワークでノードをつなぐだけで簡単に作成できます。

他にも、「サンプルプレートの活用した制作」についても解説しています。

動画で紹介された機能について詳しく知りたい方は、Unityの個別動画も参考にしてみてください。

Unityで使える画像解像度のアップスケーラー技術で、描画負担を軽減しよう!

「AMD FidelityFX™ Super Resolution(以下、FSR)」は、低解像度の画像を高解像度に変換できる技術で、Unity 2021 LTS、Unity 2022.2で使うことができます。

高性能ハード向けレンダーパイプライン「HDRP」やモバイルからコンソールまで広く柔軟にカバーするレンダーパイプライン「URP」にも対応しています。

動画では、「オリジナル画像」「2/3の解像度にしてレンダリングした画像」「FSRを使用した画像」の3つのサンプルを比較し、見え方の違いを検証しました。また、ゲーミングPCやモバイルデバイスの処理負荷を測定し、パフォーマンスの変化を見比べています。

FSRは誰でも手軽に使えるシステムですので、ぜひ試してみてください。

【CEDEC 2022】【2022年版】Unityの最新情報まとめ!

Unityは、2年間のサポートによる安定性を重視した「長期サポート(LTS)」と、未完成の新機能にアクセスできる「TECH ストリーム」の2つのリリースバージョンがあります。

動画では、現在のTECHストリーム(Unity 2022)で試せるUnityの最新情報をご紹介します。グラフィックスに欠かせない「URP」や「HDRP」、ユーザーインターフェースを開発するための「UI Toolkit」の新機能、C#のアップデートなど。ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンの高橋と山村が注目している機能をピックアップし、アップデート内容や機能を解説しています。

Unityの新機能については、Unity公式ブログやTwitter、YouTubeでも随時発信しています。気になる方は、ぜひチェックしてみてください。

【CEDEC 2022】エンジニア向け!URPの実践的なナレッジを紹介!

2022年4月13日にUnity 2021.3 LTSがリリースされ、バージョン12にURPがアップデートされました。今回は、少し踏み込んだエンジニア向けにURPのナレッジを紹介しました。

1つは、URP12で追加された機能や設定、変更点について解説しています。もう1つは、コードを見せながらカスタムシェーダーの書き方を紹介。最後に、URPのレンダーパイプラインにオリジナルの描画パスを追加し、レンダリングの動作に変化を加えられる「Renderer Feature」を説明しています。

今後、UnityのデフォルトレンダーパイプラインはURPに置き換わる予定です。URPを検討するためにも、ぜひ動画を参考にしてみてください。

【CEDEC 2022】HDRPに搭載されている機能で作る「自然景観」

高性能ハード向けレンダーパイプライン「HDRP」には、写実的な景観作成を行うための機能が揃っています。HDRPの機能を活用した写実的な景観の作成について紹介します。

冒頭は、空や雲、地形、植生、海、川など景観を構成する6つの機能を取り上げ、それぞれの導入の手順と機能の概要について解説します。

次に、樹木に特化したモデリングソフトウェア「SpeedTree」で制作した「Tree(樹木)」「Details(低木)」のオブジェクトや、3D制作向けツール「Adobe Substance 3D Player」で制作した「Terrain Layers(地形)」用のテクスチャを、それぞれUnityのアセットとして持ち込む手順について説明しています。

そして、無料のサンプルデモシーン「Unity Terrain-HDRP Demo Scene」をベースにしながら、前半で紹介した機能や外部ツールで作成したアセットを使って、写実的な景観を作る実際の様子をご覧になれます。

動画の終わりは、HDRPを活用した制作事例を紹介。どのような機能を使ったか、どういったことに注意したかについて解説しています。

HDRPによって、海や雲、空などの表現が誰でも簡単に作成できます。ぜひ一度チャレンジしてみてください。

【CEDEC 2022】ネットワークソリューション「Netcode for GameObjects」のサンプルで学ぶ、co-opゲームの作り方

Unityが開発中のネットワークソリューション「Netcode for GameObjects」の最新情報について、サンプルプロジェクトの「Boss Room」を使って紹介します。

動画では、Boss Roomがどのように構築されているかを解説。具体的には、「基本的なセットアップ」や「キャラクター選択での処理」、「インディーゲームの処理」について語られています。

最後に、マルチプレイヤーゲームのネットワークを支えるNetcode for GamObjectsのデバッグに役立つ機能を紹介。ネットコードの処理を確認できる「Profiler機能」、どのくらいデータを通信しているかを確認する「Runtimeでのモニター機能」について説明しています。

Unityでco-opゲームを作ってみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

【CEDEC 2022】ゲーム開発CI/CDによるバージョン管理とPlastic SCMの活用方法を学ぼう!

チームでゲーム開発を行う際に、バージョン管理を正しくすれば、バグを早期発見でき、ゲームの質を向上することができます。

動画ではバージョン管理ソリューション「Plastic SCM」をゲーム開発のCI/CDでどのように活用すると良いかを紹介します。動画内ではPlastic SCM自身が自社のソフトウェア開発でどのようにPlastic SCMを利用しているのか、Plastic SCMを使った事例をいくつかご紹介しています。

バージョン管理に悩んでいる方、ぜひ動画を踏まえてPlastic SCMを導入してみてください。

【CEDEC 2022】Unity Mediationを使ってモバイルアプリの広告収益を最大化しよう!

「Unity Mediation」とは、モバイルアプリの広告収益を最大化するためのツールです。アプリに導入すると、モバイル広告の売上増加や開発コストを押さえるための手助けとなります。

動画の前半では、広告の売上が伸びる仕組みやUnity Mediationの導入方法について解説します。また後半では、ダッシュボードの使い方について紹介しています。

Unity Mediationは、モバイルアプリのマネタイズを担当している人にとって非常に有益なツールです。アプリのマネタイズ経験があまりないという方も、ぜひ一度触ってみてください。

【CEDEC 2022】UnityでPlayStation VR2の次世代ゲームを開発しよう!

Unityは、PlayStation 5向けの新型VRヘッドセット「PlayStation VR2」のゲーム開発に対応しています。「XR SDK」が搭載されているので、Unity上で様々なプラットフォームに対応をしたVR作品を一貫した開発環境で開発できるようになりました。

動画では、Platstation VR2に搭載されている機能を説明しています。また、Platstation VR2向けに開発する際に、Unityに期待できること、既存の機能がどれくらい活用できるかについても解説しています。

ぜひ、Unityを活用してPlatstation VR2向けの新たなゲームを開発してください。

5分でわかる!3D都市モデル「PLATEAU」 を楽しむためのUnityの使い方

PLATEAU」は、2020年度にスタートした国土交通省のプロジェクトです。スマートシティをはじめとしたまちづくりのDXを進めるため、3D都市モデルの整備・活用・オープンデータ化を推進しています。

動画では、2022年8月6日にオンラインで開催された「3D都市モデル PLATEAU LT 02」の内容を再編集したものを公開しています。

Unityでは、3D都市モデル「PLATEAU」のデータを直感的に扱うことができます。動画では、3D都市モデルデータの扱い方や高精細モデルデータ「LOD2」の軽量化などを5分で解説しています。

Unityを使って、PLATEAUの都市モデルを自由に活用してみませんか?

【Unity/HDRP】パストレ時間が超短縮!デノイザを使ってみよう

より厳密でリアルなレンダリングをする「パストレーシング」は、カメラから光線を送り、光線が反射することを活用してリアルさを表現しています。

パストレーシングの弱点は映像のノイズを取り除く大変さです。このノイズは、Unity 2022.2に搭載された新機能「OptX  Denoiser」「Open Image Denoise」を使えば、簡単に減らすことができます。

動画では、この2つの機能を使ってノイズを削減する方法について紹介します。

「OptX  Denoiser」は、機械学習技術を応用し、レンダリングした画像からノイズを除去します。「Open Image Denoise」は、レンダリング時間を大幅に短縮できるオープンソース・ライブラリーです。

これらの機能を使うことで、従来よりも時間の短縮が可能になりました。宣伝用の高画質画像を作成したり、さまざまなケースで活用できます。Unityを活用する際に、覚えておきたい機能の一つです。


今後もUnity Japanチャンネルではみなさんの制作に役に立つ情報を、楽しくわかりやすくお届けしていきます!

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