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創作にドラマあり 厳選記事集

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2020年12月4日~2021年1月8日にかけて、noteとUnity Japanで実施したお題企画「#創作にドラマあり」において、選者であるUnity Japanが厳選した記事…
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#小説

100日間マンガを描いたら、キャラクターがこちらに語りかけてきた

水島新司は、原稿を描き終えるまで、そのストーリーに出てくる試合がどんな結果になるのかわからないらしい。 浦沢直樹は、自分のマンガのキャラクターがいつも勝手な行動を取るので困ってしまうそうだ。 「左ききのエレン」のかっぴーさんはインタビューで、「脳内にいるキャラクター達が会話しているのを聞いてセリフに書いているだけ」と言っていた。 いや、さすがに無理あるでしょ 正直そう思ってました。物語やキャラクターは作者の頭の中から生み出されるものなのだから、キャラクターの発する言葉はお

noteで出来た仲間と一緒に何かを作る「ドラマ」と一人じゃ出なかった「アイデア」の話

おとといから始まった「 #創作にドラマあり 」というタグ。私のためにあると思った。2カ月ちょっとの間にたくさんの方と共作させて頂いて、そこには一つ一つのドラマがあったのだから。そして、決して一人では出ることのなかった新しいアイデアもあった。 描ききれてない方、書ききれていない方 たくさんいらっしゃいます。本当にゴメンなさい あと上の絵は自分だなと思ったら きっとあなたです。 ❋ ❋ ❋ 通常の記事であれば、結論が先。でもこの記事ではそれは私の意にそぐわないのです。その前

マスターベーションの中のきらめきを写し取りたいだけ

文章を書く気力が萎えている。しかもけっこう長い期間。毎日毎日来る日も来る日も狂ったように何かしら言葉を紡いでいたわたしがよもやこんな気持ちになるなんて、と自分でも愕然としている。書いていないと落ち着かない、そんな気性の持ち主であったはずなのに。 小説やエッセイはまだいい。問題なのは仕事の方だ。物を書く仕事なのに書く気が起きないんじゃオハナシにならない。真っ先に疑ったのは、うつの再発だった。でも、やっぱり違うと思う。 あのときのような死の淵を漂っている感覚は、たしかにない。