大学院での学び(創業までの道のり⑫)
現在、仕事の傍ら、大学院に在籍しています。
国内の経営大学院で、経営学修士(MBA)を目指しています。
そして、現在では、それに創業準備が加わったため、仕事と大学院と創業準備の3つのわらじを履いています。
もともと経営に興味がありました。
ビジネス書などを読み漁り、自己啓発に励んできたものの、独学では限界も感じていました。
3年くらいの準備期間を経て、大学院を受験。
在籍しているのは社会人大学院のため、仕事をしながらの方がほとんどです。
そのため2年で卒業する方は3~4割くらいの少数派ですが、私の場合はあと半年で2年での卒業を目指せるところまで、何とかたどり着きました。
大学院に入る前は、財務諸表(B/S)、損益計算書(P/L)と言っても実感がなく、苦手意識がありました。
しかし、大学院の学習ではいわゆる様々な会社の有価証券報告書を調べるのは日常茶飯事のこと。
だいたい100ページ以上の有価証券報告書から、財務諸表(B/S)、損益計算書(P/L)など必要な項目を探し出します。
ちなみに有価証券報告書については、公表されている分をくまなく閲覧し、重要な数字をエクセルに落とし込んでいきます。
20年分公表されている企業なら20年分を調べていきます。
一見、苦痛の作業ですが、有価証券報告書は企業の生きてきた証のようなもので、経営者の息遣いが手に取るようにわかります。
業績が落ちた時、上がった時で表記も違って、ドラマが感じられます。調べていくうちにその企業と気持ちが一体となり、時には有価証券報告書を調べるのが快感になる時もあります。
大学院の学習が創業に役立つのは、基本的な経営の知識が身につくため、その部分での不安がなくなること。
事業計画、資金計画などの作成も、学習した知見が活かせます。
ただ、創業に肝心なのは、自身のやりたいこと、実現させたいことの中身です。
あと半年、それを体系化しながら、資金調達できる事業計画、資金計画の作成に取り組んでいきたいと思います。