相続発生!保険契約はある?まとめて調べてもらう制度があります。
こんにちは、ユナイトnote担当です。
相続が発生した時、被相続人(亡くなった方)の保険契約があるかは非常に重要な問題です。
しかし、保険証券などが見当たらず、契約の有無がわからないということも考えられます。
今回は、そうした事態に利用できる「生命保険契約照会制度」を取り上げます。
■生命保険契約照会制度は契約の有無を確認する制度です。
亡くなった方の親族が、生命保険協会に問い合わせることで、各保険会社の契約の有無をまとめて確認してもらえる制度です。
照会者(複数も可)が保険金の受取人の時は、その旨も教えてくれます。
それ以外の細かい保険内容までは教えてもらえません。
あくまでどの保険会社に契約があるかだけを調べてくれるものとお考えください。
手続きも行えませんので、該当の保険会社に連絡をして手続きをする必要があります。
また調査対象となる契約は、照会受付日現在有効に継続している個人保険契約で、死亡保険金支払済、解約済、失効等であるものは含まれないようです。
照会事由が死亡の場合は、死亡日まで最低3年間は遡って調査します。
ちなみに似たような名前で契約内容登録制度・契約内容照会制度というものもありますが、今回取り上げた生命保険照会制度とは違うものです。
こちらは、保険会社が他社での契約内容や支払い状況などを確認するためのものです。
■利用は有料です。インターネットで自身が照会者に該当するか確認して進められます。
この制度を利用するには、利用料や公的書類、本会所定の医師の診断書等が必要です。
利用料は、対象親族1名につき3,000円です。
契約の有無は関係なく費用が発生します。
それなりの手間も費用もかかりますので、制度を利用する前に再度確認いただくことをお勧めします。
以下に確認内容の引用とリンクを貼りますので、必要な場合にご利用ください。
まず関係者で確認いただくことが前提と考えられており、最後の砦のような役割になっています。
■まとめ
通常保険契約をすると契約者には保険証券が送られてきます。
また契約の現在の状況が毎年通知もされていると思います。
しかし、web約款やweb保険証券、メールでの通知など、便利さやコスト減になる一方、外部にわかりにくくなってきている面もあります。
いざという時に保険金を請求するのはご自身ではないこともありますので、いざという時にわかるようにされておくことをお勧めします。
なお生命保険契約照会制度は有料の制度ですが、無料で利用できる場合があります。
大規模災害などの場合です。
此度の能登半島地震の被災地域の方々は、無料での利用も可能のようですので、必要に応じてご利用ください。
お忙しい中、最後までお読みいただきありがとうございました。
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