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そこにある歪さに私は惹かれた。-Dig up the memory- vol.11 浅川マキ / MY MAN


浅川マキ / MY MAN / ETP90154 / EX-/EX / 帯なし/歌詞カード付/インナーヤケ/渋谷毅,森山威男参加

浅川マキは私のとって非常に思い入れのあるアーティストである。 自分の人生において、一つの道標になっている様な気もする。 初めて、このアーティストを知ったのは、大学生の時であった。 FUNK、SOULやJAZZなどの音楽を聴きながらも雑食的に様々な音楽を追い求めてく中で偶然見つけたアーティストである。 最初に聴いた曲はこの曲であった。
ノスタルジックさやハートフルな感じが胸に響いた。 また特に私の中で新しかったのは、音楽自体は童謡的でありつつも歌っている声は明らかに、歌のお姉さんや先生的ではない、不良としてのかっこよさがあるものを感じた。 そこにある歪さに私は惹かれた。

また浅川マキのレコードを手に取り、ジャケットの彼女の姿を通して感じる黒づくめのモダンさやダークな雰囲気により魅力を感じる。 そして私が20代前半になり、あるラッパーの方とよくライブをさせてもらっていた時期があった。その方も浅川マキをとても好んで聴いていた。 とてもセンスの良い人で遠征ライブなどにも連れて行ってもらい、とても影響を受けた。 彼はライブの前にSE的に7inchのレコードで浅川マキのアメリカの夜をかけていた。 深夜のHIPHOPのイベントで、その曲がかかるのはとても幻想的でかっこよかった。 アンマッチさなどはなく、ただただフロアの空気が研ぎ澄まされいく感覚があった。 私の思い出の曲のひとつだ。

そして30歳前後の頃、某音楽プロデューサーと頻繁に仕事をさせてもらう機会があった。 その方はなんと、レコード会社で若手社員の頃、浅川マキの担当についていた。私が浅川マキを好きでいた事を知っていたため、浅川マキとの話を多くしてくれた。 彼自身のnoteでも浅川マキについて書いてある。必見である。(下記リンク)

浅川マキは1拍が長い事、深い拍が大事と言っていたらしい。 この言葉の重みは音楽を長くやればやるほど感じる。 彼女の様に自分のスタイルを貫いていきたい。



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大林 亮三(おおばやし りょうぞう) 1990年9月7日生まれ。 2015年5月に自身がリーダーを務めるRyozo Bandにて DJ MURO(King Of Diggin')プロデュースによる7inch作品をリリース。 2017年にはJAZZ/HIPHOPバンドのSANABAGUN. に加入。バンド活動以外にも様々な分野でのスタジオセッションワーク、Jazz Funk プロジェクトにてロンドン・パリなど海外演奏も経てベーシストとしても国内外ともに活躍の幅を広げている。他にもアパレル・ブランド「ISSEY MIYAKE」のタイアップ映像の音楽制作や、ジャニーズ・ エンタテイメント / mix / ヒプノシスマイクなどといった大手企業コンテンツにも楽曲提供を行う。 2022 年には音楽劇『スラムドッグ $ ミリオネア』で劇伴演奏のバンドマスターを務める。
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