一枚のレコードとそれにまつわるコラムを書いていく話 -Dig up the memory-vol.1
はじめまして。SANABAGUN.とRYOZO BANDというバンドでBASSを弾いているRYOZOです。
今回、一枚のレコードとそれにまつわるコラムを書いていく話を頂きました。(レコードはUNISOUND RECORDSのお店に置いてあるモノから毎回ピックアップ)もちろん今もレコードは大好きなんですが、元々自分は20代前半という多感な時期に4,5年レコード屋で働いていたのもあり、レコードに関しては青春や思い出が色々詰まっているかもしれません。そんな思い出も混ぜ合わせつつ、良い感じに書いていけるよう頑張ります。よろしくお願いします。
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そんな記念すべき第一回はSister Sledgeの1979年のアルバム"We Are Family"をチョイス。
Sister Sledgeは1971年に女性版ジャクソン5を目指し結成されたヴォーカル・グループ。このアルバムではナイル・ロジャースやバーナード・エドワーズもプロデュースで入ってたりで中々洗練されたSOULやFUNKなトラックが多い。今もなお人気を誇るクラブクラシックスも多数収録。
そんなクラブクラシックスな名曲の一つ”Thinking Of You”という曲があって、こちら色んなアーティスにもカヴァーされており、有名所ではポール・ウェラーなどもカヴァーしている。カヴァーver.をオリジナルだと勘違いする良い例になりがちの曲でもあるかも。
私自身、この楽曲はLORD ECHOというニュージランドのバンドのカヴァーを聴いて知った。DISCOを得意とするバンドなのだが、レゲエやDUBのエッセンスを上手く取り入れるのが上手いバンドであり、低音がズッシリ効いた”Thinking Of You”を聴くことができる。2010年頃のリリースで自分がレコ屋で働き出したばかりの頃、その界隈では話題になったのを覚えている。サポートで入ったバンドでもカヴァーしたな。ベーシスト魂が燃えるアレンジである。
その後にレコ屋で働いていて知ったか、または一緒にLIVEした人に
教えてもらったか忘れたが”Thinking Of You”のオリジナルを知る。
やはりLORD ECHOのVer.とは違い、洗練されつつもしっかりと時代感あるサウンドとなっている。踊れるしメロウな楽曲は日本人やヨーロッパウケも良さそう。
ズッシリとしたベースでは無くブリブリとしたバーナードのベースにナイルの全盛期のチャキチャキ・カッティングは本家のCHICサウンドを強く感じる。極め付けは生ストリングス。この楽曲をリッチに仕上げるためにとても良い仕事をしている。
ナイル・ロジャースのプロデュースワークの中でも本人も認める名盤となっており他の楽曲も良曲多し。カヴァーも色々されてるだけあってダンスクラシックの一つの完成形としてお手本にしているアーティストも多いのではなかろうか。
ロマンチックに踊りたい時はこの一枚をフロアでかけよう。
funk!!
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海外での人気も高い「Get Lost」「CITY」に続く Ryozo Band の 3rd アルバム「Utopia」がリリース! AFRO BEAT のエッセンスを取り込んだ FUNK の曲が多く、聴き応え抜群。 表題曲の「Utopia」は Ryozo Band が得意とするパーカッションが効いた生バンド Groove、 ハウスチューンとなっている。
LP | BDRD-1011 3,520円(税込)
7/10には青山 月見ル君思フにてリリースパーティーを開催!!
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