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皆様みなさま、ご機嫌きげんよう。

わたしはしがないかたです。

さて、今回こんかいはお盆休ぼんやすまえからはじまります。

早速さっそくですが、新卒しんそつひとあつまる集合教育しゅうごうきょういくから。

建速たてのはや ほまれ「さて!今回こんかい集合教育しゅうごうきょういくはここまで!」
夏海なつみ 醒治せいじ「ありがとうございました〜♪」
建速たてのはや ほまれ「もうすぐお盆休ぼんやすみだね!」
夏海なつみ 醒治せいじ「そうですね♪」
建速たてのはや ほまれ「さて、みんなさ、なんかお盆休ぼんやすみこんなことしたいとかある?」
薔薇島ばらしま 千寿ちとせ「わたくしは…、ドルチェ1周しゅうしたいなぁ〜っておもってます!」
建速たてのはや ほまれ「いいね!…今度こんどさ、みんなでレストランでいいのべない?おすすめのメニューがあってさ!」
蕃石ばんじ 真斗まなと「いいっすね!」
薔薇島ばらしま 大和やまと「まぁ、わるくありませんよ」
夏海なつみ 醒治せいじ「ワタシも♪」
風李かざり 優輪ゆわおれも」
花都はなみやこ 美彩みいろぼくもまぁいいかな」
建速たてのはや ほまれ金藤こんどうさんは?」
金藤こんどう 実花沙みかさ遠慮えんりょします。ほか予定よていがあるので」
薔薇島ばらしま 大和やまと「?」

おや?さっさと1人ひとりだけ会議室かいぎしつからようとしてます…???

建速たてのはや ほまれ「ほ、ほか予定よてい?」
金藤こんどう 実花沙みかさほか予定よていなにかって?ひとのプライバシーに干渉かんしょうしないで。同僚どうりょうってるのでおさき失礼しつれいします」

パタン…。

薔薇島ばらしま 千寿ちとせ「えっ…?」
薔薇島ばらしま 大和やまと実花沙みかささん…」
建速たてのはや ほまれ「あの一体いったいどうしちゃったんだろう…?」
夏海なつみ 醒治せいじ「う〜ん…」
花都はなみやこ 美彩みいろ「(実花沙みかさ…)」
風李かざり 優輪ゆわ「さっきまで機嫌きげんよかったのに…」
建速たてのはや ほまれ「うーん、実花沙みかささんは6連勤れんきんになるからおつかれなんだね…。みんなもそろそろ仕事しごとしよっか!」
薔薇島ばらしま 千寿ちとせ「はーい!」

千寿ちとせたちは仕事しごとかいました。

昼休憩ひるきゅうけい時間じかんでは…?

魔華国まかぐに 月美弥つくよみ千寿ちとせ、みんな、おつかれ」
薔薇島ばらしま 千寿ちとせ月美弥つくよみさん!おつかさまです!」
魔華国まかぐに 月美弥つくよみ「いつものおれいにこれを」

美味おいしそうなお菓子かしされました!

薔薇島ばらしま 大和やまと「ありがとうございます」
花都はなみやこ 美彩みいろ「あ、実花沙みかさ!」
金藤こんどう 実花沙みかさ「…」
魔華国まかぐに 月美弥つくよみ「おつかさま金藤こんどうさん」
金藤こんどう 実花沙みかさ「…えぇ、はい」
魔華国まかぐに 月美弥つくよみ「これ、よかったら…」
金藤こんどう 実花沙みかさ「いりません。うちにいっぱいあるので」

スタスタスタ…。

魔華国まかぐに 月美弥つくよみ「…?」
薔薇島ばらしま 大和やまと実花沙みかささん…」
薔薇島ばらしま 千寿ちとせ一体いったいどうしたんでしょう…」
花都はなみやこ 美彩みいろ「…、月美弥つくよみさん、このまえ実花沙みかさなにいました?」
魔華国まかぐに 月美弥つくよみ「い、いえ…。…、わたしなにかまずいことでも…。あら、みんな!そろそろ休憩時間きゅうけいじかんわるからっておいで」
薔薇島ばらしま 千寿ちとせ「は、はい!!ごちそうさまです!」

そして…、仕事しごとわりました!

今日きょう定時ていじがれたようです!

食堂しょくどうには実花沙みかささんがいました!

薔薇島ばらしま 千寿ちとせ実花沙みかささん!おつかさまです!」
金藤こんどう 実花沙みかさ「あっ!おつかさまです千寿ちとせさん!」
薔薇島ばらしま 千寿ちとせ「6連勤れんきんつかさまでした…!」
金藤こんどう 実花沙みかさ「ありがとうございます!…、その、集合教育しゅうごうきょういくとか休憩時間きゅうけいじかんでそっけない部分見ぶぶんみせちゃって…、ごめんなさいね」
薔薇島ばらしま 千寿ちとせ「いえいえ!…あっ、ちょっとそこの廊下ろうかはなしましょっか!まりのところ!」
金藤こんどう 実花沙みかさ「そうですね…!あっちにきましょうか」

実花沙みかささんたちはかえまえ廊下ろうかまりに移動いどうしましたよ…?

薔薇島ばらしま 千寿ちとせ実花沙みかささん、最近調子さいきんちょうしがよろしくないみたいですが…、大丈夫だいじょうぶですか?」
金藤こんどう 実花沙みかさ「…、さすがするどいですね…。…、いいなぁ…、千寿ちとせさん、 大和やまとさん、真斗まなとさん、優輪ゆわさん、 美彩みいろ…、あたらしい仕事しごとさせられて…」
薔薇島ばらしま 千寿ちとせ「…え?」

実花沙みかささん…?

金藤こんどう 実花沙みかさ「なかなかあたらしい仕事しごとさせてもらえないの、わたくしくらいですよ。この工程こうていなかで。…とはいっても、もうべつ工程こうてい異動いどうしましたけどね」
薔薇島ばらしま 千寿ちとせ「…そうなんです…?」
金藤こんどう 実花沙みかさ「…このまえ特定とくていひとだけのカウンセリング、あったじゃないですか」
薔薇島ばらしま 千寿ちとせ「は、はい、ありましたね…。って、ごめんなさい!このまえ結奈ゆなさんに実花沙みかささんもパワハラされてるってっちゃいました…!ごめんなさい!!」
金藤こんどう 実花沙みかさ「いえいえ!ありがとうございます!おっしゃっていただいて…!だれにも相談そうだんできなかったのでむしろたすかりました…!」
薔薇島ばらしま 千寿ちとせ「ほっ…」
金藤こんどう 実花沙みかさ「それはさておき。…面談めんだんわたしだけあたらしい仕事しごとおぼえさせてもらえないって不満ふまんって…、工程こうていリーダーと管理者かんりしゃ相談そうだんするってうかがったんですけど…、ゴールデンウィークけからどうも上手うまくいかないみたいで…」
薔薇島ばらしま 千寿ちとせ実花沙みかささん、仕事しごと1ばんテキパキしててベテランさんよりすっごくはやいのに…」
金藤こんどう 実花沙みかさ「…まっ、仕方しかたないです!こんなのでクヨクヨしてちゃあ仕方しかたない!…でも、忠告ちゅうこくさせてください」
薔薇島ばらしま 千寿ちとせ「?」
金藤こんどう 実花沙みかさほまれさんのことをしんじてはいけません。あのひとなにもしないし適当てきとうです」
薔薇島ばらしま 千寿ちとせ「…え!?」
金藤こんどう 実花沙みかさ「あのひと行動こうどうするかいなかのなみはげしすぎます。…報連相遅ほうれんそうおそいし傲慢ごうまんだしあやまることもらない」
薔薇島ばらしま 千寿ちとせ「そ、そんな問題もんだいがあるひとなんです…?でも、キャリアコンサルタントですよね…」
金藤こんどう 実花沙みかさ残念ざんねんだけどああいうひとなのよ…。何度なんど相談そうだんしたけど、結局けっきょくあのひとはあんまりうごいてくれないよ」
薔薇島ばらしま 千寿ちとせ「え…、そういうことが…」
金藤こんどう 実花沙みかさほまれさんをるたびにだんだんイラってしてきちゃって…」
薔薇島ばらしま 千寿ちとせ苦手にがてひとるとそうなりますよね…」
金藤こんどう 実花沙みかさ「えぇ…。そういうわけでなに相談そうだんしたいときほまれさんにうのはやめたほうがいいです。相談そうだんするなら木田きださんに」
薔薇島ばらしま 千寿ちとせ突然とつぜんのことで動揺どうようしていますが…、こころめます」
金藤こんどう 実花沙みかさ「おねがいします」
花都はなみやこ 美彩みいろ「おーい!2人ふたりとも!はやくしないと電車でんしゃるぞ!」
金藤こんどう 実花沙みかさ「わっ!まずい!ごめんなさい!このはなしはまた今度こんどで!」
薔薇島ばらしま 千寿ちとせ「はい!貴重きちょう情報じょうほうをありがとうございます!!」

このあと千寿ちとせ仲間なかま合流ごうりゅうし、かえるためにえきかったのでした!