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車の実技試験

学科試験の合格確定後に、その場で係の人が実技試験の予約を取ってくれる。次の日から旅行の予定だったので約1か月先を希望し、朝、10時の試験を予約を得た。

当日15分前に会場に到着。バイクのテスト中だ。入り口には5台ほどの車が並んでいる。まだ入れない。10時15分ごろ、ようやく会場に車ごと入れた。私は6番目に入った。後ろには10台くらい並んでいる様子。ドライビングスクールの車もちらほら。それらの車は少し小さめのトヨタ。きっと小さいと駐車が楽だよね。いいな。隣の車の女の子は緊張している様子で、教官にいろいろ質問していた。ちょっとイケメンの係の人が受験者の名前を1台ずつ確認し始めた。緊張をほぐす言葉をかけてもらった。そして優しく試験の流れを説明してくれた。ゆっくりで大丈夫だよって言ってくれた。

事前にグーグルマップでコースを見ていた。会場はとても小さい。ワンブロックだけ。上りの坂道、下りの坂道、角にロータリー、縦列駐車ができるようになっている。小さいから、スピードは出せない様子。速度制限20k/hの標識が見える。

その後待つこと、15分。はじまった。

まずは、坂道発進。結構きつい坂道。一応、係の人はエンストしてはいけない、そして下がってもいけないと説明。かなりの確率でエンストしているし、下がってもいる。でもそのまま続行。多めに見てくれているらしい。私も、1度エンストして少し下がってしまったけど、次に進むことができた。坂道を下って、左折。

続いてジグザグ走行。だけどちょっと渋滞。少し待つけど、後ろにも車が来ているので、ジグザクも開始。ゆっくりやった。それでも前に3台ほど車が待っている。全部する前に、次のロータリーのため、待つことになった。

ロータリーはバックで時計回り。基本バック走行は禁止なはずなんだけど、テストではしなければならない。苦手なところなので、練習もたくさんした。

テスト会場では練習することができないが、練習会場が別にある。ネットで日時を選んで、支払いも済ませておくと練習できるシステムだ。料金は自家用車は1回150アルゼンチンペソ(2022年3月)。スクールの車は少し安いみたい。時間は45分間。練習会場は広い。バック走行の部分も3種類ある。でもロータリーはない。坂道も2種類。駐車も、縦列、45℃駐車右側、左側。ジグザグ。信号もある。

女の子がバック走行しているけど、ちょっと膨らんでいる。次の瞬間、コーンを踏んでしまった。それで、終了のようだった。係の人が誘導している。外に出なければならないようだ。

彼女は怒っている。たぶん、一度の失敗で退場になったからだろう。チャンスをくれなかった。ここでは失敗は許されないらしい。次の男の子は、車が大きいけどスムーズに最後まで到着。

次は私だ。超緊張。ゆっくり始めた。ゆっくりでいいと言っていたから、大丈夫。鏡じゃなくて、窓から目視で路肩をガイドにしながら、バックした。ほんとにゆっくり慎重にやった。右側を見る余裕はなかったけど、無事に最後までぶつかることなく到着できた。そのまま前に直進して右折。右折の前に停止のサイン。忘れずに一時停止してから右折した。

次は縦列駐車だ。3か所ある。係の人が一番近い所を指示してきたけど、する前に場所が変更。いちばん遠い所になった。駐車するとことまでの距離は良かったと思う。

右にハンドルきって、バック。

ハンドルをまっすぐにして、少しバック。

左にハンドルきって、バック。

路肩にタイヤがぶつかった!

あー!


係の人が来て、もう一度立て直してするように言ってきた。

チャンスをもらえた!

一度出て、初めからやり直した。

右にハンドルきって、バック。

次は左にハンドルきって、バック。

うまくいった!

係の人は、コンテナハウスの隣の駐車場に止めて、小屋の前の人に終わったことを伝えるように言った。どうやら、合格したみたい。駐車して、係の人の質問に答える。タブレットで操作している。小屋の中に入って、自分のデータを確認。後は印刷を待つのみ。10分位で免許ができた。免許と初心者マークのPの紙のカード2枚をもらって、全行程終了。初心者マークのPはスペイン語のprincipianteのP。これを初心者のうちは車に表示しなければならない。でも、これを付けていると、よく煽られたりするらしいので、ほとんどの人はつけてないみたいだ。

なにはともあれ、免許取得できた。


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