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慣行農法か自然農法か

団粒構造が仕上がるのに5年かかった。
海に近いので、元の土質はほんまにビーチです。

上:うちの畑
下:隣りの畑

毎年思うけど、だいぶ様子が違う。隣りの畑のおばちゃんはいわゆる農薬は使ってないけど、簡易的な農薬(家庭菜園用の、シュッとひと吹きするタイプの薬剤)を活用しつつ、慣行農法なので畑に草は一本も生やさない。

化学肥料はめっちゃ使ってはる。というかこの「ビーチ畑」の場合、フツーの畑よりも30%くらい余分に肥料入れなあかんらしい。化学肥料あげると、うちと比べるとすごい勢いと速さで育つ。

うちの畑はほぼ無肥料。化学肥料はまったく使ってない。わざわざ使いたくないのもあるけど、そもそも化学肥料は使い方がようわからん。ボカシ肥料と骨粉入り油粕をたまに撒くだけ。そうするとテキトーにナメクジとかダンゴムシが来て肥料を食べて出すと分解され、しばらくすると植物にユルく効く。

で、そんなスピード感やから、うちの作物は育つの遅い。けど丈夫。

どっちがええとも悪いとも。そういうことではないんやけども、うちの畑の方が生き物が賑やかで見てておもろいし、観察のし甲斐がある。

振り返ればはじめの頃マメコガネが大発生したり、カメムシが大発生したり、いろんな年があったけども、6年目にしてやっとこの畑の生態系が安定してきた感はある。

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