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文明と生態系(400文字)

 鹿野司さんというサイエンスライターがいらっしゃった。
 SFマガジンでのコラム連載などしており、著書「サはサイエンスのサ」で曰く、人類が死守すべきものが二つあると。
 この文明と生態系。地球上のエネルギー資源は露天掘りなどで入手できるものは大半が取り尽くされている為文明の完全な破壊が起きると複雑な化学製品も精緻なMPUも数千年単位で造れないものとなる、と。
 確かに、生存可能な大気組成が失われたらそこで文明も終焉である訳だし、百数十年後には労働環境法規に触れるレベルまで二酸化炭素濃度が上昇し八時間労働が不可能になるという話もあるわけだし。
 ライターの論は展開し生態系破壊の元凶はなにかと言うと人口過剰だという。
 ふと、解決はバイオスフェアの生命に対し、根源的畏敬やワンネスの感情、それが恒常化されてからだろうとふと考え。

 文明が破壊されぬよう、たまには心配してみるのだけれど。
 

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