見出し画像

【ターゲット一新】タカガールから見るデザインターゲットの一新とペルソナの重要性

こんばんは!unique box の shimao です!

本日はタカガールデーでした!!

今日は好きなサイトであるソフトバンクホークスのサイトを解剖していきます!解剖から見えたターゲット設定が面白かったのでぜひ共有させていただきます。

はじめに

WEBサイトを制作する際、ペルソナ設定を十分に吟味しないと "ただ作っただけのWEBサイト" になってしまいます。

ペルソナとは

ターゲット像を具現化した、仮の人物のこと。名前、年齢、性別、普段の行動や趣味、性格など、そのそれぞれを具体的に書き起こし、ターゲットの行動を明確にし、心理的に行動に至る仮説を立てる指標。

どういったペルソナを設定すれば効果的なWEBサイトになるのか実際に成功したサイト事例をもとに紹介していきます。

画像4

福岡ソフトバンクホークス「タカガール」

https://wing2.softbankhawks.co.jp/ex/takagirl/

画像1

ペルソナ A 

森田 桜さん  23歳女性 福岡県出身 会社員 職業:化粧品会社事務 趣味:YouTubeで面白い動画を見ること。tiktokは学生の頃友達としていた。

父親の影響で子供の頃からソフトバンクホークスのファン。週末や平日の空いた日は彼氏や友達と球場へ観戦しにいく。

__________________

ペルソナ B

福田 かおるさん 25歳女性 福岡県出身 会社員 職業:受付 性格:キャピキャピ系 趣味:旅行、買い物

彼氏の影響でスポーツに興味をもつ、月に2.3回ほど球場に観戦しにいく。自発的に行くよりかは連れて行かれることがほとんど。

目的・ゴール

野球 = 男性のものという固定概念を崩すこと。ファッション性のある女性用ユニフォームを制作。「タカガール」と称し、ソフトバンクファンの女性をキャラクター化することにより女性を球場に集客することが一番の狙い。

また、「タカガール」という女性を創ることにより、男性ファンの囲い込みを相乗効果で狙う。

ペルソナからデザインの落とし込み

ペルソナに刺さるようにデザインを落とし込んでいく。

色はペルソナ女性(20代)を意識したピンク色主体のデザイン。ファーストビューでは可愛く着飾れる観戦者のなりたい姿を「映え」を意識して表現する。装飾などはいっさい置かず、タカガールとキャッチコピーのみにし、"イメージ先行型" の手法でデザイン。

イメージ先行型とは、購入したその先の未来を想像させ、なりたい姿を想起することにより購買意欲を増幅させること。ex)MacBookを売る時に代官山の蔦屋書店でMacBookを使用している様子を見せることにより購入意欲が掻き立て販売に至る手法のこと。

フォントはTOKYO girl'scollectionのようなすこし気品のある明朝系フォントを使用。

ユニフォームデザインは複数案あり、SNSでの人気投票を募り決定している。ファン参加型のサイト構成にし、より認知しやすく集客導線を引いている。

画像2

画像3

まとめ

ペルソナを設定することによりサイトデザインのなぜこの色?なぜこのフォント?なぜこの構成順序?をより明確化することができます。クライアントワークなどでは、なぜ?が提案価値として強く求められます。

乖離(カイリ)しすぎるペルソナ設定は、実際のコンバージョンに至らない結果に繋がりますが、目的とマーケティングが整っていれば乖離しているように見えるペルソナ設定でもOKです。今回の事例で言うと、野球 = 男性的デザインを女性ターゲットに向けたデザインに大幅改訂していますが、成功に至った道筋としては、マーケティングデータにより女性の集客がある程度できていて、起爆剤としてWEBサイト刷新に至ったととらえます。

ペルソナ設定は、どの男性にしようか?と普通考えるはずだが、大きな方向転換に吹っ切ったところが面白い。

新商品の発売や、思うように商品が売れない際、ペルソナの存在が重要となります。多角的にペルソナを想定し、コンバージョンに結びつく提案を考えていきましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?